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ゴリラにドライブカメラが付いた!
地図がクルマを変える
この冬注目の「使える」ナビ4機種
カロッツェリア
イクリプス
パナソニック
ケンウッド


ケンウッド MDV-Z700
ケンウッド MDV-Z700
オープン価格 解説=石田 功 写真=小河原 認



速さとキレイがウリの彩速ナビ


レスポンスに優れたフリック&ドラッグ操作





スマートフォンやタブレット風の操作感をうたうカーナビが増えているものの、操作レスポンスも含めてスマホ&タブレットにもっとも近いのが彩速ナビ。地図のスクロールはものすごくスムーズかつ素早いレスポンス。スクロール中に地図が消えてしまうことも少ないし、左上の小ウィンドウで、どの辺をスクロールしているのかを確認できるのもちょっとした気遣いだ。地図のスケール変更はピンチイン/ピンチアウトでできるが、120mスケールなど、100mと200mの間の縮尺で止められるのも特徴。ユーザー好みの縮尺で地図が見られるのは、使いやすさを高めているポイントといえる。



幹線道路以外の細かい道にも渋滞や混雑、順調の表示が見える。これが全国70万kmにも及ぶスマートループ渋滞情報のすごさ。



三沢球技場と馬事公苑、国立競技場を
スマホ感覚の快適操作で周遊


静電タッチパネルを採用し、スマートフォンやタブレット風のフリック&ドラッグ等の操作ができるカーナビはここ1〜2年の間にずいぶん増えた。しかし、スマホやタブレットの操作レスポンスに比べると、どうにも速さがついていっていないというのが実情である。

そんななか、2013年春に登場したケンウッドの彩速ナビは違う。開発時にスマホを横に並べ、スマホと同じ速さを実現するまで発売しないという意気込みで改良に改良を重ねたとのこと。そのかいあって、彩速ナビの2013年モデルは、本当にスマホナビのレスポンスを身につけた。前年モデルからのフルモデルチェンジにあたって、OSをAndroidに変更したというのも大いに影響があると思うが、スマホやタブレットに通じる操作感を身につけたのは、それらの操作に慣れている人にとって違和感なく受け入れられるだろう。

試乗車に搭載されていたのは、2013年春・彩速ナビの中でもトップグレードのMDV-Z700。彩速ナビは機種によってCD/DVDドライブを省略したり、前年型のディスプレイを採用して価格を抑えるなど、機種によって少しずつ違っているのだが、これは持てるスペックのすべてを投入したモデル。いわゆる全部入りである。そんなMDV-Z700で旅したのは、都内近郊の1964年東京五輪開催スポット。ケンウッドがある守屋町(横浜)をスタートして、まずは三ツ沢球技場に向かう。


スマートループ渋滞情報で
混雑/渋滞を把握


三ツ沢球技場は国体のために1955年に建設され、1964年東京五輪ではサッカー会場として使用された。今でもJリーグや高校サッカーなどで利用されており、近くの公園も含めて市民の憩いの場になっている。

ケンウッドから三ツ沢球技場へは一般道で。横浜の中心部を通らずに北へ向かうため、それほど渋滞している箇所はないが、それでもところどころで渋滞や混雑の表示が見える。しかも主要道路だけではなく、わりと狭い道まで渋滞/混雑表示がある。これは、彩速ナビがスマートループの渋滞情報に対応しているからだ。

彩速ナビでスマートループ渋滞情報を取得するには、スマホにKENWOOD DRIVE INFO.というアプリをインストールし、カーナビと有線接続した状態でアプリを立ち上げておく。これだけでOK。渋滞を取得するために、とくに特別な操作は要らないのがいい。また、渋滞情報だけではなく、天気予報などの情報も取得可能。カーナビ本体のHOMEボタンを押すと画面には天気予報のアイコンが現れるが、これは通信によって取得した実際の天気予報である。これも、わざわざ操作しなくても取得できる。このように、通信するのに特別な操作が不要なところも、彩速ナビが使いやすい部分だ。

このKENWOOD DRIVE INFO.の情報は、2014年3月まで無料で取得可能。その後はいくらかの課金がある予定だが、まだ詳細は決定していないという。できるなら、無料を継続、もし有料になるならば、できるだけリーズナブルな金額で使えるようにしてもらいたいものだ。



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速さとキレイがウリの
彩速ナビ
三ツ沢球技場から馬事公苑へ
ちょっと気になる部分も
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測位性能は良好
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