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ケンウッド「彩速ナビ」MDV-Z700
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ナビ性能をディープに評価
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検索
カーナビの中には名称、住所、ジャンル、電話番号など、さまざまな検索データが収録されているのだが、スマートフォン・ユーザーなら、Navicon連携アプリのおかげで、内蔵データを活用する機会は極端に減るかもしれない。実際、今回のドライブでは帰りがけにガソリンスタンドを周辺検索した以外はまったく使っていない。そのガソリンスタンド検索にしても、通信を活用しての価格情報付き検索である。もうカーナビ内の検索データは不要なのでは?と思わせる充実ぶりだ。
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ルート探索
推奨、距離優先、高速優先、一般道優先、高速/距離優先の5つのアルゴリズムで、ルートを同時探索できる。高速を乗り降りするIC名がポップアップ表示されるなど、わかりやすい表示だ。また画面下に入り口ICと出口ICの名前が表示されるが、これをタッチすることで、乗り降りするICを変更できる。このやりやすさも随一だ。ルート探索は素早く完了するし、今回スマートループ渋滞情報に対応したので、渋滞を考慮したルート探索も可能。渋滞対応力も含め、賢い。
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道案内
個人的な意見だが、カーナビの案内はちらっと画面を見た時に瞬時に判断できるわかりやすさがもっとも重要だと思う。もっと言えば、音声案内だけで誘導してくれるのが理想だ。その点、ケンウッド彩速ナビのシンプルな案内は、画面をひと目見ただけで瞬時に曲がる方向を認識できるし、曲がり角の直前で「ポンポン」という音声が曲がる地点であることを教えてくれる。情報過多で、瞬時の判断に迷うよりは、シンプルかつ的確な案内のほうがありがたい。これで十分だと思う。
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操作性
ケンウッド彩速ナビの最大の魅力は、操作レスポンスの良さだ。昨年モデルも群を抜いた速さを発揮していたが、フルモデルチェンジした2013年モデルは、それ以上のレスポンスと快適操作をいかんなく発揮している。それには正直、驚いた。スマートフォン感覚の操作感をうたうナビは増えたが、2013年彩速ナビは、スマホやタブレットそのものの操作レスポンスといっても言い過ぎではないと思う。逆にスマホを使っていない人は、はじめは操作に戸惑うことがあるかもしれない。
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その他の特徴1
2013年彩速ナビには、カーナビにはこれまで必須の「メニュー」ボタンがない。代わりにあるのが「HOME」ボタン。このあたりからしてスマートフォン感覚。今回のフルモデルチェンジにあたってOSをAndroidに変更しているが、それはHOMEボタンを採用したことからもうかがい知ることができる。ホーム画面ではカレンダーや時計、時速や方位、天気等の情報を知ることができ、通信によって全国の任意の場所の天気予報も画面上で見ることができる。
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その他の特徴2
2013年彩速ナビは通信利用でさまざまな情報を外部から取得できるのも特徴。通信はスマートフォンを経由し、手持ちのスマートフォンに「KENWOOD Drive Info.」という無料アプリ(iPhone/Andoroid用の両方あり)をダウンロードしておけば、通信を活用していることをほとんど感じることなく、ナビ側の操作だけで快適に外部コンテンツと連携できる。中でもスマートループ渋滞情報を取得できるようになったのは大きな魅力だ。
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MDV-Z700W

MDV-X500

MDV-R700
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彩速ナビ、その他のラインナップ
2013年彩速ナビはMDV-Z700の他に3モデルある。MDV-Z700Wは、機能がZ700とほぼ同じで、ボディーサイズを横幅200mmに広げたモデル。ボリューム等のハードキーが7型ワイド画面の右側に移動し、右ハンドル車では使いやすい設計だ。トヨタ、ダイハツ、日産等のワイドコンソール車にフィットする。MDV-R700は、Z700からDVD/CDのディスクドライブを省略したものと思えばいい。MDV-X500は、ディスプレイが光沢パネル採用のプレミアムファインビューモニターではなく、非光沢パネルのスーパーファインビューモニターを採用したタイプ。地図データを収録するSSDは、容量がZ700の半分の8GBとなる。
まとめ
カーナビを選ぶ際、ナビ機能優先、操作性優先、使いやすさ優先、音質優先など、さまざまな基準があると思う。ケンウッドMDV-Z700は、スマホやタブレットを使い慣れている人にとってはこの上なく使いやすく、操作性はトップレベル、スマートループ渋滞情報に対応したことで渋滞対応力も優れる。またスマートフォンアプリ連携により、検索を中心としたナビ機能もレベルが高い。高度な機能を持ちながらユーザー・フレンドリーでもある。AVナビとしての総合力では、かなりハイレベルなモデルといえよう。
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