使いホーダイプランでどこまでも行ける
一方、市街地走行では、滑らかさと力強さのバランスに好感を抱いた。超低回転から大きなトルクを出し、トランスミッションがない電気自動車は、発進時などに唐突感に悩まされるタイプがあるのも事実だ。しかしリーフにそのような悪癖はない。このあたりは日産の、電気自動車経験の長さを感じる。
走行モードとしては、DレンジのほかBレンジがあり、それぞれにエコモードが選べる。Bレンジやエコモードを選ぶと、アクセルペダルから足を離した際のエネルギー回生がやや強くなる。
その分、減速も明確になるのだが、マニュアルトランスミッション車のエンジンブレーキを思わせるフィーリングが得られ、むしろリズミカルなドライビングが堪能できるはずだ。僕自身もBレンジを選んで走ることが多かった。

日産自動車グローバル本社のほか、全国の日産ディーラーに数多くの急速充電器が設置されている。取材当日も一般の方の「リーフ」が何台も立ち寄り、写真のようにカードをかざして充電する様子が見受けられた。
電気自動車を賢く使うには、この回生ブレーキをうまく使うことに尽きる。ガソリン車やディーゼル車ではあり得ない、エネルギーを取り戻すというメリットを享受できるからだ。フットブレーキを掛けている際にも回生はしているが、ブレーキパッドでの減速もしているので、その分のエネルギーは熱として放出されている。
リーフと同じように電気で走る乗り物である電車は、最新型では5km/h以下まで回生ブレーキで減速していくという。交通の流れに合わせて走る自動車で、そこまで突き詰めるのは難しいが、それに近い運転をすれば数km分のエネルギーは稼げるだろうし、ゲームのような楽しさも味わえるはずだ。

夕暮れの横浜・中華街を行く「日産リーフ」。EV専用の「NissanConnectナビゲーションシステム」を利用して検索すると、この付近にも多くの急速充電器が設置されていた。
では、使いホーダイプランはどうだったか。結論から言えばとても楽だった。航続距離に余裕があるとはいえ、利便性を試すためにさまざまな場所で利用してみたのだ。横浜では、日産自動車のグローバル本社前でも充電した。急速充電器にカードをかざすだけで充電ができるこのサービスは、リーフとともに暮らすためには欠かせないと感じたほどだ。
また、燃料費が安価な定額というのは、きわめて画期的な試みであると思う。月会費2000円(税別)といえば、レギュラーガソリンに換算すれば、わずか15リッター分程度の価格にすぎない。この価格で使い放題ということは、自動車を所有するにあたって切っても切り離せないはずの燃料費を(ほとんど)考えずに済むわけで、金額的なメリットと同時に、心理的な余裕をもたらしてくれる。ドライブの仕方が変わるのではないだろうか。航続距離が280kmあって、定額で利用できる急速充電器が全国に5600基以上もあれば、どこまでも行けるだろう。日産、そしてリーフは、こんなEVライフを可能にしたのだ。

さいたま市内のショッピングセンターにて。森口氏は、「リーフ」とより快適な生活を送るためには、「ZESP2使いホーダイプラン」の活用が不可欠であると実感したという。













