オンでもオフでも頼りになる

ランドクルーザープラドの走りの基本となるのが、堅牢（けんろう）で高剛性なラダーフレーム。そこにアドオンされるのが、先進のテクノロジーである。

悪路に対しては、路面状況に対して瞬時に対応する「マルチテレインセレクト＋クロールコントロール」^※4を設定。マルチテレインセレクトは路面状況にあわせた5つのモード（MUD&SAND／LOOSE ROCK／MOGUL／ROCK&DIRT／ROCK）が用意され、エンジンやブレーキなどを統合制御することで、本格4WDならではの優れた悪路走破性能を誰もが味わえるようになっている。また、クロールコントロールは、凹凸の大きいオフロードや滑りやすい路面、および急勾配の坂道で、アクセルやブレーキ操作をすることなく、ステアリング操作のみで極低速走行を可能とするもの。厳しい路面状況をよりイージーにクリアできるのだ。

さらに、シーンにあわせて5つの走行モード（NORMAL／ECO／COMFORT／SPORT S／SPORT S＋）を選べる「ドライブモードセレクト」^※5と、先進のシャシー制御技術である「AVS/NAVI・AI-AVS＆リヤ電子制御エアサスペンション」、「キネティックダイナミックサスペンションシステム（KDSS）」も用意されている。AVS/NAVI・AI-AVS＆リヤ電子制御エアサスペンションは、走行モードに応じて、コーナリング時に最適な車両姿勢を保つというもの。HDDナビ装着車ではAVSとナビが連動して、ダンパーの減衰力を自動で最適に制御。走行状態に応じて車高も調整してくれる。一方のKDDSは、前後スタビライザーの作動を走行状況に応じて変化させ、オンロードでは安定した走行姿勢を保ちながら、オフロードでは高い悪路走破性を実現する。オンでもオフでも優れた走りを味わうことができるのだ。

パワートレインは、最高出力177PS（130kW）／最大トルク450N・m（45.9kgf・m）を発生する2.8リッタークリーンディーゼルエンジン「1GD-FTV」と、最高出力163PS（120kW ）／最大トルク246N・m（25.1 kgf・m）の2.7リッターガソリンエンジン「2TR-FE」の2種類で、トランスミッションにはどちらも6段ATが組み合わされる。JC08モード計測による燃費は、ディーゼル車が11.2～11.8km/リッター^※6で、ガソリン車が9.0km/リッター^※7。いずれもLクラスのSUVとして必要十分なパワーと優れた燃費性能を両立している。

LクラスSUVならではの室内空間の広さと使い勝手の良さも、ランドクルーザープラドの魅力のひとつだ。特に、ミニバンと同じ3列7人乗りのシートレイアウトを選べる点は、ファミリーユーザーにとってうれしいポイントだろう。

SUVの3列シート車と聞いて、サードシートは狭くて使い物にならないと想像する人もいるかもしれない。しかし最新のランドクルーザープラドの場合、セカンドシートには135mmのスライド調整機構を採用。さらに、サードシートの足元は従来モデルより50mm低床化されており、居住性が大幅にアップしている。大人も利用できるサードシートとなっているのだ。

さらに上級グレードになると、このサードシートをスイッチひとつで格納・復帰させられる「電動フロア格納機能」^※8も装備され、非力な女性でも簡単にシートアレンジが可能となる。さらにセカンドシートを前倒しすれば、車中泊もできそうなほどの広くフラットな空間を作り出すことができる。ランドクルーザープラドには、荷物満載での家族旅行にも悠々と応えられるだけの実用性が備わっているのだ。

世界中で評価の高いオフロード性能や耐久性・信頼性だけでなく、最新技術がもたらす安全性やオンロードでの快適な走り、そして高い実用性といった特徴を備えるランドクルーザープラド。大切な家族とのドライブには、うってつけの一台といえるだろう。

※4 TZ-Gにメーカーオプション
※5 TZ-Gに標準装備
※6 車両重量が2280kg以上の場合は11.2km/リッターとなります。
※7 車両重量が2110kg以上の場合は8.8km/リッターとなります。
※8 TZ-G、TX“Lパッケージ”に標準装備