“SUVのすべてを変える、新たなレンジローバー”として誕生した、「レンジローバー ヴェラール」。2017年3月に、イギリス・ロンドンで世界初公開された。
「レンジローバー ヴェラール」のボディーサイズは、全長×全幅×全高=4803×2032×1665mm(サイドミラー格納時)。フローティングルーフや途切れのないベルトラインからなる、特徴的なフォルムをまとう。
キックアップしたバンパーのラインや、4連のテールランプシグネチャーが目を引くリアビュー。
ボディーカラーは単色のほかに、ブラックコントラストルーフとのツートンカラーが選択できる。
ホイールのサイズは18インチから22インチまで。大きさやデザインの異なる17種類が用意される。
フロントフェンダーからドアパネルにかけては、シャープなデザインのフェンダーベントで飾られる。
「レンジローバー ヴェラール」のフロントまわり。ボンネットの先端に、象徴的なRANGE ROVERスクリプトが添えられる。
ドアパネル格納式のデプロイアブルドアハンドル。上質なエクステリアデザインと優れたエアロダイナミクスに寄与する。
「レンジローバー ヴェラール」のインテリアは、エレガントかつシンプルな美しさが追求されている。
メーターパネルは液晶式で、ステアリングホイールのスポーク部にはオーディオやクルーズコントロール機能の操作スイッチが備わる。
センターコンソールには、2つの10.2インチタッチスクリーンを装備。インフォテインメントシステム「Touch Pro Duo」が、豊富な情報とエンターテインメントを提供する。
下段のタッチスクリーンの画面。空調や走行モードなど車両設定に際しては、フルカラーのイメージが表示される。
センターコンソールのスイッチ類はごくわずか。シンプルなデザインでまとめられている。
インテリアの表皮には、プレミアムなテキスタイルとスエードクロスのコンビネーションや天然皮革など、さまざまな素材が用意される。
「レンジローバー ヴェラール」のシートは2列構成で、乗車定員は5人。後席の背もたれは40:20:40の分割可倒式となっている。
「レンジローバー ヴェラール」には、操縦安定性や旋回性能を高めるトルクベクタリングバイブレーキ、ダイナミックスタビリティーコントロールなどが装備される。
トランスミッションは全車8段ATで、駆動方式はフルタイム4WD。走行状況を絶えずモニタリングし、前後および後輪左右のトルク配分が最適になるよう調整する。
ラゲッジスペースの容量は5人乗車時で673リッター。最大1731リッターにまで拡大できる。
フルマトリクスレーザーLEDのヘッドランプ。ハイビームの照射範囲を自動的に調節することで、先行車や対向車の眩惑を防ぐ。
「レンジローバー ヴェラール」のデビューを記念して限定販売される、「ファーストエディション」の専用エンブレム。
「レンジローバー ヴェラール ファーストエディション」のボディーカラーは、「コリスグレイ」「シリコンシルバー」「フラックスシルバー」の3色が用意される。
日本における「レンジローバー ヴェラール」のパワーユニットは、ディーゼル1種類とガソリン3種類。写真は最高出力380psを発生する3リッターV6スーパーチャージドユニット。
オフロード走行も得意とする「レンジローバー ヴェラール」。渡河水深は、コイルサスペンション仕様車で600mm。電子制御サスペンション装着車は650mmが確保される。
滑りやすい路面では、前後のトルク配分を調整し、トラクションを最大化。状況により、フロントのみに100%のトルクを伝達することもできる。
「ダイヤモンドターンドフィニッシュ」と名付けられた、「ファーストエディション」の22インチアロイホイール。
急斜面を下る際に一定速度を維持しながらドライバーをサポートする「ヒルディセントコントロール」は、全車に備わる。
「レンジローバー ヴェラール」には、レーンデパーチャーワーニング(車線逸脱警告機能)や自動緊急ブレーキなどの運転支援システムも標準装備される。
「レンジローバー ヴェラール」の日本市場におけるラインナップは全33種類。イギリス・ミッドランド州にあるソリハル工場で生産される。