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AVIC-T99。エアーナビの中で最上級のT99でも実勢価格は5万5000円前後。
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エアーナビは通信もできるPNDとして異彩を放つカロッツェリアのPNDである。16MBのmicroSDカードに独自の圧縮方法「F-format」を用いて地図や検索データを収録する。PNDにありがちなプアな測位性能に関してもカロッツェリアはこだわりを見せる。エアーナビでは2軸ジャイロセンサーや3軸加速度センサーを採用、トンネル内でも停止することなく走行を続けるだけでなく、地図データに書き込まれた傾斜角度データと合わせて坂の上り下りも認識する。スペックも下位モデルでもVGA液晶を採用するなど、他のPNDとは一線を画す。
とはいっても、通常のPNDも性能アップを続けるなかでは、そう大きなセールスポイントになるわけではない。エアーナビがエアーナビたる決定的違いは通信ができることだ。本体背面に設けられた端子に通信モジュールを差し込めば、常に最新情報を手にしながらドライブできるのだ。オープンしたばかりのお店も探せるし、新しくできた道もルート探索の対象にできる。また自宅でしかできない地図更新も走りながら書き換えることができる。何より、パイオニアが独自に築き上げた「スマートループ渋滞情報」からVICSの5倍の渋滞情報をリアルタイムに取得することは最大のメリットだ。
エアーナビはこの5月に2011年型がリリースされたばかり。4.8V型のAVIC-T55、5.8型のT77は従来型の発展型といえるものだが、7V型のT99は今回新登場のワイド画面モデル。スタイリッシュなデザインも話題を呼びそうだ。


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