CHAPTER 1.
インジニウムディーゼルを搭載するF-PACEの実力を知る
これはジャガーだと思う
文=高平高輝/写真=小林俊樹
見た目以上に実用的
スタイル重視の流麗なSUVのように見えて、実はF-PACEは室内スペースなどの実用面にも抜かりがない。“カッコいい”SUVの中にはウエストラインから上のグリーンハウスをコンパクトに絞ったせいで、乗員の肩や頭部周りが窮屈になってしまう例もあるが、F-PACEの場合は前席はもちろん、後席も広々としており狭い場所に押し込められている感覚はない。
カッコいいだけじゃない。「F-PACE」は究極に実用的なスポーツカーだ。
リアシートの着座姿勢もお手本のようにアップライトで、ヘッドルームも十分。またラゲッジスペースについてもややフロアは高いものの、荷室の形状はスクエアな上に容量も大きく使いやすそうだ。外観のカッコよさからはちょっと意外なほど、“使える”スペースを持つSUVである。後輪駆動ベースゆえにUターン時などの取り回しにも優れており(最小回転半径は5.6m)、狭いところでもそれほど持て余すことはないはずだ。強いて弱点として挙げるとすればリアウィンドウが細長いせいで、それを通じて見る視界が狭いことぐらいだ。
リアシートの実用性はとても高い。ヘッドルームも十分。
ボディーの80%にアルミを使用した軽量ハイブリッド構造とはいえ、全長4740×全幅1935mmというサイズのフルタイム4WDだから、最もベーシックな「20d PURE」でも車重は1920kgと2tに近い。だが、「XF」などと同じく新世代の「インジニウム」2リッター4気筒ディーゼルターボ180ps/4000rpm、430Nm/1750-2500rpm)の強力なトルクは、ほとんどその重さを意識させることはなく、洗練された8ATを生かして滑るように走る。ボディーの大きさのせいか、ディーゼルノイズはジャガー各車の中で最も気にならないようだ。スポーツグレード用に用意されたスーパーチャージャー付き3リッターV6エンジンは340psと450Nmとさらに強力で(Sグレードのみ最高出力は380psに引き上げられている)、踏めばたけだけしい怒涛(どとう)の加速を見せるが、よほどすいた道以外ではやや持て余し気味なほどパワフルだ。
430Nmもの最大トルクを誇るインジニウムディーゼルエンジン。
リアシートの着座姿勢もお手本のようにアップライトで、ヘッドルームも十分。またラゲッジスペースについてもややフロアは高いものの、荷室の形状はスクエアな上に容量も大きく使いやすそうだ。外観のカッコよさからはちょっと意外なほど、“使える”スペースを持つSUVである。後輪駆動ベースゆえにUターン時などの取り回しにも優れており(最小回転半径は5.6m)、狭いところでもそれほど持て余すことはないはずだ。強いて弱点として挙げるとすればリアウィンドウが細長いせいで、それを通じて見る視界が狭いことぐらいだ。
ボディーの80%にアルミを使用した軽量ハイブリッド構造とはいえ、全長4740×全幅1935mmというサイズのフルタイム4WDだから、最もベーシックな「20d PURE」でも車重は1920kgと2tに近い。だが、「XF」などと同じく新世代の「インジニウム」2リッター4気筒ディーゼルターボ180ps/4000rpm、430Nm/1750-2500rpm)の強力なトルクは、ほとんどその重さを意識させることはなく、洗練された8ATを生かして滑るように走る。ボディーの大きさのせいか、ディーゼルノイズはジャガー各車の中で最も気にならないようだ。スポーツグレード用に用意されたスーパーチャージャー付き3リッターV6エンジンは340psと450Nmとさらに強力で(Sグレードのみ最高出力は380psに引き上げられている)、踏めばたけだけしい怒涛(どとう)の加速を見せるが、よほどすいた道以外ではやや持て余し気味なほどパワフルだ。
