ダイハツ・タントX(FF/4AT)【ブリーフテスト】
ダイハツ・タントX(FF/4AT) 2008.05.08 試乗記 ……123万4750円総合評価……★★★★
軽乗用車でありながら、室内空間の広さに驚かされる「ダイハツ・タント」。助手席側にスライドドアを採用して利便性を高めた2代目の走りと使い勝手を試す。
第一印象はハズレ
「一体この頭でっかちのハコは何ですか!?」。初代「ダイハツ・タント」を初めて見たときに抱いた自分の感覚は、どうも世の“軽自動車ファン”のそれとは異なるものだったらしい。よもやこんな妙なカタチのクルマは売れますまい、という予想は、発売直後に大ハズレであることが明らかになったからだ。
2003年にリリースされた初代「タント」は、丸4年後に2代目へとバトンタッチするまでのモデルライフを通じて、平均月販台数が実に8000台前後というヒット作となった。これをもって「小さいことこそが特徴であるはずの軽自動車でも、多くのユーザーは大きく広いことこそを望んでいる」という昨今の軽自動車界を取り巻く真理が、白日の下に晒される(?)ことになったのだ……。