トヨタは特別な「GRヤリス」とこだわりの“AE86改”を披露【東京オートサロン2023】
2023.01.14 自動車ニュース![]() |
トヨタ自動車は2023年1月13日、東京オートサロン2023の会場でプレスカンファレンスを開催し、高性能ハッチバック「GRヤリス」やAE86型「カローラレビン」「スプリンタートレノ」をベースとするカスタマイズモデルを発表した。
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カーボンニュートラル時代の楽しみを提案
「クルマ好きを誰ひとり置いていかない」をテーマに掲げ、ブースを構えたトヨタ。プレスカンファレンスではオープニングから豊田章男社長が姿を見せ、「2023年の日本は“クルマ好きの思い”を世界に発信していくチャンスの年」「クルマ好きだからこそできるカーボンニュートラルの道がある」などと熱弁を振るった。
そうした考えを具体化したカスタマイズカーとして、自らステージ上のカローラレビン、スプリンタートレノを紹介。このうちレビンのカスタマイズ車「AE86 BEVコンセプト」は、もともと搭載されていたエンジンをモーターに換装したうえで、マニュアルトランスミッションを介して走らせるというピュアEV。クラッチペダルとシフレバーを使って操作する点には、カーボンニュートラルの時代でも“愛車”を楽しむためのチャレンジとしてこだわったという。
もう一台、トレノベースの「AE86 H2コンセプト」は水素エンジン搭載車。ただし、同社がモータースポーツの場で開発を進める既存の「GRカローラ」用水素エンジンを持ち込むことはせず、トレノのオリジナルエンジンを水素エンジン化しているのがポイントだ。
続いて登壇したGRカンパニーの佐藤恒治プレジデントは、GRヤリスベースの2台のコンセプトカー「GRヤリスRZ“ハイパフォーマンス・セバスチャン・オジェ エディション コンセプト”」「GRヤリスRZ“ハイパフォーマンス・カッレ・ロバンペラ エディション コンセプト”」も披露。これらはWRC (世界ラリー選手権)の参戦経験を生かして開発したという高性能モデルで、車名にあるとおり、トヨタのワークスドライバーであるオジェとロバンペラ両選手の好みやこだわりが色濃く反映されている。
ほかにもトヨタのブースには、2022年のヒストリックラリーで優勝した「セリカ」やレーシングドライバー佐々木雅弘選手用のAE86、その佐々木選手がプロデュースした「レクサスRZ」ベースのコンセプトモデルなどが並び、スポーツ色の濃い展示内容となっていた。
なお、2022年に多くの注目を集めた新世代クラウンこと「クラウン クロスオーバー」のカスタマイズモデルはトムスのブースに、新型「プリウス」のカスタマイズモデルはモデリスタのブースに、それぞれ展示された。
(webCG)
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