トヨタのスポーツコンバージョン車“G's”のラインナップに、ミニバン「ノア」「ヴォクシー」をベースとする最新モデルが加わった。
“かつてない、気持ちいい乗り味”を実現すべく施された、そのチューニングの内容を詳しく紹介する。
“走りのよさ”をあきらめない
“G's”は、世界のモータースポーツ活動を通じて「クルマの味づくり」を続けている、TOYOTA GAZOO Racingがプロデュースするスポーツカーブランド。レーシングドライバーも交えて、カタログモデルに最高度のチューニングを施し、それらを本物のスポーツカーへと生まれ変わらせる。開発キーワードは「CONTROL AS YOU LIKE. ~意のままに操る喜びを~」で、いずれのモデルも、ドライバーが意のままに操れる、優れた操縦安定性が追求されている。
2010年の「ノア」と「ヴォクシー」に始まり、その後「ヴィッツ」や「プリウス」などラインナップを広げてきた。2016年にはG'sノアとG'sヴォクシーが、“G's”シリーズ初の2代目に。「ノアSi“G's”」「ヴォクシーZS“G's”」として4月20日に発売された。
ノアとヴォクシーはともに、ファミリーカーとして使われることの多いミニバンだが、“G's”のそれは、走りのよさを諦めない。大人数が乗れて荷物もたくさん載せることができるというミニバンの特質を犠牲にすることなく、ドライバーが楽しく走れるクルマを目指して開発されている。「すべての人に、スポーツカーのある楽しさを。」という“G's”のコンセプトを形にしているのだ。
そのチューニングは、サーキット走行向けの「GRMN」とは異なっており、主に、高速道路やワインディングロード、さらには街なかでの走りの質を上げるものである。
基本となるのは、ボディー剛性の向上だ。背が高く箱型のミニバンは剛性の面で不利だが、スポット溶接の増し打ちやブレースの追加により大幅に強化した。ボディー剛性を高めることによってステアリング操作に対する反応は素早くなり、コーナリング中のナチュラルな挙動を実現。ドライバーとクルマに一体感が生まれる。
足まわりは、“G's”専用スポーツサスペンションを採用し、フロントで20mm、リアは25mmローダウン。ただし、ホイールを18インチにアップしているため、全高は15mmダウンとなる。また、オプションとして、ブレーキに“G's”専用ロゴ入りのレッド塗装とスポーツブレーキパッドを用意しており、見栄えと制動力のさらなる向上も図ることができる。
内外装にも手が入れられている。フロントとリアのバンパー形状を変更。ノアのヘッドランプとヴォクシーのリアコンビネーションランプの加飾も独自デザインである。ブラックを基調にしたスポーティーでスタイリッシュなインテリアには、専用のスポーツシートや、専用デザインのメーター、ステアリングホイールなどが装着されている。
パーツの多くは工場の生産ラインを使って組み付けられるため、大幅なコスト削減が実現できている。アフターマーケットでかかるコストの3分の1程度で、優れた走行性能が得られるというのは、ユーザーにとっては喜びに違いない。
基本となるのは、ボディー剛性の向上だ。背が高く箱型のミニバンは剛性の面で不利だが、スポット溶接の増し打ちやブレースの追加により大幅に強化した。ボディー剛性を高めることによってステアリング操作に対する反応は素早くなり、コーナリング中のナチュラルな挙動を実現。ドライバーとクルマに一体感が生まれる。
足まわりは、“G's”専用スポーツサスペンションを採用し、フロントで20mm、リアは25mmローダウン。ただし、ホイールを18インチにアップしているため、全高は15mmダウンとなる。ブレーキに“G's”専用ロゴ入りのレッド塗装高μパッドを装着することで、制動力の向上も図られている。
内外装にも手が入れられている。フロントとリアのバンパー形状を変更。ノアのヘッドランプとヴォクシーのリアコンビネーションランプの加飾も独自デザインである。ブラックを基調にしたスポーティーでスタイリッシュなインテリアには、専用のスポーツシートや、専用デザインのメーター、ステアリングホイールなどが装着されている。
すべてのパーツは工場の生産ラインを使って組み付けられるため、大幅なコスト削減が実現できている。アフターマーケットでかかるコストの3分の1程度で、優れた走行性能が得られるというのは、ユーザーにとっては喜びに違いない。