CHAPTER 4.
F-PACE でグランピングを体験する
自由な発想と進取の精神
文=鈴木真人/写真=荒川正幸/取材協力=ネスタリゾート神戸
融合が生み出す新たな価値
再びF-PACEに乗り込んで帰路につき、運転しながらネスタリゾート神戸での時間ははたしてキャンプと呼べるものだったのかと考えた。これまであったキャンプの概念とは、明らかに違う。ただ、ホテルで過ごすことともまったく別の体験だ。いわゆるアウトドアライフではないし、ホテル住まいでもない。
SUVであっても、「F-PACE」はまぎれもないジャガーだ。スポーツカーと変わらぬ機敏な反応を備えている。
F−PACEもまた、ありきたりのSUVとは一線を画する。スタイリングやインテリアを見てもそれは一目瞭然で、運転すれば凡百のモデルとの違いをはっきりと認識する。猫足は確実に受け継がれ、サルーンモデルと変わらない乗り心地だ。そこにSUVであればこそのメリットがプラスされる。自分の趣味に合った装いやアトラクション用のグッズを持ち込むのがグランピングであり、荷室容量に余裕があるのはありがたい。
「F-PACE」にも猫足は確実に受け継がれている。サルーンモデルと変わらぬ乗り心地だ。
都会から離れて海辺や山へおもむくと、整備された道ばかりではないかもしれない。F−PACEの4WDシステムはいざという時に役に立ってくれるだろう。ネスタリゾート神戸まではほぼ高速道路を使って行くことができたが、帰りに大雨に見舞われた時には安定感のある走りが心強かった。
F−PACEを運転していると、自分が大きなボディーのSUVに乗っていることを忘れてしまう。ステアリング操作に対しては、スポーツカーと変わらぬ機敏な反応が返ってくる。コーナーで不自然なロールが安定感をおびやかすことはないし、アクセルを踏み込めば思い通りの加速が得られる。SUVであっても、F−PACEはまぎれもないジャガーなのだ。
進化し続けるジャガー。伝統のブランドは、挑戦を惜しまない。
グランピングも、やはりキャンプである。これまでになかった新しい形態であるというだけだ。デザインされたアウトドアライフであり、都会←→自然という二項対立の打破を志向している。従来のイメージに固執するのは、実は怠惰なふるまいではないのか。
アウトドアだからといって、粗野であっていいということにはならない。伝統のブランドだからといって、挑戦してはいけないということではないのと同じだ。ジャガーにはE-Typeを受け継ぐ洗練のイメージがあり、SUVはアウトドアライフと結びついている。相いれないはずのものが融合した時、新たな価値が生み出されるのだ。F−PACEとグランピングに共通するのは、自由な発想と進取の精神なのかもしれない。
内装のしつらえの上質感にもジャガーらしさがあふれている。
F−PACEもまた、ありきたりのSUVとは一線を画する。スタイリングやインテリアを見てもそれは一目瞭然で、運転すれば凡百のモデルとの違いをはっきりと認識する。猫足は確実に受け継がれ、サルーンモデルと変わらない乗り心地だ。そこにSUVであればこそのメリットがプラスされる。自分の趣味に合った装いやアトラクション用のグッズを持ち込むのがグランピングであり、荷室容量に余裕があるのはありがたい。
都会から離れて海辺や山へおもむくと、整備された道ばかりではないかもしれない。F−PACEの4WDシステムはいざという時に役に立ってくれるだろう。ネスタリゾート神戸まではほぼ高速道路を使って行くことができたが、帰りに大雨に見舞われた時には安定感のある走りが心強かった。
F−PACEを運転していると、自分が大きなボディーのSUVに乗っていることを忘れてしまう。ステアリング操作に対しては、スポーツカーと変わらぬ機敏な反応が返ってくる。コーナーで不自然なロールが安定感をおびやかすことはないし、アクセルを踏み込めば思い通りの加速が得られる。SUVであっても、F−PACEはまぎれもないジャガーなのだ。
グランピングも、やはりキャンプである。これまでになかった新しい形態であるというだけだ。デザインされたアウトドアライフであり、都会←→自然という二項対立の打破を志向している。従来のイメージに固執するのは、実は怠惰なふるまいではないのか。
アウトドアだからといって、粗野であっていいということにはならない。伝統のブランドだからといって、挑戦してはいけないということではないのと同じだ。ジャガーにはE-Typeを受け継ぐ洗練のイメージがあり、SUVはアウトドアライフと結びついている。相いれないはずのものが融合した時、新たな価値が生み出されるのだ。F−PACEとグランピングに共通するのは、自由な発想と進取の精神なのかもしれない。
