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アルパイン ビッグX VIE-X088V
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地デジの番組表はこんな感じ。前日/翌日の番組表の表示もワンタッチ。番組の詳細情報を見るのも簡単。
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地デジ&オーディオ
先代ビッグXの初期モデルは、地デジチューナーの受信感度が問題視された時期があったが、初代モデルでもすぐに改良され、新型ではトップクラスのものと肩を並べるほどの受信性能を身につけた。とくにデモカーのヴェルファイアはパーフェクトフィットに専用のスティックアンテナを装着。クルマが発するノイズの影響を排除し、安定受信を可能にする。だから難視聴エリアといわれ、携帯ではワンセグも受信できない某駅周辺でも12セグで安定受信できた。
オーディオのサウンドクォリティは、AVナビとしてはトップクラスと断言していいだろう。CDやDVDはもちろんのこと、iPod/iPhoneなど、デジタルメディアの音楽も、いい音で楽しめる。驚いたのはBluetoothでストリーミング再生した音。通常、DockコネクターでつないだiPodの音とBluetoothの音ではあまりにクォリティに差がありすぎて、Bluetoothでは聴く気にならないのだが、VIE-X088VはDock接続と同等とは言わないまでも、充分に聴ける音質を提供してくれた。
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AVソースメニューにはウォークマンのボタンがある。市販カーナビでウォークマンに正式対応したのはVIE-X088Vが初めて。
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メニュー構成
本体側の行き先ボタンを押した時に現れる行き先(目的地検索)メニューは、やや事務的な感じ。周辺、登録地点、目的地履歴、自宅など使用頻度が高いメニューが上段に4つ。その下に名称、電話番号など、小さめのボタンが4つ並ぶ。また、シンプルモードにも切り換え可能。こちらは「近くに立ち寄る」など言葉使いを変えてわかりやすくしたもの。
AV画面に切り換える時は、やはり本体に付いたAVボタンをプッシュ。ただし、地デジだけは独立したボタンがあり、ワンタッチで地デジの画面に切り換えることができる。これは、先代のビッグXにはなかったボタン。このように、地デジへのアクセスがしやすくなったのは、うれしい改良だ。
いまいちわかりにくいのがモードというボタンで、これはソース切り替えの意味。モードボタンを押せば、CDからラジオ、地デジという具合に、AVソースが切り替わる。操作時のボタンを押す回数を極力減らそうという努力がわかる。
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基本機能
目的地まで安全&快適に目的地まで案内することがカーナビの基本だとすれば、充分に及第点を与えられる。測位性能にしても、トップレベルのナビに比べるとぎこちない動きを見せる場面もあるのだが、トンネル内など、GPSが受からない場所でもしっかりと案内するし、走行中に案内が滞って不安になることはないから、まったく問題ないと言っていいだろう。
操作レスポンスも最速とは言わないまでも、充分に快適なレベルのスピードでイライラは感じさせないし、選局や選曲を、画面の左右にタッチしてできるのも便利。また、パーフェクトフィットにステアリングリモコン・アダプターを付属したものもあり、これを使えば純正ステアリングリモコンでオーディオ部の基本操作が可能になる。
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総合評価
AVナビがAV機能とナビ機能を合体したものであることは言わずもがなだが、よりAV機能を重視して作ったのがビッグX VIE-X088Vといえよう。画面を8型のビッグサイズにしたのも、地デジやDVDをより迫力ある映像で楽しむためだし、CD、DVD、iPod/iPhone、SDカード、USBメモリー、Bluetoothオーディオ、ウォークマンなど、再生可能なメディアも多彩。しかも、音質にこだわっていて、どんなメディアも高音質で楽しめる。車種専用セッティングの機能を搭載したのも、車種ごとに異なるサウンドチューニングを簡略化して、簡単にいい音で音楽を楽しんでもらいたいとの配慮からだ。
考えてみれば、仕事で使うわけでもない限り、カーナビの案内を必要とする機会は少なく、クルマに乗っている間のほとんどは、カーナビとしてというよりも、オーディオ機器として使用していることが多いはず。そんな人には、ビッグXの存在価値は高い。子供がいる家庭では、リアビジョンもセットで導入することをお勧めしたい。
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概要と特徴
案内・検索性・ルート探索
地デジ・メニュー・基本機能/総合評価
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