360psの「メルセデス・ベンツA45 AMG」が登場

2013.07.01 自動車ニュース
「メルセデス・ベンツA45 AMG 4MATIC」
「メルセデス・ベンツA45 AMG 4MATIC」

“最もパワフルなAクラス”「メルセデス・ベンツA45 AMG 4MATIC」発売

メルセデス・ベンツ日本は2013年7月1日、「メルセデス・ベンツAクラス」のハイパフォーマンスモデル「A45 AMG 4MATIC」を国内で発表。同日に発売した。


360psの「メルセデス・ベンツA45 AMG」が登場の画像

「A45 AMG 4MATIC」の2リッター直4ターボエンジンは、「A250シュポルト」の70%増しにあたる360psを発生。「Aクラス」ファミリーのみならずクラスで最強と声高にアピールされる。


    「A45 AMG 4MATIC」の2リッター直4ターボエンジンは、「A250シュポルト」の70%増しにあたる360psを発生。「Aクラス」ファミリーのみならずクラスで最強と声高にアピールされる。
レザー仕立てのインテリアは、赤いステッチがアクセント。ハンドル位置は右側のみ。
レザー仕立てのインテリアは、赤いステッチがアクセント。ハンドル位置は右側のみ。
リアまわり。両サイドにエアアウトレットを持つ、専用デザインのバンパーが与えられる。マフラーエンドは4本出し。
リアまわり。両サイドにエアアウトレットを持つ、専用デザインのバンパーが与えられる。マフラーエンドは4本出し。

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■“モンスターAクラス”現る

現行Aクラスの開発が明らかにされた頃から、すでにその存在がうわさされていた、“AMG版Aクラス”。2013年3月のジュネーブショーで正式に発表され、早くも日本導入となった。初代Aクラスにも「A210エボリューション」としてごく限定的にAMGの名を冠したモデルが発売されたことはあったが、正式なカタログモデルとしては、エンジン横置きモデルにAMGが設定されるのは初めてだ。

フロントグリル、サイドスカート、リアバンパーデザインなどに専用の意匠が見られるものの、全体的に抑制されたルックスで登場した「A45 AMG 4MATIC」。
エンジンは、形式こそ2リッター直4 DOHC ターボと「A250シュポルト」と同様ながら、中身はまったくの別もの。鍛造ピストン、クランクシャフト&クランクケースなどは専用設計で、最大1.8バールの過給圧をかけるツインスクロールターボとの組み合わせによって、最高出力360ps/6000rpm、最大トルク45.9kgm/2250-5000rpmを発生する。
また、現代のハイパフォーマンスエンジンらしく、ピエゾインジェクターによるスプレーガイデッド式直噴を採用するほか、マルチスパークイグニッションなど、低燃費技術も盛り込まれる。現時点では日本のJC08モード燃費は発表されていないが、欧州NEDC(複合)燃費は14.1~14.5km/リッター。

メルセデス・ベンツが「世界最高の~」といったわかりやすい表現を用いるのは珍しいが、このクルマに関しては「世界一パワフルな4気筒ターボ」と鼻息が荒い。確かに「リッター当たり181ps」は、他にあまり例がない。AMGの「ワンマン、ワンエンジン」哲学にのっとって、一人の職人が1基のすべてを組み上げ、最後に自らの名前が入ったプレートを貼る。

トランスミッションは、メルセデスが「AMGスピードシフトDCT」と呼ぶ7段デュアルクラッチ式。他のAMGモデル同様、シフトタイミングを「コンフォート」「スポーツ」「マニュアル」から選べるほか「レーススタート」(ローンチコントロール)機能が付く。
シフトダウン時には自動的にブリッピングが作動するほか、エキゾーストシステム内のフラップを開閉することで、派手な排気音を演出する。一方、基本となるコンフォート選択時には、アイドリングストップが作動する。

駆動方式は、“世界一”のパワーを受け止めるため、4WD化された。前後トルク配分は100:0の前輪駆動を基本とし、必要に応じてリアデフに組み込まれた多板ディスクが作動、最大50:50まで後輪へトルクを配分する。なお、衝突時の衝撃を吸収するため、プロペラシャフトは前後で2つに分かれている。

0-100km/h加速4.6秒の、“モンスターAクラス”の価格は640万円。絶対的には高いが、現行AMGのラインナップにおいては最安となる。
4年後の2017年に50周年を迎えるAMGは、現在「AMGパフォーマンス50」戦略を掲げ、AMGモデルのラインナップおよび販売台数の倍増を計画しており、A45 AMG 4MATICは、今後発表される「CLA45 AMG 4MATIC」とともに、同計画の実現に必要不可欠なモデルといえる。

(文=塩見 智)

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