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カーナビの達人 2013 SUMMER
webCGカーナビの達人 > 史上最強のゴリラ・ブラザース(3)
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史上最強のゴリラ・ブラザース
美しく、読みやすい画面にまずビックリ
大容量データとゴリラエンジンのなせる業
据え置き型に負けない高精度


パナソニック ゴリラ CN-GP720VD/CN-GP530D




据え置き型に負けない高精度


みちびき
これまで使ってきた米国製のGPSは数こそ多いが、日本から見るとほとんどの場合、斜め上方を周回。しかし国産のみちびきでは日本国内で利用することを目的に打ち上げられているので日本の真上の軌道を通る。したがってこれまでビル影等で測位が困難だった場所でもGPS受信が可能となる。



0.2秒ごとに測位
弟と同じスペックでもCPUの処理能力がよりたけた兄GP720では測位の頻度もより細かい。なんと弟の0.5秒に対して0.2秒間隔で測位を実施。微妙な形状のコーナーでもきれいにトレースする。



CPU
タフな心臓はゴリラの力強さの源。中央演算処理回路は800MHzの高速仕様、さらにメモリーにDDR3を採用することで高速なデータ転送を可能とした。


これまでポータブルナビの泣き所はプアな測位性能にあった。車両の車速センサーをつながず、GPSのみに測位の手段を委ねていたのだから完璧な測位を望むのは無理というものだった。だが、新ゴリラ兄弟にこれまでの常識は通用しない。車速センサーこそつながないが、上下方向、左右方向、前後の加速度といった車両のあらゆる動きを敏感に感じ取る3軸対応のGジャイロを搭載することで、上級ナビ同様の測位性能を獲得することができたのだ。

もちろんGPS信号がメインとなるのは変わらないが、GP530では日本が打ち上げた初のGPS衛星「みちびき」に対応しており、位置精度をさらに上げている。みちびきは準天頂衛星と呼ばれ、日本の上空を周回するため、真上からの信号を受信することが可能。精度はさらに高くなる。
まだ1基だけしか上がっていないためその恩恵にあずかれるのは一日の半分ほどでしかないが、2基目が打ち上げられればさらなる精度向上が期待できる。現状でもこれに対応しているのとしていないのとでは大きな違いがあるので、新しモノ好きには新技術を体験するいい機会だろう。

このように基本性能の強化に重点を置いた新ゴリラは、ナビにとって何が大切かを知っている本物志向の人に自信を持って薦められるポータブルナビである。上級ナビに迫る性能を持ち、簡単な取り付けで即座にフル機能が味わえる。しかも手のひらに乗るコンパクトネス、これを技術の進歩と呼ばずして何といおう。設置場所がないことで性能のよいナビを諦めてきた輸入車オーナーには最適の一台だ。GP720とGP530、どちらを選ぶかは、設置スペースや装着時の視界確保を考えて判断すればよいだろう。


注意:CN-GP720VDとCN-GP530Dはいくつかの相違点があります。主な違いは下の表をご参照ください。





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