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携帯電話とはBluetoothで接続する。各種情報をデータ通信で受信するほか、ハンズフリー通話もできる。

新規の主要道路開通日には、更新データを受け取ることで、地図上に開通した道路が表示されるようになる。

バックモニターは鮮明で明るさも充分。夕方などの見づらい時間帯でも、しっかりと後方を確認することができる。
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リアルタイム渋滞情報を獲得
今回、三菱電機のナビとして初めて搭載されたのが「OpenInfoサービス」だ。携帯電話とBluetooth接続することで、スマートループの渋滞情報を入手することができ、これを基にした渋滞回避ルート探索ができるようになった。スマートループ渋滞情報はパイオニアと情報共有するリアルタイムプローブデータで、全国約70万kmの道路情報が提供される。また、インターネット経由で高速道路や主要国道の開通道路情報やEV充電スタンド情報もダウンロードして地図上に反映させることもできる。このスマートループ渋滞情報にはVICSのデータも含まれるため、OpenInfoを積極的に利用する人は光/電波ビーコン受信機が不要となる。ただし、携帯電話のデータ通信を利用するため、データを頻繁に受信すると通信料が予想以上に高くつくので注意が必要だ。一方で、Bluetoothを介してハンズフリーフォンが実現できるのはありがたい。
安全にも寄与するVGA液晶画面
大きな特徴としてもうひとつ挙げたいのがVGAパネルだ。意外に感じるかもしれないが、三菱電機のナビとしては初めてのVGA採用になる。このVGAを生かすために新投入されたのがCammueという映像処理LSIで、このおかげで地図表示や地デジ、DVDといったすべての画像を鮮明に映し出すことができるようになった。液晶のバックライトはLEDで、輝度と色再現性は大幅な向上を見せた。
この液晶と関連するのがバックカメラ。オプションで用意される専用カメラを装着すれば、3つの表示モードの選択とガイド線の表示が可能となる。このリアカメラは通常の走行時も機能する。つまり前方向に走っていてもレーンを監視し、レーンからはみ出して走っていると警告音や警告マークが出る機能を持っているのだ。高速道路でのふらつきや車線はみ出しによる危険回避に役立つ。また、カメラ入力は最大3系統あるので、フロントやサイドにもサブカメラを接続することができる。こうした安全運転のサポートにも、三菱電機は力を入れているのだ。
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