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The New BMW 7 Series PR

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Chapter 1 DRIVING EXPERIENCE

ニューBMW 7シリーズの走りを味わう

文=小川フミオ / 写真=岡村昌宏(crossover)/ 撮影協力=地球環境戦略研究機関

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気持ちが浮き立つドライブフィール

ニューBMW 7シリーズを操縦すると、気持ちが浮き立ってくるようなフィールのとりこになる。BMWのクルマづくりについて、「数値だけ追っていけば同じクルマが作れるはずなのに、あの、えもいわれぬ操縦感覚を再現するのは不可能だ」と、かつて日本の自動車メーカーのエンジニアが、嘆息とともに語ったことがある。
彼のような自動車人にも憧れを抱かせるほどのクルマづくりは、ニューBMW 7シリーズにも生きている。具体的には、アクセルペダルを踏み込んでエンジンを回した時のフィーリング、加速力、ハンドルを切った時の車体の動き。そういうものが挙げられる。

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エンジンの美点は、単に、高回転まで回る速度が速いということではない。回転域に応じてパワーの出かたが調整されているのだろう。ここまでアクセルペダルを踏み込んだらこのぐらいのパワー感が欲しい、というドライバーの期待に対して、先回りするかのように応えてくれる設定だ。
カーブを曲がる時も、大きくロールするのは論外として、サーキットを走るレーシングカーのように、ただ車体の傾きを抑えればよいというものではない。BMWは、ステアリングホイールを切り込んだ時、途中からあえて軽く車体がロールしていく設定になっている。そのとき感じる車体の動きは、ドライバーの期待値と見事に合致している。同じ感覚は他車ではなかなか味わえない。クルマづくりのマイスターの仕事だといわれるのも、納得できる。

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ニューBMW 7シリーズは、伝統的な美点をしっかり持った最新のBMWなのである。前後両軸のエアサスペンションと、走行状況に応じてダンピング特性を調整するダイナミック・ダンピング・コントロールによって、しなやかでありながら、スポーティーな走行も楽しめる。余裕あるサイズのボディーが、重量を感じさせることもない。見事というほかない、このエンジニアリングを体験するのは、じつに価値あることと思う。

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