さらに上質な走りを追求したスポーツクーペ「レクサスRC/RC F」の改良型がデビュー
2022.12.22 自動車ニュース![]() |
トヨタ自動車は2022年12月22日、レクサスのスポーツクーペ「RC」「RC F」に一部改良を施し、2023年1月9日に発売すると発表した。
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今回の製品改良では、「Always On」という思想のもと、さらに上質な走行性能が追求された。
足まわりを中心に仕様を変更しつつ、テストコースで走り込みを実施。よりダイナミックかつ上質な乗り心地が得られるよう、細部に至るまで改良したという。運転支援システムの機能も拡充。マルチメディアシステムの使い勝手も向上している。
具体的な改良点は、以下のとおり。
■RC/RC F共通
- ホイールの締結にワッシャ付きハブボルトを採用し、締結力の強化とバネ下質量の低減を図ることで優れたハンドリング性能を実現。
- ハブボルト締結による高剛性化と乗り心地のよさを両立させるべく、トヨタテクニカルセンター下山での走り込みを行うなかで、ショックアブソーバーの特性やAVS(Adaptive Variable Suspension system)、電動パワーステアリングの制御を最適化し操縦安定性と乗り心地を改善。
- 事故の防止や交通事故死傷者のさらなる低減と、ドライバーの負担軽減を目指し、「Lexus Safety System+」の機能を拡充。具体的には「プリクラッシュセーフティ」の対応領域を拡大するとともにドライバーの操舵をきっかけに車線内で操舵をアシストする緊急時操舵支援などの機能を追加。さらに、高度運転支援機能「レーントレーシングアシスト」の車線認識にAI技術を活用することで支援の範囲を広げ、「レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付き)」にはカーブの大きさに合わせてあらかじめ減速するカーブ速度抑制機能を追加した。カメラで主要な道路標識を読み取りディスプレイに表示する「ロードサインアシスト」も採用。
- マルチメディアシステムは直感的な操作が可能なタッチパネル式のディスプレイを採用し、ドライバーの操作性を向上。
- ディスプレイのタッチスクリーン化に伴い、インストゥルメントパネルアッパーのデザインを変更。サイドレジスターの形状を、メーターや時計、エンジンスイッチなどと同様の丸型に改めた。
■RCのみ
- 「走りへの情熱を駆り立てるスポーティーなデザイン」を追求した“Fスポーツ”専用のENKEI製ホイールを新規設定。
■RC Fのみ
- フロントとリアのボディー剛性のバランスを見直し、さらにDレンジパドルシフト変速制御を改良することで、より気持ちのいい走りを追求。
- 切削光輝やスーパーグロスブラックメタリック塗装などの表面処理を施した、新たなホイールデザインを採用し、RC Fにふさわしいハイパフォーマンスを表現。
- ブレーキペダルを踏んで停車するとブレーキがかかったまま保持されるブレーキホールド機能付きの電動パーキングブレーキを全車に標準装備(※RCには設定済み)。
レクサスRC/RC Fのラインナップと価格は以下のとおり。
【RC】
- RC300:581万4000円
- RC300“バージョンL”:632万6000円
- RC300“Fスポーツ”634万4000円
- RC300h:626万2000円
- RC300h“バージョンL”:677万4000円
- RC300h“Fスポーツ”679万2000円
- RC350:662万9000円
- RC350“バージョンL”:714万1000円
- RC350“Fスポーツ”735万2000円
【RC F】
- RC F:1058万円
- RC F“カーボンエクステリアパッケージ”:1138万円
- RC F“パフォーマンスパッケージ”:1455万円
(webCG)