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AVIC-T99
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通信もできるPNDとして独自の存在感をもつのがカロッツェリア・エアーナビ。現在のモデルは2011年5月に発表されたばかりの4.8V型のAVIC-T55、5.8型のT77、7V型のT99という3ラインナップ。このうちT99はエアーナビ初の7インチの大型モニターを持ちながら、筐体の厚みを22mmに抑えたスタイリッシュモデルだ。
エアーナビの特徴は何といっても通信機能。通信サービス契約(通信料金は定額制で最大2079円/月)を交わし、本体背面に設けられた端子に通信モジュール(契約加入時に無料配布)を差し込めば、サーバーの常に最新の情報を利用して、オープンしたばかりのお店を探したり、開通したての道もルート探索の対象にすることができる。独自に築き上げた「スマートループ」からVICSの5倍に相当する量の渋滞情報をリアルタイムに取得できるのも、カロッツェリアの通信ナビならではだ。また通常は自宅で行なう地図更新も、エアーナビなら走りながら書き換えることができる。
PNDではプアになりがちな測位性能に関しても、2軸ジャイロセンサーや3軸加速度センサー、新アルゴリズムの採用で、トンネル内でも停止することなく走行を続けるだけでなく、地図データに書き込まれた傾斜角度データと合わせて坂の上り下りも認識するなど上級ナビ並みの性能を見せる。
内蔵メモリーはいずれのモデルも16GBのmicroSDカードを搭載。独自の圧縮方法「F-format」を用いて市街地詳細地図や豊富な検索データを収録、その量はカロッツェリアのHDDナビに匹敵する。
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