特徴
提供情報が増えて
AR スカウターも進化した
HUDは本文で触れたので、こちらではARスカウターを中心に説明する。スカウターはルームミラー裏に設置したフロントカメラの実写映像にAR(拡張現実)情報を加えて表示するもの。実写映像のうえにルートやコンビニなどの施設アイコン情報が上書きされる。また、前方を走っているクルマをロックオンし、車間距離を計測。信号で停車すると、今度は赤信号を捉え、青信号に変わると教えてくれたり、前のクルマが動き出して車間が開いたことを教えてくれるなど、ドライバーに様々なインフォメーションを与える。
2012年モデルは、速度制限標識の認識も可能になった。走行中、速度制限の標識を捉えると、画像から標識部分を切り取り、スカウター画面の左下に表示するのだ。また地図上には、標識があった場所を記録していく。
高速道路走行時の車線認識も進化し、車線をまたいで一定時間走行すると、警告音を発するようになったのだ。居眠り事故を防ぐのに一定の効果がありそうだ。

スカウター画面の左下に注目。速度制限の看板を捉え、画像をナビ画面に表示する。

HUDのスカウターモード。赤いリングは方角を示すもの。赤だから進行方向は北。
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