INTERVIEW
詩歩が語るレンジローバーの魅力
レンジローバーなら、行ける


地下の巨大空間へ
「座ると目線が高いんですね! すごく見晴らしがいいので、景色を眺めるには最高のポジションです。シートの革が柔らかくて気持ちいいからくつろいでしまいますね」
レンジローバーは全高1865mmの堂々たるボディー。グラスエリアが広いから、ドライバーはもちろん、後席にいてもまわりがよく見える。試乗車は「オートバイオグラフィー」というグレードで、最上級のセミアニリンレザーをシートやダッシュボード、ヘッドライニングなどに惜しみなく使用。伝統を感じさせるウッドパネル、クールなアルミニウム素材のパーツと組み合わせることによって、洗練された上質な室内空間を作り上げている。

高速道路に入ってしばらくは交通量が多くて流れが悪かったが、東京都を離れたあたりから前が開けてきた。レンジローバーが実力を発揮するステージである。
「すごい勢いで走るんですね! なんか、とっても気持ちがいい。こんなビッグサイズのクルマとは思えない加速です。でも、スピードを出しても安心感があってゆったりとした気分でいられます」
5リッターV8スーパーチャージドエンジンは、最高出力510ps、最大トルク680Nm。0-100km/h加速を5.4秒でこなす強力なパワーユニットなのだ。しかも、ボディーはアルミニウム製の軽量モノコック。レンジローバーは世界で初めてオールアルミニウムモノコックを採用したSUVで、軽くても強靱な構造を持っている。だから、オフロードでの力強さとオンロードでの快適さを両立させることができるのだ。

高速道路を降りて15分ほど走ると、道の両側にはそそり立つ大きな岩が見えてきた。目的地は大谷資料館。大谷石の地下採掘場跡の巨大な空間を利用したミュージアムである。
「昔から石材として利用されてきた大谷石は、ここから掘り出されたんです。坑内の深さは平均30メートルで広さは2万平方メートルといいますから、スケールが大きいですよね。神殿みたいな荘厳さがあります。ほら、地下にだって絶景はあるんですよ」
蒸し暑い外とは別世界で、気温は10度前後。上着を羽織っても肌寒いほどだ。垂直に切り立った岩肌には加工跡が残り、年輪を感じさせる。大自然の上に人間の手が加えられているから、2つの顔を楽しめる複合型絶景なのだ。





