
オンもオフも難なくこなす走行性能
ランドクルーザープラドの走行性能の基本となるのは、堅牢(けんろう)で剛性の高いラダーフレーム構造だ。そのベースにアドオンされるのが、先進のシャシー制御技術である「AVS/NAVI・AI-AVS&リヤ電子制御エアサスペンション」と「キネティックダイナミックサスペンションシステム(KDSS)」である。
AVS/NAVI・AI-AVS&リヤ電子制御エアサスペンションは「コンフォート」「ノーマル」「スポーツ」という3つの走行モードに応じて、コーナリング時に最適な車両姿勢を保つというもの。HDDナビ装着車ではAVSとナビが連動して、ダンパーの減衰力を自動で最適に制御。走行状態に応じて車高も調整してくれる。一方のKDDSは、前後スタビライザーの作動を走行状況に応じて変化させ、オンロードでの安定した走行姿勢とオフロードでの高い悪路走破性の両立を実現する。
パワートレインは、最高出力130kW (177PS)/最大トルク450N・m (45.9kgf・m) を発生する2.8リッタークリーンディーゼルエンジン「1GD-FTV」と、最高出力120kW (163PS)/最大トルク246N・m (25.1kgf・m) を発生する2.7リッターガソリンエンジン「2TR-FE」の2種類で、トランスミッションにはどちらも6段ATが組み合わされる。JC08モード計測による燃費は、ディーゼル車が11.2~11.8km/リッター※1、ガソリン車が9.0km/リッター※2。いずれもLクラスのSUVとしては必要十分なパワーと優れた燃費性能を両立している。
※1車両重量が2,280kg以上の場合は11.2km/リッターとなります。
※2車両重量が2,110kg以上の場合は8.8km/リッターとなります。
最上級グレードのTZ-Gにはリヤ電子制御エアサスペンションやKDDSなどの先進装備が標準で採用されており、オンロード/オフロードを問わない走行性能を実現している。
ミニバンに匹敵する快適空間も魅力
LクラスSUVならではの室内空間の広さと使い勝手の良さも、ランドクルーザープラドの魅力のひとつ。特に、ミニバンと同じ3列7人乗りのシートレイアウトを選べる点は、ファミリーユーザーにとってうれしいポイントだろう。
SUVの3列シート車と聞いて、サードシートは狭くて使い物にならないと想像する人もいるかもしれない。しかし最新のランドクルーザープラドの場合、セカンドシートには135mmのスライド調整機構を採用。さらに、サードシートの足元は従来モデルより50mm低床化されており、居住性が大幅にアップしている。大人も利用できるサードシートとなっているのだ。
さらに上級グレードになると、このサードシートをスイッチひとつで格納・復帰させられる「電動フロア格納機能※」も装備され、非力な女性でも簡単にシートアレンジが可能となる。さらにセカンドシートを前倒しすれば、車中泊もできそうなほどの広くフラットな空間を作り出すことができる。ランドクルーザープラドには、荷物満載での家族旅行にも悠々と応えられるだけの実用性が備わっているのだ。
※TZ-G、TX“Lパッケージ”に標準装備
世界中で評価の高いオフロード性能や耐久性/信頼性だけでなく、最新技術を使った高い安全機能やオンロードでの快適な走り、高い実用性といった特長を備えるランドクルーザープラド。大切な家族とのドライブには、うってつけの一台と言えるだろう。
トヨタ最新の2.8リッター直噴ディーゼルターボエンジン。トルクフルな走りはもちろん、11.2~11.8km/リッターという高い燃費性能も特長である。
ランドクルーザープラドの3列目シート。現行モデルでは足元を低床化し、シートの座面と床との距離を広げることで、より自然な着座姿勢がとれるようになった。
特別な内外装を持つ「G-FRONTIER」登場
車名の「G」は「Global」の頭文字で、ランドクルーザーが世界中で活躍するクルマであることからこの名とされた。
本物感や限定感、特別感を重視した、特別な装備が与えられている。