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エアージェスチャーが進化



エアージェスチャーは、タッチパネルに触らなくても、ナビの前で手を振るだけであらかじめ設定しておいた操作ができる機能。2012-13年型の楽ナビから導入された機能で、あらかじめ設定できる機能はひとつに限られていたが、2013-14年モデルは2つの機能を設定(右振り/左振りも加えれば最大4つ)できるようになった。その切り替えはタッチパネルで行う。手振り操作を切り替えるためにタッチパネルを操作するとは、やや本末転倒の感はあるのだが。ほかに操作時の音を変えられるといった機能も追加された。登録したスケールと25mスケールまたは500mスケールへの切り替えが手振り操作で素早くできるようになったのは便利。
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2つの機能を割り当てられるなど
エアージェスチャーが進化
エアージェスチャーとは、手振り操作でボタンに触れずに操作できる機能。2013-14年モデルでは新たにいくつかの機能を加えてパワーアップした。そのひとつは、エアージェスチャーに2つの機能を設定して、どちらを使うかを簡単に切り替えられること。また、さまざまな音の設定もできるようになった。AVソースの音量アップダウン、25mスケール地図と登録したスケールの切り替えといった新たな操作を加えてきた。
登録したスケールと25mスケール、または500mスケールの切り替えは、確かに便利である。ドライブ中、道が狭い住宅街に入り込んだときは100mスケールとか200mスケールの普段見ている地図から詳細市街地図に切り替えることは多々あるし、高速道路を走行中あるいは遠出したときなどに広い範囲の地図を見たいと思うことはよくあるからだ。
ただ、楽ナビのオーナーとなったときの自分を想像すると、この機能を使うかというと、おそらく使わないと思う。今回の試乗でも気になったのだが、ダッシュボードに手を近づけるのはなにもカーナビを操作するときに限らず、エアコンを操作するとか、ハザードをつけるとか、なにかと多く、そのたびにエアージェスチャーが反応してしまうからだ。ましてや喫煙者の僕は、マイカーでは灰皿にも手を近づけるわけで、さらに反応する回数が増える可能性が高い。また、自分が車内で手を振っている姿を想像すると、なんとも気恥ずかしいというのもある。幸い、このエアージェスチャーは「使わない」設定も可能。これは設計者の良心といえよう。楽ナビには2012-2013年モデルからオンダッシュタイプの楽ナビポータブルが加わったが、もしかしたら装着位置がドライバーから遠くなりがちなポータブルタイプなら、この機能は有効かもしれない。
2014年の「楽ナビ」は 付加価値で勝負
区間ごとの所要時間を把握し 最短時間のルートを提示
2つの機能を割り当てられるなど エアージェスチャーが進化
正確な自車位置のおかげで 案内は正確で安心感が高い
優れた渋滞対応力と自車位置精度 これが楽ナビの真骨頂だ
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