ロイヤルエンフィールドが中型ロードスポーツモデル「ハンター350」を発売
2023.03.08 自動車ニュース 拡大 |
インドのバイクメーカーであるロイヤルエンフィールドは2023年3月7日、ネイキッドスタイルの中型二輪モデルである「ハンター350」を日本で発売した。
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軽量・コンパクトな空冷単気筒のロードスポーツ
ロイヤルエンフィールドは、今年で創業121年を迎える老舗のバイクメーカーである。250～750ccのミドルクラスセグメントのモデルを得意とし、本国インドで高い人気を得ているのはもちろん、このセグメントではイギリスや韓国、ニュージーランドで1位、台湾で2位、タイで3位のシェアを誇っている。
今回発売されたハンター350は、丸目一灯のヘッドランプや丸い燃料タンク、切り詰められたリアフェンダーなどが目を引く、軽快でクラシックなロードスポーツモデルである。インドでは発売からの6カ月で、10万台以上を売り上げるヒットモデルとなっている。
エンジンは「Jシリーズ」と呼ばれる排気量349ccの空冷単気筒SOHCで、最高出力20PS、/6100rpm、最大トルク27N・m/4000rpmを発生。同ブランドの「クラシック350」や「メテオ350」にも搭載されるこのエンジンは、力強いトルクやスムーズでリニアな出力特性、プライマリーバランサーシャフトの搭載による、優れたレスポンスと洗練された回転フィールなどが特徴とされており、5段マニュアルトランスミッションと組み合わされる。また、排気系にはデザイン性とマスの集中を意図してショートタイプのマフラーを採用。車両のキャラクターに合わせてチューニングされたという独自のエキゾーストサウンドも魅力として挙げられている。
一方、車体の骨格をなすフレームについては、車両設計のスペシャリストであるハリス・パフォーマンスと共同開発。軽快なハンドリングと高い走行安定性を両立すべく、キャスター角やトレール、短いホイールベースといったディメンションをつくり込んだという。足元の仕様はワイドなキャストホイールと前：110/70-17、後ろ：140/70-17サイズのチューブレスタイヤの組み合わせで、力強いスタイリングと優れた操作性を実現。ブレーキは前：φ300mm、後ろ：270mmのシングルディスク式で、デュアルチャンネルABSを標準装備している。
また、軽量コンパクトなボディーは取り回しのしやすさにも寄与。シート高は790mmで、単気筒モデルならではのスリムなボディー、フォームの硬さや形状にも吟味したというシートとも相まって、良好な足つき性を実現している。
カラーリングは「ダッパーホワイト」「ダッパーアッシュ」「ダッパーグレイ」「レベルブラック」「レベルブルー」「レベルレッド」の全6種類と豊富で、メーターバイザーやエンジンガードなど、カスタマイズパーツも多数用意されている。
ロイヤルエンフィールドでアジア太平洋地域のマーケットを統括するアヌージ・ドゥア氏は、このバイクのデザインやカラーリングの設定について、「ヤング・アット・ハートなライダーを意識した」と説明。そのコンセプトを「毎日乗れる気軽なバイク」とし、「初めてバイクに乗る人にもぜひ検討してほしい」と述べた。
価格は65万7800円～66万4400円。
（webCG）
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