カーナビの歴史をひも解けばパナソニックはいくつもの「業界初」を実現してきた。DVDナビしかり地デジチューナー搭載ナビしかりだが、今回「初」仲間に新しく加わったのが、市販初のブルーレイ内蔵ナビである。ブルーレイはDVDに比べてデータの密度が高いため読み取りにきわめて精度の高いピックアップ技術が要求される。さらに車載用となれば振動や熱など過酷な環境にも耐えなければならない。また、大きな問題となるのが製造コスト。こうした諸問題をすべて解決したのが今回ご紹介するストラーダ美優Naviである。美優Naviがすごいのは美しい画質だけでなく新たな使い方を提案していることだ。カーナビを使ったAV鑑賞は同乗者の利用が多い。自宅のレコーダーで録画した長時間ドラマや映画などをブルーレイディスクに焼いてクルマの中で見られるとなれば、帰省などの長距離ドライブで家族にも歓迎されるだろう。ブルーレイの高画質な特徴をさらに引き出すべく、美優NaviはHDMI入出力端子を装備しているが、ここにも新しい使い方の提案がある。HDMIケーブルを使って9V型のカメラ付きリアモニター(2014年冬発売予定)とつなげれば、その画面を見る人の様子が前席でわかるというものだ。リアモニターの画面横に設けられた小さなカメラが撮影した映像をカーナビの画面に映し出すのである。たとえば後席に座る子供が喜んで画面を見ているのか、あるいは寝ているのかなど、ドライバーは振り返らずに確認できる。ブルーレイの再生も後席同乗者の確認も、これができる市販ナビは現在のところ美優Naviだけである。
ブルーレイの高精細映像が車内で楽しめる
地図はより美しく安心運転にも貢献
やさしい音声認識で目的地を検索
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