いざというときに役立つ先進の安全装備

リーフの魅力は、環境への優しさや経済性だけではない。クルマ好きにとって、その爽快な走りも大きな魅力だ。フロントフード下には力強い加速をもたらす電気モーターが搭載され、前輪を駆動する。最高出力80kW(109ps)のこのモーターは、回転数ゼロから254Nm(25.9kgm)の最大トルクを発生させることができるため、ガソリン車のような変速は不要。実際、リーフに変速機構は搭載されず、固定ギアのまま発進から高速巡航までのあらゆるシーンで、素早くスムーズな加速を見せてくれる。加速時にはガソリンエンジンのようなノイズがなく、静かで快適なキャビンを実現するのもリーフの魅力である。

一方、電気モーターを発電機として利用することで、減速を行いながらエネルギーを回収する“回生ブレーキ”も、EVならではの機能だ。リーフではアクセルペダルから足を離したり、フットブレーキを踏んだりしたときに、できるだけこの回生ブレーキを利かせることで、エネルギー効率の向上に努めている。

充電を開始すると、ダッシュボード奥の3連ランプが点灯し、車外からでも充電状況を確認することができる。ランプ1つが3分の1を表しており、3つすべてが点灯すれば100%充電となる。

昨今、気になる安全装備については、フロントカメラにより前方の車両や歩行者を検知し、危険が迫るとドライバーへの警告や自動ブレーキにより衝突を回避したり、衝突の被害を軽減したりするエマージェンシーブレーキを標準装着。また、車線の逸脱を警告するLDW(車線逸脱警報)も全車に標準だ。

ラインナップは、24kWh/30kWhのバッテリー容量それぞれに、S(24S/30S)、X(24X/30X)、G(24G/30G)が用意されている。スタンダードなSに対して、XはEV専用ナビゲーションシステムやバックビューモニター、ピアノ調ブラックのインテリアパネル、スエード調シートなどを採用。スマートフォンのアプリから、車両状況の確認や、エアコンの始動や充電操作などが可能となる「EV専用NissanConnectアプリ」にも対応する。さらにGは、215/50R17タイヤ+アルミホイールやプラズマクラスター搭載フルオートエアコンなど、充実の装備を誇る。

さらに、これら6つのグレードをベースに、専用のエアロキットやブラックのインテリア、専用チューンのVCM(ビークルコントロールモジュール)を装着することで、スポーティーなデザインと走りを実現する「エアロスタイル」を設定している。

「X」以上のグレードには、EV専用の「NissanConnectナビゲーションシステム」が標準装備される。写真のように、現在地近くの充電施設が即座に検索できるほか、通常のナビ画面でも、地図上に充電施設を示すアイコンが表示される。

ちなみに、30kWhバッテリー搭載モデルは同じグレードの24kWhバッテリー搭載モデルに対して約40万円高い価格設定だが、国の補助金(クリーンエネルギー自動車等導入促進対策費補助金)を活用すると、実質的には約15万円の差に縮まることから、これから新車を購入するなら30kWhバッテリー搭載モデルがおすすめだ。

EV専用モデルとして生まれ、世界のEV市場をリードしてきたリーフ。リーフが、EVをこれほどまでに身近な存在にしてくれたのは紛れもない事実であり、その功績は計り知れない。日産が未来を見据えて世に送り出したリーフは、ガソリン車にはない魅力を楽しみたい、新しいカーライフを先取りしたいという人にぜひ試してほしい一台である。

世界のEV市場をリードしてきた「日産リーフ」。排気ガスを出さないクルマが、これまでに20万台以上も販売されてきたという事実を見逃すことはできない。ゼロ・エミッション社会の実現に向けて走り続ける。