The World of Ultimate SUV

メニューを表示

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

INTERVIEW

ロボットデザインの第一人者が語る
ヴェラールの衝撃

デザイナーの思い そのままに

コンセプトカーの鮮度が失われていない

そして高橋さんは、「屋根の感じも古いアメ車のチョップドルーフみたいですね」という感想を述べた。
チョップドルーフとは、車高を低くするためにピラーの一部を切り取って、屋根を溶接するカスタマイズの手法だ。言われてみると確かに、ルーフのラインも個性的で、デザインした人のこだわりが伝わってくる。

天地に薄いガラスエリアが目を引くサイドビュー。デザインについては “Reductionism(還元主義)”という理念に基づき、無駄を排除したすっきりとしたイメージが追求された。

「ヴェラールを見て思うのは、コンセプトカーってこういう風にこだわってデザインしてモーターショーに出展するよな、ということです。でもクルマでも家電でもロボットでも同じですが、市販に近づくにつれてカッコよかったデザインがだんだんとカッコ悪くなってしまう。いろんな人がよかれと思ってブラッシュアップするために口を出すんだけど、次第に初期のコンセプトやデザインの鮮度が失われていく。でもヴェラールの場合は鮮度を保ったままプロダクトまで持ってきているので、そこに感心します」

高橋さんは、自身でロボットを開発する時には、基本的にはひとりで手を動かしてプロトタイプを完成させ、量産化も自身でコントロールする。製造・営業・経営それぞれの部門の意見を、言われたままに反映すると、こぢんまりと退屈な製品になってしまうのだという。

リアまわりでは、大きく傾斜した太いCピラーや、ボディーサイドに回りこんだ横長のテールランプ、テールゲートを横一文字に横断するガーニッシュなどが特徴として挙げられる。

「メーカーと仕事をする時も、僕はしつこく最後まで口を出します。パッケージングからプロモーションのビデオまで、とにかくうるさく関与します。それはかなり難しい仕事です。だからランドローバーという大きな組織の中で、多くの部門が関わりながらもヴェラールがこの形を維持できたのはすごいことなんです。社内の体制がどうなっているのか、そこにもとても興味があります」

テールゲートに備わる「VELAR」のロゴと、グレードを示す「P380 SE」のバッジ。多彩なラインナップもヴェラールの特徴で、実に33種類もの仕様が用意されている。
天地に薄いガラスエリアが目を引くサイドビュー。デザインについては “Reductionism(還元主義)”という理念に基づき、無駄を排除したすっきりとしたイメージが追求された。
リアまわりでは、大きく傾斜した太いCピラーや、ボディーサイドに回りこんだ横長のテールランプ、テールゲートを横一文字に横断するガーニッシュなどが特徴として挙げられる。
テールゲートに備わる「VELAR」のロゴと、グレードを示す「P380 SE」のバッジ。多彩なラインナップもヴェラールの特徴で、実に33種類もの仕様が用意されている。

DEALER INFORMATION

キャンペーンやイベント
スペシャルファイナンスについてはこちら

レンジローバー最新モデルの
詳しい情報を紹介