歴代ロータスが激走! 「ジャパン・ロータスデー2017」の会場から
2017.04.04 画像・写真2017年4月2日、静岡県小山町の富士スピードウェイで「ジャパン・ロータスデー2017」が開催された。これはロータスの輸入元であるエルシーアイが主催する、ロータス愛好家のための公式イベントである。2009年に始まり、途中東日本大震災による中止などを挟んで6回目となる今回は、500台以上の新旧ロータスが集まった。走りのブランドであるロータス、そして会場がサーキットとなれば、プログラムは当然ながらサーキットランが中心である。先導車付き、ヘルメット着用義務なし、同乗者OKの体験走行から、タイム計測付きのスポーツ走行、ヒストリックマシンのデモランまで、のべ300台近いマシンがメインコースを走った。加えてLOTUS CUP JAPAN、ELISE SUPER TEC、そしてJAE LOTUS 111 CUPという3つのワンメイクレースの第1戦も開催。朝8時からラストのパレードランが終了する午後5時まで、メインコースにはほぼ途切れることなくエキゾーストノートが轟(とどろ)いた。そんな会場から、リポーターの印象に残ったマシンとシーンを紹介しよう。(文と写真=沼田 亨)
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1/28富士スピードウェイのパドックおよびピットには、500台以上の新旧ロータスが集まった。
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2/28パドックではモデル別にパーキング/展示エリアが決められていた。これは初代「ヨーロッパ」のエリア。
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3/28こちらには「エスプリ」が並んでいる。
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4/281台のみ参加していた「エクセル」。1975年に2代目「エリート」の派生モデルとして「エクラ」がデビュー。1982年に廉価版の「エクラ エクセル」が加わり、1985年には単に「エクセル」と名乗るようになった。
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5/28ピット内に設けられたヒストリックミュージアム。1950年代から1990年代までのコンペティションモデルとプロダクションモデル合わせて26台を展示。デモランも行われた。
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6/28パドック内のメインステージ脇に展示された「3イレブン」。311台が限定生産される。
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7/28ステージではトークライブをはじめさまざまなプログラムが行われた。進行役を務めたモータージャーナリストの飯田裕子氏(写真左)と、ゲストドライバーとしても参戦したモータージャーナリスト/レーシングドライバーの桂 伸一氏が登壇して、「ロータス・カルトクイズ」を実施中のひとコマ。
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8/28メインコースにおけるスポーツ走行「ロータス・ヒストリック&ケータハム」を走る、3台の、ケータハムではなくロータスのオリジナル「セブン」。
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9/28縁石を大きく使って1コーナーを行く、黄色ナンバーの付いた「ケータハム・セブン160」。
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10/28ロータス史上唯一のFF車であるコードナンバーM100こと2代目「エラン」。いすゞ製の1.6リッター直4 DOHC 16バルブエンジンを積む。
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11/28「ロータス・クラブマン」と題されたスポーツ走行を走る「エキシージS」。テールウイング両端に描かれたユニオンジャックがポイント。
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12/28こちらは鮮やかなブルーに塗られた「エヴォーラ」。
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13/281993年のルマンにも参戦したホモロゲーションモデルの「エスプリ スポーツ300」。
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14/28大胆なモディファイが加えられた「フェイズ1 エリーゼ」。
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15/28年間6戦開催されるロータスのワンメイクレースであるLOTUS CUP JAPANの、第1戦(特別戦)決勝のスタートシーン。
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16/28ゲスト参戦した現役SUPER GTドライバーの中山友貴選手を抑えてトップを快走、LOTUS CUP JAPAN第1戦を制した「エキシージ スポーツ350」。
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17/28LOTUS CUP JAPAN第1戦で、2位に入ったゲストドライバーの中山友貴選手に次いで、終始激しい3位争いを展開した2台の「エキシージS(V6)」。
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18/28全26台が参戦したJAE LOTUS 111 CUP第1戦で、ブッちぎりでポール・トゥ・フィニッシュを飾った「フェイズ2 エキシージS」。
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19/28JAE LOTUS 111 CUP第1戦のラストラップで、2位を争う双子のような「フェイズ3 エリーゼS」。
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20/28JAE LOTUS 111 CUP第1戦より、牙をむいた表情が印象的だった「フェイズ2 エリーゼ111R」。
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21/28JAE LOTUS 111 CUP第1戦より、SUNOCO(SUN OIL COMPANY)カラーに塗られた「フェイズ2 211NA」。
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22/281957年製の「11」を先頭にデモランを行う、ヒストリックミュージアムの展示車両。
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23/28ロータス初のミドシップマシンだった1960年「18」。同じ車体に1リッターエンジンを積んだFJ(後のF3)から1.5リッターのF2、そして2.5リッターを積んだトップカテゴリーのF1まで存在した。
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24/28モータースポーツの世界にスポンサーカラーを導入したロータスの、最初のスポンサーとなったタバコメーカーであるゴールドリーフのカラーをまとった1969年「59」。搭載エンジンによってFF(フォーミュラフォード)からF3、F2などを戦った。
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25/28これもゴールドリーフカラーに塗られた1967年「47GT」。見た目は「ヨーロッパ」(タイプ46)とほぼ同じだが、リアサスペンションが変更され、1.6リッターのロータスツインカムを積んだコンペティションマシンである。
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26/28タイプ28のコードナンバーを持つ1964年「コーティナ・ロータスMk1 Sr1」。平凡なファミリーサルーンだった「フォード・コーティナ」のボディーを軽量化し、ロータス設計のサスペンションを備え、「エラン」と同じ1.6リッターのロータスツインカムを積んだスポーツサルーン。
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27/28タイプ26こと1963年「エランS1」。1960年代を代表する傑作スポーツカーであるエランの、円形2連テールランプを持つ「シリーズ1」である。
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28/28ジウジアーロの手になるシャープなウエッジシェイプが特徴的な、1987年「エスプリS3ターボHC」。