いざという時も安全・安心
前述の通り、ランドクルーザープラドの特徴となるのが、数多く採用されている先進機能だ。全車標準装備となる衝突回避支援パッケージToyota Safety Sense Pは、ミリ波レーダーと単眼カメラを併用した検知センサーを使って車両を統合制御することで、クルマだけでなく歩行者との事故や衝突被害の軽減を支援するもの。具体的には、以下の4つの機能が備わっている。
ひとつ目の機能が、歩行者やほかの車両との衝突回避や衝突被害軽減を支援する自動ブレーキ「プリクラッシュセーフティシステム」だ。2つ目は車線逸脱による事故を予防する「レーンディパーチャーアラート」で、車線を逸脱しそうなときは警報が発せられる。3つ目は「オートマチックハイビーム」。ハイビームとロービームを自動で切り替え、夜間の歩行者などの早期発見をサポートしながら幻惑を抑える機能だ。そして最後が「レーダークルーズコントロール(ブレーキ制御付き)」。設定した車速内で、一定の距離を保って先行車に追従できるため、高速道路での移動の疲労を大きく軽減してくれる。さらに、シフト操作時における急発進を抑制するドライブスタートコントロールも標準装備されるなど、駐車場内においてもより安心感が得られるようになっている。

ランドクルーザープラドは全車、衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense P」を装備。走行性能のみならず、安全性も高められている。写真は、各種運転支援システムの設定画面。
ヘッドランプにはLEDが採用されており、夜間でも優れた視認性を確保。超音波センサーによって車両周囲の障害物を検知する「クリアランスソナー&バックソナー」※2や、斜め後方の死角を走る別車両の存在を教えてくれる「ブラインドスポットモニター(BSM)」※3も備わっているため、日ごろクルマに乗り慣れていない家族にも安心してハンドルを任せられる。
そして万が一の際は、通常のSRSエアバッグに加えてSRSニーエアバッグ、SRSサイドエアバッグ(運転席・助手席)、SRSカーテンシールドエアバッグ、アクティブヘッドレストといった装備で乗員への被害を軽減させる。ボディー前面には衝撃吸収構造を採用し、歩行者との事故にも備えている。

LED式のヘッドランプは、車両の姿勢が変化しても照射軸を一定に保つ、オートレベリング機能付き。ハイビームとロービームの切り替えを自動的に行うオートマチックハイビームも備わる。
家族でのロングドライブというシーンを想像してみれば、衝突回避支援パッケージのToyota Safety Sense Pや、ドライブスタートコントロール、LEDライト、クリアランスソナー、ブラインドスポットモニターは、どれもドライバーや家族の安心・安全のために、非常にありがたい機能だろう。
※2 TZ-Gに標準装備、その他にメーカーオプション
※3 TZ-G、TX“Lパッケージ”にメーカーオプション

ミリ波レーダーと単眼カメラを併用して、運転をサポートするランドクルーザープラド。グレードにより、車線変更時の後方確認をアシストするブラインドスポットモニターも用意される。














