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INTERVIEW

ロボットデザインの第一人者が語る
ヴェラールの衝撃

デザイナーの思い そのままに

レンジローバーのラインナップのなかでも優雅なスタイリングを身上とする「レンジローバー ヴェラール」。
“Reductionism(還元主義)”という理念に基づきデザインされたこの最新モデルを
ロボットデザインの第一人者である高橋智隆氏はどう評するのだろうか?
語り=高橋智隆/まとめ=サトータケシ/写真=尾形和美/撮影協力=Podium Car Life Concierge

このデザインが新しい基準になる

高橋智隆さんは、日本が世界に誇るロボットクリエイターだ。ロボカップ世界大会で5連覇を果たし、代表作のひとつ「クロイノ」は米国『TIME』誌の“最もクールな発明”に選ばれた。
また、『ポピュラーサイエンス』誌の“未来を変える33人”に選ばれたこともある。

高橋さんは、ロボットデザインの第一人者であると同時に、熱心なクルマ好きとしても知られる。現在の愛車は「ダッジ・バイパー」で、同じモデルを所有するwebCG編集部のH氏と、マニアックな情報交換を行っていた。
この日、高橋さんは携帯電話の基本機能を搭載したモバイル型ロボット電話「ロボホン」とともに現れた。果たして異能のロボットクリエイターは、レンジローバー ヴェラールのデザインをどのように評価するのだろうか。

高橋智隆(たかはし ともたか)
ロボットの研究開発や製作、デザインを手がけるロボットクリエイター。
京都大学工学部物理工学科を卒業後、株式会社ロボ・ガレージを設立。乾電池で稼働する「エボルタ」やデアゴスティーニの組み立てキット「ロビ」、モバイル型ロボット電話「ロボホン」など、さまざまなロボットを世に送り出してきた。2013年には「キロボ」がH-II Bロケットで宇宙へと旅立ち、世界初のロボット宇宙飛行士となった。

「なんといっても、このツルンとした表面の処理にすごく興味があります。ドアノブまで引っ込めてしまうんですね。あと、ヘッドランプのLEDの処理とかも気になりますね」

これがヴェラールと初対面した高橋さんの第一声だ。

「初期型のダッジ・バイパーもドアノブがなくて、手を突っ込んで内側のノブでドアを開ける。自分のクルマなのに車上荒らしみたいな気分です(笑)。カスタムカーの世界で、ボディー表面の凸凹や段差をなくすスムージングという表面処理がありますが、無駄な凹凸をなくすと格段にきれいに見える。これは、メーカーがスムージングをやってしまった感じですね」

レンジローバー ヴェラールのドアノブは、普段はドアに収納されており、リモコンキーなどで解錠すると、自動でせり出す仕組みとなっている。

そう言いながら、高橋さんはフロントバンパーからヘッドランプにかけての滑らかな表面処理を手のひらで撫(な)でた。

「ここもカッコいいですね。面が一致するようにデザインされています。ここまでディテールにこだわってデザインすると、これが基準になってトレンドをけん引しそうな気がします。一度このレベルを見たら、これ以下のデザインってあり得ないじゃないですか」

レンジローバーにとって4番目のモデルとして2017年3月のジュネーブショーで発表されたヴェラール。全高を抑えた伸びやかなスタイリングが特徴となっている。
高橋智隆(たかはし ともたか)
ロボットの研究開発や製作、デザインを手がけるロボットクリエイター。
京都大学工学部物理工学科を卒業後、株式会社ロボ・ガレージを設立。乾電池で稼働する「エボルタ」やデアゴスティーニの組み立てキット「ロビ」、モバイル型ロボット電話「ロボホン」など、さまざまなロボットを世に送り出してきた。2013年には「キロボ」がH-II Bロケットで宇宙へと旅立ち、世界初のロボット宇宙飛行士となった。
レンジローバー ヴェラールのドアノブは、普段はドアに収納されており、リモコンキーなどで解錠すると、自動でせり出す仕組みとなっている。
レンジローバーにとって4番目のモデルとして2017年3月のジュネーブショーで発表されたヴェラール。全高を抑えた伸びやかなスタイリングが特徴となっている。

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