「アストン・マーティン」、“究極のヴァンテージ”市販化へ【ジュネーブショー09】

2009.02.10 自動車ニュース webCG 編集部

【ジュネーブショー09】「アストン・マーティン」、“究極のヴァンテージ”市販化へ

英アストン・マーティンは2009年2月4日、ニューモデル「V12ヴァンテージ」を3月3日に開幕するジュネーブショーに出展すると発表した。

「アストン・マーティンV12ヴァンテージ」は、現行ラインナップの2座スポーツカー「V8ヴァンテージ」をベースに、さらにパフォーマンスを高めたモデル。いわば、2007年12月に公開されたコンセプトカー、「V12ヴァンテージRS」の市販バージョンである。

鼻先には、4.7リッターV8(426ps、47.9kgm)に代えて、6リッターのV12エンジン(517ps、58.1kgm)を搭載。0-100km/h加速は4.8秒から4.2秒に短縮、最高速度は288km/hからさらに伸び、305km/hに達するという。
空力性能と冷却効率を上げるべく仕立て直されたエクステリアは、いっそうワイドになるなど、視覚的にもそのハイパフォーマンスを感じさせるもの。カーボンファイバーを中心に、同社のレース活動から得られた素材やコンポーネントが用いられる。

同社のチーフエグゼクティブオフィサー、ウルリッヒ・ベッツ氏によれば、このモデルはヴァンテージシリーズの“究極”。他のアストン・マーティンとはまた異なる、スリルと日常性を併せ持つユニークなモデルであるという。

かような「V12ヴァンテージ」の発売時期は、2009年第三四半期の予定。英国のゲイドンで、1000台を限度に生産される見込みとのことだ。

(webCG 関)

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