すべてのシートが特等席

インテリアに目を移すと、まず前席は、こちらも伝統的なBMWの流儀に忠実にレイアウトされている。センターパネルをはじめ、すべての操作系がドライバー側を向いたコックピットスタイルは、運転中でも豊富な機能に容易にリーチすることを可能にする。

それだけではない。従来のアナログ計に代わり、12.3インチディスプレイを使って多彩な表示を行うマルチ・ディスプレイ・メーター・パネル、クリアな視認性を実現した10.2インチディスプレイを採用。iDriveコントローラーだけでなくタッチパネルでの操作も可能になったiDriveナビゲーション・システム、視点を固定したままでも必要な情報を確認できるヘッドアップ・ディスプレイなどの装備もまた、運転への集中力を高める重要なアイテムである。BMWの走りへのこだわりは、単なる走行性能だけにとどまる話ではなく、こうした部分にも注ぎ込まれているのだ。

メーターパネル。バリエーション豊かな表示を可能とする液晶画面と、立体的なリングが組み合わされている。

対照的なのが後席である。開放的な空間演出とリラックスできるシートのおかげで、そこにはラウンジ感覚のくつろぎ感が漂う。特に、快適性を追求したエグゼクティブ・ラウンジのシートは、体にフィットするようあらゆる調整が可能で、さらにはマッサージ機能まで備わる。しかも、空調やエンターテインメントの操作は付属のタブレットを使って行うことができる。

ビジネスについて思案するにしても、移動オフィスとして使うにしても、もちろんひと時のリラックスの時間を過ごすにしても、申し分ない環境が、そこにはある。この快適性は、ステアリングを握ってこそBMWというイメージを良い意味で裏切るものと言えるだろう。

一方で、インテリア全体に共通しているのが圧倒的な仕立ての良さである。デザイン、色使い、マテリアルはもちろん、こだわりはステッチのひとつひとつ、さらにはくつろぎの空間を演出するライティングにまで及ぶ。新型BMW 7シリーズは、まさにすべてのシートが特等席なのだ。

「BMW 750Li」の後席には、シートやブラインドを調節するための、取り外し可能なタッチパネルが備わる。マッサージ機能もオプションで用意される。

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