The World of Ultimate SUV

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DRIVING IMPRESSION

こころ躍るSUV

1970年の誕生以来、第一級のSUVとして
不動の地位を築きあげてきたレンジローバー。
その新たな歴史を開くニューモデル
「レンジローバー ヴェラール」に、
日・英3人のモータージャーナリストが試乗した。

変わらぬ日常を“美しさ”で変えていく

文=西川 淳

2017年のジュネーブショー。ボクのお目当ては、毎度のことながらスーパーカー系でしかなく、正直、それ以外のカテゴリーなど、まったく注目していなかった。
ところが1台の、こともあろうかSUVが、ボクの目をくぎ付けにした。ジャガー・ランドローバーのブース。それは新しいレンジローバー、「ヴェラール」だった。

「レンジローバー スポーツ」と「レンジローバー イヴォーク」の間を埋めるモデル、なんて無機質な寸法論で語ってはいけない。そう思うほど、レンジローバー ヴェラールのエクステリアデザインは美しい。もうひとつ正直に言っておくと、ボクはこれまで背の高いクルマを“美しい”と思ったことなど、ただの一度もなかった。けれども、ヴェラールは違う。古典的な“レンジテイスト”のなかに、最新のモダニズムがシンプルかつ効果的にちりばめられている。そして、ディテールの凝りよう。英国流の様式美をまざまざと見せつけられた。

キックアップしたバンパーのラインや4連のテールランプシグネチャーが目を引く、レンジローバー ヴェラールのリアビュー。

なかでもインテリアには目を見張った。エンジンに火が入る前のそれは、さざ波ひとつない湖水の鏡面のような静けさで、精神的な深みをもって乗り手に迫ってくる。あらゆる意味で“静かなインテリア”に、これほど感銘を受けたことも、いまだかつてなかった。

エンジンを掛けると、ヴェラールは一気に動的モードに入る。血が通う。乗り手の気分も静かに高ぶる。シンプルだが美しい内外装の造形が、機械的な物体が動きだすというクルマの根源的な魅力とからみあったとき、ドライバーの心もまたいや応なく盛り上がる、というわけだ。それこそが、真の意味での一体感であろう。ヴェラールには、それがある。

水平基調のデザインが採用されたインテリアは、エレガントかつシンプルな美しさが追求されている。

2018年モデルのみの限定車「FIRST EDITION(ファーストエディション)」におごられた22インチタイヤは、さすがに低速域においては硬質な感触をもたらすが、速度を上げていくにつれ、極上な“GTフィール”を演出した。強固なボディーと軽いシャシー、よく働くサスペンションのおかげだ。トルクベクタリングに代表される最新の電子制御もよくできていた。SUVにしては、心浮き立つハンドリング性能をもっている。

何か特別な用事のためにヴェラールを使う、というよりも、日常のなかにこの美しいデザインを採り入れてみることで、日々の質感というか、ひとときのいっそうの充実を得ることができるのだと思う。
変えようと願ってみても思うようには変わらぬ日常を、ディテールから変えてみる。そのひとつの手段として、ヴェラールのようなクルマに乗ることは、とても有効なことのように思えた。

トランスミッションは全車8段ATで、駆動方式はフルタイム4WD。走行状況のモニタリングを通して、前後および後輪左右に、適切にトルクが配分される。
キックアップしたバンパーのラインや4連のテールランプシグネチャーが目を引く、レンジローバー ヴェラールのリアビュー。
水平基調のデザインが採用されたインテリアは、エレガントかつシンプルな美しさが追求されている。
トランスミッションは全車8段ATで、駆動方式はフルタイム4WD。走行状況のモニタリングを通して、前後および後輪左右に、適切にトルクが配分される。

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