「ランボルギーニ・ウラカン ステラート」が上陸 60周年記念イベントで日本初披露

2023.02.24 自動車ニュース webCG 編集部
ランボルギーニ・ウラカン ステラート
ランボルギーニ・ウラカン ステラート拡大

アウトモビリ・ランボルギーニは2023年2月23日、三重・鈴鹿サーキットで開かれたユーザー参加イベント「60th Anniversary Lamborghini Day」において、ミドシップスポーツカー「ウラカン」のオフロード仕様車「ステラート」を日本初公開した。

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三重・鈴鹿サーキットで行われたランボルギーニのユーザー参加イベント「60th Anniversary Lamborghini Day」に展示された「ウラカン ステラート」。
三重・鈴鹿サーキットで行われたランボルギーニのユーザー参加イベント「60th Anniversary Lamborghini Day」に展示された「ウラカン ステラート」。拡大
内外装は、ランボルギーニのビスポーク部門「アドペルソナム」のプログラムを含め、350種類を超える外装と60種類の内装バリエーションのなかから自由に選択できる。
内外装は、ランボルギーニのビスポーク部門「アドペルソナム」のプログラムを含め、350種類を超える外装と60種類の内装バリエーションのなかから自由に選択できる。拡大
「ウラカンEVO」をベースに車高を44mmアップ。車体前後・左右にアンダーガードが備わる。
「ウラカンEVO」をベースに車高を44mmアップ。車体前後・左右にアンダーガードが備わる。拡大
ボディーサイズは全長×全幅×全高=4525×1956×1248mm。全高は「ウラカンEVO」よりも83mm高い。
ボディーサイズは全長×全幅×全高=4525×1956×1248mm。全高は「ウラカンEVO」よりも83mm高い。拡大
カーボンファイバーをベースとした複合素材によるオーバーフェンダーが備わる。
カーボンファイバーをベースとした複合素材によるオーバーフェンダーが備わる。拡大
ダート走行時にクリーンな空気を供給するためにエアスクープはルーフ後端に設けられている。
ダート走行時にクリーンな空気を供給するためにエアスクープはルーフ後端に設けられている。拡大

ランボルギーニは2023年で創立60周年を迎えるイタリアのスーパーカーブランド。今年一年を通じ、世界各国でさまざまな記念イベントの開催を予定している。今回、鈴鹿サーキットで行われた「60th Anniversary Lamborghini Day」もそのひとつで、会場ではトラックアクティビティーやギネス記録にチャレンジするパレードラン、新旧モデルの展示などが行われた。

ランボルギーニ・ウラカン ステラートは「アスファルトを離れて非舗装・ダートの路面でも最高の走りを楽しめる」という新型スポーツカー。ベースモデル「ウラカンEVO」の車高を44mmアップした、オフロード走行が可能となるシャシーが採用され、フロントバンパー上の小型LEDランプやオーバーフェンダー、ルーフレールなどが備わるスタイリングが目を引く。車名のステラートとはダートやオフロードを表すイタリア語で、ウラカンEVOのクロスオーバーモデルと位置づけられている。

鈴鹿サーキットで初公開されたのはマットホワイトの外装色をまとった車両で、日本をイメージしたというレッドとブラックのアクセントラインやマットブラックのルーフカラーでコーディネート。アルミ製のフロントアンダーボディープロテクションやカーボンファイバーをベースとした複合素材によるオーバーフェンダー、強化されたサイドシルやリアディフューザー、埃(ほこり)の多いダート走行時にクリーンな空気を供給するためにルーフ後端に設けられたエアスクープ、「Sterrato」のロゴ入りルーフレール、ランフラット仕様の「ブリヂストン・デューラーAT002」オールテレインタイヤなどの採用が特徴となる。

ボディーサイズは全長×全幅×全高=4525×1956×1248mm。ベースとなったウラカンEVOよりも全長が5mm長く、全幅が23mm幅広で、全高が83mm高い。トレッドもフロントが30mm、リアが34mm拡大されている。

最高出力610PS、最大トルク560N・mの5.2リッターV10エンジンと7段DCT、電子制御式四輪駆動システムの組み合わせはベースとなったウラカンEVOと変わらないが、ハルデックス製の機械式セルフロッキングディファレンシャルが後輪に備わり、ドライブモードセレクター「ANIMA」にオフロード走行用の「Rally」が設定されるなどの改良が施されている。ピッチとロール、コンパス、地理座標、ステアリング角度などが表示できるデジタル傾斜計が搭載されたのもウラカン ステラートのトピックだ。

舗装されていない砂地の路面で最適なパフォーマンスを提供するように設計されたというウラカン ステラートのパフォーマンスは、0-100km/h加速が3.4秒、最高速度260km/hと発表されている。1499台の限定生産モデルで、2023年夏ごろから納車を開始するという。

(webCG)

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