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スマートフォンのアプリで探した地点がすぐにカーナビに転送される。目的地ボタンにタッチすればルート探索が完了。

「公式・世界遺産日光観光ガイド」というiPhoneアプリで日光東照宮を検索。

ハイウェイガイドでは各ICなどへの距離やおおよその到着予想時刻がわかる。

左甚五郎作といわれる眠り猫は東回廊の奥社参道入り口の上にたたずむ。東照宮の彫刻の中でもっとも有名なもののひとつ。

こちらもおなじみの三猿。表門をくぐって左手の神厩舎(しんきゅうしゃ)にある。見ざる、言わざる、聞かざるのほか母子の猿などもある。

国宝の陽明門。あちこちに彫刻が施され、一日中見ていても飽きないため、日暮らし門とも呼ばれている。
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公式アプリを使って日光へ
日光の社寺が世界文化遺産の登録を受けたのは1999年のこと。関東では最初の世界遺産であり、いわば富士山の先輩である。そんな日光へは、ケンウッド「彩速ナビ」の最上位モデル、MDV-Z700で行くことにした。このカーナビ、スマートフォン感覚の操作感と、その操作レスポンスのよさで知られているが、スマートフォン・アプリ「Navicon」との連携もウリのひとつである。そのNavi conと連携するアプリもどんどん増えており、検索方法や情報は無限大といっても過言ではない。
もしや? と思い、出発前にアプリを検索してみたら、あるわあるわ、日光に関連するiPhoneアプリは有料、無料を含めて多数出てくる。この中から日光観光協会がリリースしているNavicon対応の無料アプリ「公式・世界遺産日光観光ガイド」をダウンロードして使ってみることにした。
アプリを立ち上げるとメインメニューが登場し、クイズやらコミュニティーやらさまざまなメニューがあるのだが、そのあたりは無視してMapをタップ。地図の上にあるカメラやナイフ&フォーク、買い物かごなどのアイコンのタブにタッチすると、観光スポット、飲食店、お土産店などが地図上にアイコンで表示される。日光なら、まず目指すのは東照宮。カメラアイコンから東照宮の場所を探し、東照宮の情報を表示させた状態で右上にあるクルマのアイコンにタッチすると自動的にNaviconが立ち上がり、東照宮の場所にピンが立つ。彩速ナビと接続した状態で、「ピンをドロップ」にタッチすればカーナビ側に目的地が転送されるので、ナビ側の「ルート探索」ボタンでルート探索が完了だ。言葉にするとまどろっこしいが、操作は実に簡単だ。
シンプルな案内は瞬時にわかる
カーナビの案内に従い、約2時間強で日光に到着。交差点拡大図は通常の地図をデジタルズームしたイメージのシンプルな俯瞰(ふかん)図。都内など複雑な交差点では3D交差点イラスト表示も出るのだが、日光へのドライブ中に見ることはなかった。しかし、道案内はこれで十分。曲がる直前に「ポーン」という音で合図をしてくれたり、交差点名を読み上げてくれたり、交差点拡大図の前に方面看板表示するなど、シンプルながらもわかりやすい案内だ。
ただし、公式・世界遺産日光観光ガイドで東照宮を目的地にすると、東照宮の建物そのものにプロットされるため、クルマが入れない道まで案内してしまう。このへんはご愛嬌(あいきょう)。手前に大きな駐車場があるので、そこに駐車して参拝したい。
日光東照宮の拝観料は大人1300円。宝物館や美術館へはさらに入館料が必要だ。とはいえ、さすが早くに世界遺産に登録されただけあって、さすがの貫禄。数々の彫刻が至る所に彫られた建築物は豪華絢爛(けんらん)で色彩豊か。彩速ナビで来たかいがあるというものだ。おなじみの眠り猫や三猿のほかにも、スズメ、クジャクなどの動物のほか、植物や人物など、さまざまな彫刻を細かく見ていくと時間がいくらあっても足りないほど引き込まれる。
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