カナダのBRP社の三輪モーターサイクル「カンナム・スパイダー」。「F3-S デイトナ500エディション」(写真)は、特にスポーティーな性格が与えられたモデルだ。
「カンナム・スパイダーF3-S デイトナ500エディション」。「サーキットイエローメタリック」と名付けられた鮮やかなボディーカラーをまとう。
Y字を描く、独自のフレーム構造を持つ「カンナム・スパイダー」。フロント寄りに、1.3リッター直3エンジンが搭載される。
「カンナム・スパイダー」には、普通自動車免許で乗ることができる。
ライダーは、車体のやや後方に着座する。ステップの位置は、体格にあわせて前後5段階に調節できる。
ボディーサイドには「can-am」のロゴが添えられる。
ウインカー(写真上方)は、サイドミラーと一体型になっている。
フロントには、社名「ボンバルディア・レクリエーショナル・プロダクツ」を略したBRPのロゴマークが添えられる。
両サイドのサイクルフェンダーが特徴的なフロントまわり。車体のノーズ部分には、ラゲッジスペースが確保されている。
伸びやかなシルエットの「カンナム・スパイダーF3-S」。ボディーサイズは全長2667mmで、ホイールベースは1714mm。
フロントのアルミホイールは6スポークの16インチ。艶のあるブラックでドレスアップされている。
前後のブレーキは、フットペダルで同時に制御される。ブレーキキャリパーはブレンボ製。
特徴的なデザインのリアコンビランプ。シート後方のリアカウル内には、小物が収納できる。
リアまわりは、高強度のスイングアームとモノサスペンションで構成される。
「カンナム・スパイダーF3-S デイトナ500エディション」のサドル形シートには、イエローのステッチが施される。
「F3-S デイトナ500エディション」の「スーパースポートグリル」。赤い差し色が目を引く。
フロントの足まわりは、上下2段式の「ダブルAアーム」で構成される。中央に見えるショックアブソーバーは、FOX PODIUMのもの。
写真で見るよりも重心が低く感じられる「カンナム・スパイダー」。走行中は、どっしりとした安定感が得られる。
「カンナム・スパイダー」には、一定速度での巡航を可能とするクルーズコントロール機能が備わる。
ライダーの体には、勇ましいエンジンの鼓動が伝わってくる。
海辺の道を行く「カンナム・スパイダー」。快適な乗り心地のおかげで、極めて落ち着いた心もちでオープンライドが堪能できる。
2眼式のメーターパネル。中央部分には、液晶のインフォメーションディスプレイがレイアウトされる。
軽量なアクラポビッチ製マフラー。走りのパフォーマンスを高めるオプションとして用意される。
パワーユニットは、ロータックス製の1.3リッター直列3気筒エンジン。最高出力115hpと最大トルク130Nmを発生する。
「カンナム・スパイダー」のコーナリングは、体重移動ではなく、クルマのようにハンドルを切ることで行う。
「カンナム・スパイダー」のライディングスタイルは、アメリカンタイプのバイクを思わせる。ハンドルバーの位置は、5種類のオプションで調節可能。
「カンナム・スパイダー」で、ワインディングロードを駆け上がる。山頂に近づくにつれて周辺の空気が変わっていく様子が、体で感じられる。
車体の挙動を安定させるスタビリティーコントロールシステムやトラクションコントロールシステムが、標準で備わる。
「カンナム・スパイダーF3-S」では、スポーツモードも選択可能。これにより、一段とアグレッシブな走りが可能になる。
最高出力は、7250rpmという高回転域で発生。ひとたびアクセルを全開にすると、強烈な加速を見せる。
ロゴ入りのサイドパネル。鮮やかなイエローのボディーカラーに、赤いアクセントが映える。
プリミティブなスポーツカーよりも快適で、スーパーバイクよりも安全に自然と触れ合える「カンナム・スパイダー」。人生に刺激を与えてくれる、新しいヴィークルだ。