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ボルボS90リチャージ アルティメットT8 AWDプラグインハイブリッド(4WD/8AT)/XC90リチャージ アルティメットT8 AWDプラグインハイブリッド(4WD/8AT)

両雄並び立つ 2023.05.03 試乗記 鈴木 真人 着実に電動化への道を歩む北欧の雄、ボルボ。上級モデル「90」シリーズに追加された最新のプラグインハイブリッドモデルは、どんな走りを味わわせてくれるのか? 雄大な景色が広がる九州の道で「S90」と「XC90」に試乗した。

2台のフラッグシップ

福岡ボルボ試乗会の2日目は、フラッグシップ2台である。S90とXC90だ。かつてはフラッグシップといえばセダンというのが常識だったが、時代は変わった。SUVのXC90のほうが、価格でも販売台数でも上回っている。それでも、ボルボにとってS90は今も大切なモデルだ。SUVのフラッグシップ、セダンのフラッグシップとして2台を並列に置き、優劣をつけてはいない。

どちらもグレードは「リチャージ アルティメットT8 AWDプラグインハイブリッド」で、パワーユニットは同じである。最高出力317PSの強力な2リッターターボエンジンに加え、前後にモーターを配する。2023年モデルはバッテリー容量を大幅に増やしており、EV走行の距離を伸ばした。電動化に本腰を入れるボルボは、フルモデルチェンジがなくてもパワーユニットの漸進的改良を進めているのだ。

1日目は「V60」と「XC60」で本州に渡り、萩城に向かった(関連記事)。ひとまわり大きなモデルとなった今回は、南下するコースを選んだ。目指すは熊本城である。加藤清正が築き、明治には西南戦争の舞台になった。天守は焼失したものの1960年に復元され、2016年の震災にも耐えて今も堂々たる威容を誇っている。その後は阿蘇山へと回る予定だ。実は、もうひとつの目的地がある。17年前のボルボ試乗会で到達できなかった場所に向かうのだ。

往路のパートナーに選んだのはS90。久しぶりに眺めると、伸びやかな美しいフォルムに目を奪われる。ボルボの都会的洗練路線のひとつの到達点なのではないか。新世代ボルボのデザインテイストを最もわかりやすく表現しているように思える。セダンという車型は長い年月をかけて進化しており、クルマのエレガンスを見せるには一番適しているのだろう。

今回の試乗車のひとつは、ボルボのフラッグシップSUV「XC90」。現行型は第2世代となるモデルで、2016年に国内販売が始まってから7年が経過した。
今回の試乗車のひとつは、ボルボのフラッグシップSUV「XC90」。現行型は第2世代となるモデルで、2016年に国内販売が始まってから7年が経過した。拡大
「XC90リチャージ アルティメットT8 AWDプラグインハイブリッド」のパワーユニットは、2リッター直4ターボエンジンがベース。ほか前後に1基ずつ、計2基のモーターが搭載される。
「XC90リチャージ アルティメットT8 AWDプラグインハイブリッド」のパワーユニットは、2リッター直4ターボエンジンがベース。ほか前後に1基ずつ、計2基のモーターが搭載される。拡大
PHEVの「リチャージ アルティメットT8 AWDプラグインハイブリッド」グレードは、今回試乗した「S90」「XC90」のなかで最上級グレードにあたる。なお同グレードは、ワゴン「V90」にも設定されている。
PHEVの「リチャージ アルティメットT8 AWDプラグインハイブリッド」グレードは、今回試乗した「S90」「XC90」のなかで最上級グレードにあたる。なお同グレードは、ワゴン「V90」にも設定されている。拡大
伸びやかなルーフラインが特徴のフラッグシップセダン「ボルボS90」。ボディーサイズは全長×全幅×全高=4970×1880×1445mmとなっている。
伸びやかなルーフラインが特徴のフラッグシップセダン「ボルボS90」。ボディーサイズは全長×全幅×全高=4970×1880×1445mmとなっている。拡大
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極上のモーター走行

ボルボのプラグインハイブリッドモデル(PHEV)は、ドライブモードが「Pure」「Hybrid」「Power」「Constant AWD」から選択できる。デフォルトのHybridのまま走りだすと、最上級のなめらかさと静かさを味わうことになった。効率よくエンジンとモーターを使い分けるモードで、充電が十分ならモーターのみで走行する。メーターの表示を見ると、バッテリーで走行できる距離は47km。よほどアクセルを踏み込まなければ、しばらくはエンジンがかからない。

前日にXC60のPHEVに乗った際はバッテリーをほぼ使い切った状態だったので、EV走行を体験できなかった。PHEVは自宅で夜間に充電し、短距離ならばガソリンを使わずに走るのが基本の使い方だ。毎日の通勤や買い物では、いつもこの極上のスムーズさを享受することができる。一度PHEVに乗ってしまうと内燃機関車には戻れないとよく聞くが、自然な成り行きだ。

高速道路に乗って速度を増していくと、ようやくエンジンも駆動に参加するようになった。それでも静粛性は高いレベルだ。ガラスにラミネートを施すなどして、遮音にも力が注がれている。50kmほど走行すると、バッテリー走行距離が0kmになった。出発時にメーターに表示されていた数字は、おおむね正しかったようである。

高速道路を降りて一般道を走り、信号待ちの時にトリップコンピューターを見た。そこに示されていたのは驚愕(きょうがく)の数字である。ちょうど100km走行した時点で、燃費は40.0km/リッター。PHEVを名乗っていても、EV走行距離や燃費が取り立てて優秀ではないクルマも多い。今まで乗ったなかでは2代目「プリウスPHV」が傑出していたが、S90の実力も侮れない。

「S90」のPHEVモデルはEV走行も可能。EV走行換算距離(等価EVレンジ)は、WLTCモードで81kmとされている。
「S90」のPHEVモデルはEV走行も可能。EV走行換算距離(等価EVレンジ)は、WLTCモードで81kmとされている。拡大
「S90リチャージ アルティメットT8 AWDプラグインハイブリッド」のシート地はファインナッパレザー仕立て。「ブロンド」と呼ばれるインテリアカラーが明るい車内を演出する。
「S90リチャージ アルティメットT8 AWDプラグインハイブリッド」のシート地はファインナッパレザー仕立て。「ブロンド」と呼ばれるインテリアカラーが明るい車内を演出する。拡大
2940mmのホイールベースが確保される「S90」の後席は広々としている。ただ足元はフルフラットではなく、中央席前方が高くなっている。
2940mmのホイールベースが確保される「S90」の後席は広々としている。ただ足元はフルフラットではなく、中央席前方が高くなっている。拡大
およそ50kmのEV走行を経て100km走行した時点での燃費(車載計計測値)は40.0km/リッター。エコカーとして納得できる数値を記録した。(写真=鈴木真人)
およそ50kmのEV走行を経て100km走行した時点での燃費(車載計計測値)は40.0km/リッター。エコカーとして納得できる数値を記録した。(写真=鈴木真人)拡大

阿蘇山で見せた別の顔

熊本城の雄姿が見えてきた。黒漆塗りの外板と漆喰(しっくい)の白のコントラストが美しい。熊本地震で屋根瓦や壁面に損害を受けたが、2021年に天守の復旧工事は終了している。しかし、よく見ると石垣は崩落したままの箇所があり、完全な修復にはほど遠い。熊本県民が心のよりどころとする城が本来の姿を取り戻すのは、2052年だという。

熊本城が建てられた1600年は遠い昔だが、次に向かうのはもっとスケールの大きな時間のレンジを持つ場所だ。27万年前から4度の巨大噴火でカルデラを形成した阿蘇山である。現在も噴煙が上がっていて、火山活動は続いている。時に災害をもたらすことがあるが、火砕流によって形成された雄大な山容は絶景だ。山上に登っていく阿蘇パノラマラインは、素晴らしいドライブコースでもある。

エコ性能が高いPHEVだが、ワインディングロードでは別の顔を見せる。エンジンとモーターが一体となり、豊かなパワーでダイナミックな走りをもたらすのだ。ドライブモードをPowerに切り替えると、常にエンジンが回った状態になる。加速時にはモーターが加勢し、坂をグイグイと駆け上がっていく。

XC90に乗り換えても、ドライブの楽しさは変わらない。車高は高いし重量があるので山道は苦手分野のはずだが、パワー不足を感じることはなかった。もちろん、まったく同じということではない。上屋の揺れが気になって、タイトなコーナーでは慎重になる。爽快さではセダンのS90に明らかなアドバンテージがあるが、SUVでもワインディングロードで不安感を持たずに走れることに価値がある。

パワーユニットが同じなので、S90とXC90の乗り比べはセダンとSUVの比較ということになる。セダンの優位性は、走りと燃費だ。トリップコンピューターでは、330kmほど走ってS90が17.2km/リッター、XC90が15.1km/リッターだった。重量差と空力を考えれば、これはSUVが健闘しているといえるだろう。

ボルボ2台の試乗の道中では、かの熊本城も訪れた。2016年の熊本地震で損傷を受けた天守は、その荘厳なたたずまいを取り戻していた。
ボルボ2台の試乗の道中では、かの熊本城も訪れた。2016年の熊本地震で損傷を受けた天守は、その荘厳なたたずまいを取り戻していた。拡大
阿蘇周辺の快走ルートをPHEVの「XC90」で駆ける。車重2340kgという同モデルだが、パワフルなハイブリッドパワートレインのおかげで力不足は感じない。
阿蘇周辺の快走ルートをPHEVの「XC90」で駆ける。車重2340kgという同モデルだが、パワフルなハイブリッドパワートレインのおかげで力不足は感じない。拡大
物理的なスイッチ類が少ない「XC90」のインテリア。操作の多くはセンターディスプレイ内のメニューやアイコンを介して行う。
物理的なスイッチ類が少ない「XC90」のインテリア。操作の多くはセンターディスプレイ内のメニューやアイコンを介して行う。拡大
「XC90リチャージ アルティメットT8 AWDプラグインハイブリッド」には、チルトアップ機構付きのパノラマガラスサンルーフが標準で備わる。
「XC90リチャージ アルティメットT8 AWDプラグインハイブリッド」には、チルトアップ機構付きのパノラマガラスサンルーフが標準で備わる。拡大
ワインディングロードを行く2台のボルボ。コーナリングの爽快さという点ではセダンの「S90」(写真手前)に分があるが、「XC90」(同奥)は大型SUVでも不安なく走れることに価値がある。
ワインディングロードを行く2台のボルボ。コーナリングの爽快さという点ではセダンの「S90」(写真手前)に分があるが、「XC90」(同奥)は大型SUVでも不安なく走れることに価値がある。拡大

セダンの優位性、SUVのメリット

SUVは室内スペースでは圧勝である。荷物の積載量は大きな差があるのは当然だ。さらに、XC90には3列目シートがあって、7人乗車ができることが大きなメリットである。ただし、3列目の空間は限定的で、快適性で言うならミニバンに分がある。静粛性に関しては、差を感じなかった。スタイルはトラディショナルで優美なセダン、貫禄と力強さのSUVということになるが、どちらがいいかは好みの問題だろう。狭い道では視点の高いSUVに軍配が上がる。乗り心地は微差だがセダンが上だ。

両雄並び立たずということわざがあるが、ことボルボに限っては成立しないようだ。それぞれに異なる魅力がある。それでも、多くのユーザーがSUVを選ぶようになったのは事実だ。時代の空気ということもできるが、それだけではない。バッテリーを搭載するにはSUVのほうが有利な面がある。電動化に突き進むボルボがSUVの売り上げを伸ばしているのは必然なのだ。

阿蘇山を後にして、最後の目的地に向かう。地鶏焼きの名店として知られる「らくだ山」だ。2006年に「ボルボV70R」の試乗会が鹿児島で開催された際に、熊本までロングドライブでこの店を目指す計画を立てていた。楽しみにしていたが、一泊して朝起きるとまわりは一面の銀世界。1917年以来の記録更新となる大雪に見舞われたのだ。諦めて鹿児島県内をゆっくりと走り、昼はきびなご定食を食べながら悔し涙を流した。

その後も何度か訪問するチャンスはあったが、毎回なぜか悪天候に見舞われた。思い焦がれていたからかもしれないが、地鶏炭火焼きは格別だった。歯ごたえがあり、かみしめるほどに滋味があふれる。17年待ったかいがある。地鶏は変わらずにいてくれたが、その間にボルボは大きな変貌を遂げた。まだ土の香りを残していたV70Rに郷愁を感じるほどに、今のS90とXC90は洗練の極みにある。地鶏を味わいつつ、ボルボがたどった歳月を懐かしく振り返った。

(文=鈴木真人/写真=田村 弥/編集=関 顕也)

「すべての人が快適にくつろげる」とうたわれる7人乗り仕様の「XC90」だが、3列目シート(写真)における快適性ではミニバンに一歩ゆずる。
「すべての人が快適にくつろげる」とうたわれる7人乗り仕様の「XC90」だが、3列目シート(写真)における快適性ではミニバンに一歩ゆずる。拡大
パワートレインは共通ながら、見た目のとおり魅力となる点に違いがある「S90」と「XC90」のプラグインハイブリッドモデル。どちらを選ぶかは好みの問題、といえる。
パワートレインは共通ながら、見た目のとおり魅力となる点に違いがある「S90」と「XC90」のプラグインハイブリッドモデル。どちらを選ぶかは好みの問題、といえる。拡大
試乗のゴールは阿蘇南麓の「鶏炭火焼 らくだ山」。古民家を思わせる建屋もまた、空腹の来訪者を喜ばせてくれる。
試乗のゴールは阿蘇南麓の「鶏炭火焼 らくだ山」。古民家を思わせる建屋もまた、空腹の来訪者を喜ばせてくれる。拡大
「らくだ山」では各席に囲炉裏が設えられており、自慢の鶏料理を炭火でいただく。至福のときである。
「らくだ山」では各席に囲炉裏が設えられており、自慢の鶏料理を炭火でいただく。至福のときである。拡大
車型は違えど、「S90」と「XC90」のプラグインハイブリッドモデルは、ともに洗練された走りが印象的だった。
車型は違えど、「S90」と「XC90」のプラグインハイブリッドモデルは、ともに洗練された走りが印象的だった。拡大
ボルボS90リチャージ アルティメットT8 AWDプラグインハイブリッド
ボルボS90リチャージ アルティメットT8 AWDプラグインハイブリッド拡大
「S90リチャージ アルティメットT8 AWDプラグインハイブリッド」のパワーユニットは、2リッターエンジン単体でも最高出力317PSを発生する。
「S90リチャージ アルティメットT8 AWDプラグインハイブリッド」のパワーユニットは、2リッターエンジン単体でも最高出力317PSを発生する。拡大
試乗車には、19個のスピーカーで構成される「Bowers & Wilkinsプレミアムサウンドオーディオシステム」(36万円のオプション)が装着されていた。写真はドアパネル部のスピーカー。
試乗車には、19個のスピーカーで構成される「Bowers & Wilkinsプレミアムサウンドオーディオシステム」(36万円のオプション)が装着されていた。写真はドアパネル部のスピーカー。拡大
開口部の広さも印象的な「S90リチャージ アルティメットT8 AWDプラグインハイブリッド」のトランクルーム。側方には充電用ケーブルが収納されている。
開口部の広さも印象的な「S90リチャージ アルティメットT8 AWDプラグインハイブリッド」のトランクルーム。側方には充電用ケーブルが収納されている。拡大
燃費については、WLTCモードのハイブリッド燃料消費率で14.5km/リッターとなっている。
燃費については、WLTCモードのハイブリッド燃料消費率で14.5km/リッターとなっている。拡大

テスト車のデータ

ボルボS90リチャージ アルティメットT8 AWDプラグインハイブリッド

ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4970×1880×1445mm
ホイールベース:2940mm
車重:2100kg
駆動方式:4WD
エンジン:2リッター直4 DOHC 16バルブ ターボ
モーター:交流同期電動機
トランスミッション:8段AT
エンジン最高出力:317PS(233kW)/6000rpm
エンジン最大トルク:400N・m(40.8kgf・m)/3000-5400rpm
フロントモーター最高出力:71PS(52kW)/3000-4500rpm
フロントモーター最大トルク:165N・m(16.8kgf・m)/0-3000rpm
リアモーター最高出力:145PS(107kW)/3280-1万5900rpm
リアモーター最大トルク:309N・m(31.5kgf・m)/0-3280rpm
タイヤ:(前)245/40R20 99W/(後)245/40R20 99W(ピレリPゼロ)
ハイブリッド燃料消費率:14.5km/リッター(WLTCモード)
充電電力使用時走行距離:75km(WLTCモード)
EV走行換算距離:81km(WLTCモード)
交流電力量消費率:240Wh/km(WLTCモード)
価格:1089万円/テスト車=1133万9650円
オプション装備:Bowers & Wilkinsプレミアムサウンドオーディオシステム<1400W、19スピーカー、サブウーハー付き>(36万円) ※以下、販売店オプション ボルボ・ドライブレコーダー<フロント&リアセット/工賃含む>(8万9650円)

テスト車の年式:2022年型
テスト開始時の走行距離:--km
テスト形態:ロードインプレッション
走行状態:市街地(1)/高速道路(7)/山岳路(2)
テスト距離:--km
使用燃料:--リッター(ハイオクガソリン)
参考燃費:--km/リッター

ボルボXC90リチャージ アルティメットT8 AWDプラグインハイブリッド
ボルボXC90リチャージ アルティメットT8 AWDプラグインハイブリッド拡大
前席はベンチレーション機能付きのパーフォレーテッド仕様。別途、オプションでスポーツシートも選べる。
前席はベンチレーション機能付きのパーフォレーテッド仕様。別途、オプションでスポーツシートも選べる。拡大
オレフォス社製のクリスタルシフトノブは、「アルティメット」グレードだけの特別なアイテム。手前に見えるエンジンのスタート/ストップスイッチは、押すのではなくひねることで操作する。
オレフォス社製のクリスタルシフトノブは、「アルティメット」グレードだけの特別なアイテム。手前に見えるエンジンのスタート/ストップスイッチは、押すのではなくひねることで操作する。拡大
2列目シートもシートヒーターを完備。左右席のヘッドレストにはドライバーが後方視界を確保するための可倒機構が、中央席には子どもに適した着座ポジションがつくれる「インテグレーテッドチャイルドクッション」が備わる。
2列目シートもシートヒーターを完備。左右席のヘッドレストにはドライバーが後方視界を確保するための可倒機構が、中央席には子どもに適した着座ポジションがつくれる「インテグレーテッドチャイルドクッション」が備わる。拡大
荷室は、3列目と2列目のシートを倒すことで、さまざまな荷物の積載に対応できる。バックドアの電動開閉機構と12Vのアクセサリーソケットも備わる。
荷室は、3列目と2列目のシートを倒すことで、さまざまな荷物の積載に対応できる。バックドアの電動開閉機構と12Vのアクセサリーソケットも備わる。拡大

ボルボXC90リチャージ アルティメットT8 AWDプラグインハイブリッド

ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4950×1960×1775mm
ホイールベース:2985mm
車重:2340kg
駆動方式:4WD
エンジン:2リッター直4 DOHC 16バルブ ターボ
モーター:交流同期電動機
トランスミッション:8段AT
エンジン最高出力:317PS(233kW)/6000rpm
エンジン最大トルク:400N・m(40.8kgf・m)/3000-5400rpm
フロントモーター最高出力:71PS(52kW)/3000-4500rpm
フロントモーター最大トルク:165N・m(16.8kgf・m)/0-3000rpm
リアモーター最高出力:145PS(107kW)/3280-1万5900rpm
リアモーター最大トルク:309N・m(31.5kgf・m)/0-3280rpm
タイヤ:(前)275/35R22 104W/(後)275/35R22 104W(ピレリPゼロ)
ハイブリッド燃料消費率:13.3km/リッター(WLTCモード)
充電電力使用時走行距離:76km(WLTCモード)
EV走行換算距離:73km(WLTCモード)
交流電力量消費率:257Wh/km(WLTCモード)
価格:1244万円/テスト車=1288万9650円
オプション装備:Bowers & Wilkinsプレミアムサウンドオーディオシステム<1400W、19スピーカー、サブウーハー付き>(36万円) ※以下、販売店オプション ボルボ・ドライブレコーダー<フロント&リアセット/工賃含む>(8万9650円)

テスト車の年式:2022年型
テスト開始時の走行距離:--km
テスト形態:ロードインプレッション
走行状態:市街地(1)/高速道路(7)/山岳路(2)
テスト距離:--km
使用燃料:--リッター(ハイオクガソリン)
参考燃費:--km/リッター

鈴木 真人

鈴木 真人

名古屋出身。女性誌編集者、自動車雑誌『NAVI』の編集長を経て、現在はフリーライターとして活躍中。初めて買ったクルマが「アルファ・ロメオ1600ジュニア」で、以後「ホンダS600」、「ダフ44」などを乗り継ぎ、新車購入経験はなし。好きな小説家は、ドストエフスキー、埴谷雄高。好きな映画監督は、タルコフスキー、小津安二郎。

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