気をつける点は車庫入れと変わらない
車庫入れ以上にハードルが高いのが縦列駐車だ。中には「できれば一生やりたくない……」などというドライバーもいるというが、藤島さんはここでも「前後のクルマの間隔が、自分のクルマの1.5倍以上あれば駐車できます」ときっぱり。軽自動車は全長が3.4m以下と定められているので、5mほど空いていれば駐車できることになる。
説明も単純明快だ。まず、アプローチは車庫入れと違い、駐車枠や前後のクルマから1mほど横に間を空けておく。駐車枠へ進入する際に、大きく角度をつける必要があるからだ。
その状態で前進し、前のクルマの後端と自分のクルマの後端がそろったところで停止。左側の路肩に駐車する場合は、次いで、ハンドルを左いっぱいに切ってバックする。この時、運転席側のドアミラーを見ながら進むこと。後ろのクルマのバンパー左端(駐車枠の左奥)がドアミラーの真ん中に見えたら停止する。
ハンドルを真っすぐに戻し、ゆっくりとバックを再開。右後輪が白線の真上に来たら、再び一旦停止。今度はハンドルを右いっぱいに切ってバック。枠に収まって平行になったらハンドルを真っすぐに戻す。前後の位置を確認し、真ん中になるように調整して終了。この日最も困難な課題だったが、みんなすっかりコツをつかんだようだ。