ポルシェが「718ケイマン」を日本で初公開

2016.07.01 自動車ニュース
「ポルシェ718ケイマン」(手前)と、ルマン24時間レースなどで活躍するレーシングカーの「919ハイブリッド」。
「ポルシェ718ケイマン」(手前)と、ルマン24時間レースなどで活躍するレーシングカーの「919ハイブリッド」。

ポルシェ ジャパンは2016年7月1日、水平対向4気筒エンジンを搭載したミドシップクーペ、「718ケイマン」を日本で初公開した。価格は619万円から。ヨーロッパマーケットを皮切りに同年9月24日より順次販売が開始される予定だ。

ポルシェ ジャパンの七五三木敏幸社長と、独ポルシェのデトレフ・フォン・プラーテン氏によってアンベールされる「718ケイマン」。
ポルシェ ジャパンの七五三木敏幸社長と、独ポルシェのデトレフ・フォン・プラーテン氏によってアンベールされる「718ケイマン」。
「718ケイマン」のサイドビュー。外観では特にリアまわりが従来モデルから大きく変化している。
「718ケイマン」のサイドビュー。外観では特にリアまわりが従来モデルから大きく変化している。
「718ケイマン」のインテリア。基本的な意匠は先にデビューした「718ボクスター」と共通。
「718ケイマン」のインテリア。基本的な意匠は先にデビューした「718ボクスター」と共通。
ポルシェ伝統の、ヘッドレスト一体型のスポーツシートが装備される。
ポルシェ伝統の、ヘッドレスト一体型のスポーツシートが装備される。
リアの黒いガーニッシュにあしらわれた「PORSCHE」のロゴ。
リアの黒いガーニッシュにあしらわれた「PORSCHE」のロゴ。

■モデルチェンジして第4世代へ

モデルチェンジし第4世代となった718ケイマン。一見大きく変更されたと思われないかもしれないが、開発コードが「981」から「982」に変更されたことからも分かるとおり、ポルシェとしてはフェイスリフトではなく、フルモデルチェンジという扱いである。
また、その開発は先に発表された「718ボクスター」と同時に進行。位置づけとしては718シリーズの中のケイマン(クーペ)とボクスター(オープン)となり、従来モデルからの変更内容もすべてボクスターに準じている。

今回の大きなポイントは、エンジンが6気筒から4気筒に変更されたこと。デザインもキープコンセプトながら、リアを中心に大きく変化した。ポルシェ ジャパン広報室マネージャーの木内洋治氏によると、「デザイナーいわく、フロントウィンドウ、Aピラー、フロントフード以外は全部変更した」という。特にリアまわりでは、ブレーキライトが4灯式になり、その間を黒のガーニッシュが結ぶ。そこに立体的に「PORSCHE」というロゴが入った点が新しい。木内氏も「かなりインパクトのあるデザインになった」と述べるように、ガジェット感を覚える仕上がりだ。これは、718というシリーズをこれから作っていくうえで、質感の向上を目指した一例である。

■ケイマンとボクスターの関係

エンジンも718ボクスターと同一だ。これまでケイマンとボクスターでは必ず10psの差があった(例えば先代ボクスターGTSは330psに対し、「ケイマンGTS」は340ps)。それが今回からは同じ(「ケイマン」「ボクスター」は300ps、「ケイマンS」「ボクスターS」は350ps)になった。なぜこれまで差があったのか、木内氏によると、「ボクスターの方がベースモデル的な扱いで、そこからケイマンを作った。従ってクーペのケイマンの方が値段も高く、より上級車という扱いだったことから馬力も10ps多かったのだ」と述べる。

しかし、今回は前述の通り718シリーズのクーペとカブリオレという位置づけであることから、馬力に差をつける必要がなくなった。さらに、価格もこれまではケイマンの方が高かったが、今回からボクスターの方が高くなったこともそれが理由である。

そのほかの特徴について木内氏は、「足まわりの剛性が上がるとともに、リアホイールのリムが0.5インチワイド化され、リアの安定感が増したことが挙げられる。さらにエンジンは4気筒だが、馬力が上がっているので、パフォーマンスは996世代の『911ターボ』と同じくらいだろう。つまり、ものすごくスポーティーなハイパフォーマンスカーになったと思う」とコメントした。

718ケイマンの価格は以下の通り。
・718ケイマン(6MT):619万円
718ケイマン(7PDK):671万4000円
・718ケイマンS(6MT):813万円
・718ケイマンS(7PDK):865万4000円

(文と写真=内田俊一

→「ポルシェ718ボクスター」の詳しい写真はこちら

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