12年の歳月がかなえた軽自動車の進化を実感
「実は息子が今『タント』に乗っているんです。平成18年式モデルですが」
息子さんのほうは1年半前に運転免許を取得したばかり。そこで古田さん親子は、クルマに慣れるために中古車の「タント」を購入したそうだ。今回は、新しいモデルの進化ぶりを見ようと、親子でイベントに参加した。
「広さは家の『タント』でも十分なんですが、走りはまったく違いますね。軽自動車の性能が良くなっているとは聞いていたんですが、想像以上です。走りの質感は登録車と変わりません」
昔はスポーティーなセダンに乗っていた古田さんだが、「タント」の走りに感心したようだ。それは息子さんも同じ。
「静かさがまったく違います。同じスピードでも、エンジンの回転数が低いように感じました」
「タント」は子育て層に絶大な人気を誇るスーパーハイトワゴン。家族が乗るのだから、静かさも重要な性能なのだ。背が高くて広大な室内空間が確保され、両側スライドドアを備えていて使い勝手もいい。助手席側はピラーをドアに内蔵する「ミラクルオープンドア」を採用。前後のドアを開けると、広くて大きな開口部が出現する。幅は1490mm。じゃまになる柱がない(ドアに内蔵されている)ので、乗り降りはスムーズだ。ベビーカーを畳まずに載せることだってできる。
「3台に乗ってみて、『ムーヴ キャンバス』はおとなしめ、『キャスト アクティバ』はスポーツカー的な味付けだと思いました。息子ともども、ちょうどいい乗り味の『タント』が一番のお気に入りです」
広さや使い勝手、走りだけではない。自然吸気のモデルならJC08モードで28.0km/リッターと低燃費だし、「スマートアシストIII」などの先進安全装備も用意されている。「タント」は、軽自動車に求められるすべてを備えたオールマイティーな存在なのだ。