CHAPTER1 ランドクルーザープラド×小山田大 道なき道も越えていける

世界のトップクライマー・小山田大さんと、巨岩を求めて山中の岩場へ。道中をともにしたランドクルーザープラドや、挑戦を続けるクライミングについて話を聞いた。

世界のトップクライマー・小山田大さんと、 巨岩を求めて山中の岩場へ。
道中をともにしたランドクルーザープラドや、 挑戦を続けるクライミングについて話を聞いた。

語り=小山田大/まとめ=鈴木真人/写真=荒川正幸

撮影車両 トヨタ・ランドクルーザープラドTZ-G(オプション装着車)

ボディーカラー:ホワイトパールクリスタルシャイン(メーカーオプション)
ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4825×1885×1895mm
エンジン:2.8リッター直4 DOHC ディーゼル ターボ 駆動方式:4WD 乗車定員:7人

力強い走りに感心

そそりたつ岩をスルスルと登っていく。ほんのわずかな切れ目やくぼみに手と足をかけて進み、ものの数秒で3m以上もある岩のてっぺんに立った――

超人的な能力を披露するのは、プロフリークライマーの小山田大さん。世界のトップクライマーのひとりで、ヨーロッパでも数々の難関に挑む姿が高く評価されている。岐阜県の恵那市にある笠置山クライミングエリアで、妙技の一端を見せてもらうことになった。

「ここはクライミングに適した岩がたくさんある上に、日本で一番と言っていいほど環境が整備されているんです。広い駐車場がありますから、クルマに乗って岩登りを楽しみに来る人でにぎわっていますよ」

小山田大(こやまだ だい)
プロフリークライマー。高校卒業後にクライミングの盛んなヨーロッパに渡って武者修行。オーストラリアのThe Wheel of Life、スイスのDreamtimeなどの超難関ボルダー課題を完登して世界を驚かせる。国内では各地でクライミングエリアの開拓に尽力。2017年4月、下呂で日本初となる最高レベルV16グレードの「那由多」初登を実現し話題となった。1976年生まれ、鹿児島県出身。

今回移動のために用意したのはランドクルーザープラド。世界の道を制覇してきた本格SUVである。悪路をものともせず走れる4WD機構とタフなボディーが、山の中にあるクライミングエリアを訪れるのに頼もしい味方となる。小山田さんはランドクルーザープラドを発進させると、勢いよく林道に入っていった。初めて乗るはずなのに、以前から乗っている愛車であるかのように手慣れた様子で運転する。

「このクルマ、視界がいいですね。運転しやすいですよ」

こともなげに言うが、道幅は狭くて曲がりくねっている。大きなボディーのランドクルーザープラドを走らせるのだから慎重になりそうなものなのに、小山田さんは軽やかなステアリングさばきでコーナーを抜けていく。キノコ採りに来ていた人が路肩にクルマを止めていたところも、いち早く察知して安全にコースを変えていた。

今回は、ランドクルーザープラドのディーゼルエンジン搭載車で、山中のクライミングエリアを目指した。

「立ち上がりで力があると思ったら、ディーゼルなんですね。思い通りの加速ができるから、走っていて楽しい!」

搭載されているのは2.8リッター直列4気筒のクリーンディーゼルエンジンだ。インタークーラー付きターボチャージャーを採用し、最高出力177PS、最大トルク450N・mの力強い駆動力を供給する。排出ガス浄化装置(DPR)や尿素SCRシステムを装備することで、粒子状物質(PM)や窒素酸化物(NOx)を効率よく除去。2tを優に超える車重なのに、11.2km/リッター(JC08モード)という優秀な燃費性能を実現している。

目的地に着くと、早速バックドアを開けて荷室からクライミング用の装備を取り出した。7人乗りのランドクルーザープラドTG-Zは3列目シートが電動で格納できるようになっていて、フラットなラゲッジスペースを簡単に作り出すことができる。2列目も倒してしまえば、さらに広大な空間が出現するのだ。

長年親しんだクルマのように、スムーズにランドクルーザープラドを走らせる小山田さん。運転のしやすさや走りの楽しさが印象的だという。

「ボルダリングをするには大量の荷物を運ばなければならないので、荷室が大きいのは助かりますね。岩を登るのは体ひとつでできるんですが、ボルダリングの場合、どうしても下に置くマットがかさばるんですよ」

クライミングのギアを積み込んだ荷室。シートの背もたれを倒すことで、最大約1000リッターの積載スペースが得られる。