
本気でアウトドアを楽しむなら
本格SUV「ランドクルーザープラド」
キャニオニングのポイントへ移動する前に、ちょっとしたラフロードもランドクルーザープラドで走っていただく。
「キャニオニングでもロッククライミングでも同じですけど、大事なことは自分の技量をしっかり把握するということです。クルマも同じじゃないですか? 自分の腕じゃ入れないところには入っちゃだめ。そこをちゃんと理解して、こういう道でも余裕を持って運転しているお父さんはかっこいいですよね」
キャニオニングで下る川の水はかなり冷たい。取材をしたのは真夏日だったけれど、長く入っているのがつらいほどだ。
ラッシュガード上下の上からカヌー用の上下ウエアを着て、川に入る準備をするケンさん。キャニオニングにしろキャンプにしろギアはかさばるから、荷室の広いランドクルーザープラドは適任だった。
ヘルメットとライフジャケットを装備したケンさんが、命綱を伝ってゆっくりと降りてくる。
「ここでも臆病すぎるほど臆病になることが大事で、ロープを慎重に用意して、ルートを見極めながらゆっくり降りる」
ちなみにロッククライミングの岩場もキャニオニングの沢も、ケンさんが開拓したというから恐れ入る。
ハードなアクティビティーを終え、夕暮れ迫るoutside BASEに戻る。ランタンとたき火に灯をともしてホッとひと息。ここで、アウトドア料理談義に花が咲く。ケンさんはアウトドア料理の本を上梓(じょうし)するほどの腕前なのだ。ケンさんは、料理が好きになったきっかけを思い出してくれた。
ヘルメットにライフジャケット、ロープにカラビナ、スリング、
ハーネスなど、かなりの重装備。子どもたちに体験してもらう機会も多いが、一歩間違えば命の危険を伴うアクティビティーでもあるため、準備は万全に行う。
「僕の親父は料理が好きで、週末は朝昼晩と3食作ってくれたんです。それを見て、料理をするようになりました。アウトドア全般に言えることだけど、アウトドア料理で楽しいのは工夫が必要なところです。家と違ってなんでもそろってるわけじゃないから工夫をする。この缶詰をおいしくできないか、調味料はこれしかないけれど簡単に何か作れないかな、いつもそんなことを楽しんでいます。そうそう、料理だけじゃなくて、山歩きも親父の影響ですね。親父に連れてきてもらって好きになったんです」
なるほど、ふたりのお子さんがケンさんの背中を見て育ったように、ケンさんも父上の背中を見て育ったのだ。
「そうですね、特にうるさいことを言う人ではなかったけれど、料理とか山歩きとか、気がつくと親父と同じことをやっていますね (笑)」
水温は約20度。最初はひんやり気持ちがいいが、長く入っていると体が冷えるくらいの水温。滝つぼのなかで水しぶきを浴びながら、ゆっくりと沢を下ってくるケンさんは、とてもタフな父親に見えた。
取材を終え、ランドクルーザープラドで東京に向かう。運転をしながら、親子でアウトドアを楽しむことの素晴らしさを振り返る。料理や運転をするすてきな後ろ姿を見せることができるし、困難に挑んで乗り越える体験も一緒にできる。そしてケンさんが「臆病すぎるほど臆病に、装備は万全に」と言う通り、本気でアウトドアを楽しむならその強靭(きょうじん)さや走破性能で家族を守る本格SUV、ランドクルーザープラドという選択だという結論に達した。
ハードなアクティビティーを終えたあとは、たき火を眺めながらのくつろぎタイム。こんな豊かなひとときも、自然を愛した父上から受け継いだものなのだろう。
センターデフロックが必要な悪路からハイウェイクルージングまで、守備範囲の広さがランドクルーザープラドのセリングポイント。ボディー四隅の見切りもいいから、市街地での取り回しもいい。