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解説=尾澤英彦 写真=河野隆行

3D地図で目にも止まらぬほど速いスクロールが可能とは! 新開発エンジンのパフォーマンスを実感するひととき。
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わかりやすい操作と
賢いルート作成/案内
ケンウッドが帰ってきた。普及価格帯の堅実なカーナビは継続して発売してきたが、今年は檜舞台たる上級クラスで新製品を3種リリースした。中でも最上級のMDV-727DTはケンウッドが自信をもって放つ高級機。高級機と言っても決してハイエンドというわけではない。実勢価格でいえば13万円前後に位置するモデルだが、その内容は20万円超にも匹敵するから、買い得感のあるハイエンドといっていい。
そのためにいくつかの先進技術が投入された。素早い動作レスポンスを実現するためだ。地図等のデータを格納する記録媒体はSSDメモリーでそれ自体レスポンスのよいものだが、ケンウッドでは「ジェットレスポンスエンジンII」とデータ圧縮技術「S3フォーマット」を、それぞれメモリーナビ専用に開発、さらなるレスポンス向上を果たした。メモリーナビに懸念される書き換え劣化にも配慮したものという。
新エンジンは画質にも寄与。VGA液晶と相まって緻密な絵づくりにも貢献する。新規にデザインされた地図で見やすいナビとする一方、DVDや地デジもこれまで以上に高精細な画質で楽しめる。音響メーカーだから音質にも抜かりはない。対応する音楽デバイスも豊富。iPhone/iPodには別売ケーブルで対応する。
ケンウッド伝統の「逆チルト機構」も健在。画面を標準状態より1段階下側に向けることで外光の反射を抑えることができる。
純正ステアリングリモコンからの操作も可能だ。別売機器が必要だが、オーディオのソース切り替え/ボリューム等のコントロールがステアリングから手を離さずに操作できるのはこの上ない使いやすさとなるはずだ。



わかりやすい操作と賢いルート作成/案内

見やすい地図/このナビならではの検索方法/バックビューカメラ

達人のこだわりテスト/総合評価

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