Interview チャレンジが歴史をつくる 英国の伝統ブランドから生まれた、スポーツサルーン「ジャガーXF」。その魅力は、どこにあるのか? 日本の伝統芸能 歌舞伎の世界で活躍を続ける、片岡愛之助に聞いた。

写真=岡村 昌宏(CROSSOVER)

新しい雰囲気がある

「最新のジャガーに乗れるというんで、昨日からわくわくしてたんですよ」

人なつっこい笑顔でそう語る歌舞伎俳優の片岡愛之助さんは、根っからのクルマ好きだ。
「東京で公演がある時は、大阪から自分で運転して上京します。歌舞伎は休演日がないので、25日とか26日間、朝から晩までずっと舞台。しかも常にだれかと一緒にいるので、終演後に愛車でドライブするのがいい気分転換なんです。大阪との往復の間は、声を出してセリフを覚えたりもします。僕にとってのクルマは、自分の部屋であり稽古場であり、相棒でもあります」

そこに、愛之助さんに試乗していただく「ジャガーXF 2.0 PREMIUM LUXURY」が到着した。
「おっ、かっこいい! 今までのセダンとは違う、新しい雰囲気がありますね」と言いながら、愛之助さんは待ちきれないといった様子で運転席のドアを開けた。

早速、スターターボタンを押して2リッターの直列4気筒ターボエンジンを始動。ところが愛之助さんは、「あっ」と声を発して一点を凝視したまま、フリーズしてしまった。視線の先には、せり上がった円盤型のシフトセレクターがある。

「すごいですね、こうなってるんだ……」と言うと、愛之助さんはエンジンを切って、もう一度エンジンを始動。シフトセレクターがせり上がる様子を、もう一度じっくり観察した。
「歌舞伎の舞台装置みたいですね。こういうの、大事やと思うんです。お客さんが驚いたり喜んだりする顔を見たいというのは、歌舞伎もクルマも同じですから」

メーター類が液晶で表示されるインパネはいかがですか、と話を振ると、間髪入れずに「僕、こういうの大好きですわ」という答が返ってきた。試乗が進むにつれ、愛之助さんがシフトセレクターや液晶パネルなどの新しいチャレンジを好む理由がわかってくる。