「第57回全日本模型ホビーショー」の会場から(前編)
2017.10.06 画像・写真2017年9月29日から10月1日の3日間、日本プラモデル工業協同組合主催の「第57回全日本模型ホビーショー」が東京都江東区の東京ビッグサイトで開かれた。これは春の「静岡ホビーショー」と並ぶ模型ファンにはおなじみの秋の恒例イベントで、今回は計77社が出展した。例年どおりモデルカーのなかから、前編はダイキャストやレジン製の完成品、いわゆるミニカーの新製品を中心に紹介しよう。(文と写真=沼田 亨)
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1/28トミカリミテッドヴィンテージの、いわゆるトミカサイズである1/64スケールのダイキャスト製ミニカーの新製品。リアのホイールアーチが大きいことから、通称ハコスカこと3代目「スカイライン」の「2000GT-R」(PGC10)のようだが、ポイントはホイールキャップを装着していること。1968年の東京モーターショーに「スカイライン2000GT R380エンジン搭載車」の名で参考出品されたPGC10のプロトタイプなのである。価格は2800円(税別、以下同)で2017年11月発売予定。
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2/28トミカリミテッドヴィンテージの「ダットサン・ブルーバード1600 SSS」(P510)のワークスラリーカー。右が石原裕次郎主演の映画『栄光への5000キロ』仕様で、5800円で2017年11月発売予定。左が1970年サファリラリー優勝車で、価格・発売時期ともに未定。
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3/28トミカリミテッドヴィンテージNEO(NEOは70年代以降のモデルが対象)の型式名C230こと3代目「日産ローレル」。上が円形ヘッドライトの前期型「セダン2000GL-6」で、下が角形ヘッドライトの後期型「セダン2000SGL-E」。発売予定は前期が2017年11月、後期が同年12月。価格はいずれも2300円。
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4/28トミカリミテッドヴィンテージNEOの「ダットサン200SXカスタム ロードスター」。型式名S110こと3代目「日産シルビア」の北米輸出仕様を現地でオープン化したモデル。2500円で2017年12月発売予定。
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5/28トミカリミテッドヴィンテージNEOの「日産プレーリー エステートNV」。初代プレーリーの乗用モデルは発売中だが、これは4ナンバーの商用バン仕様。2300円で2018年1月発売予定。
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6/28トミカリミテッドヴィンテージの「トヨタ・パトロールFS20型」。観音開きドアが特徴の初代「トヨペット・クラウン」のノーズを伸ばして、大型トラックや「ランドクルーザー」用の3.9リッター直6エンジンを積んだ警察/消防用の特別仕様。発売中の警視庁パトカーに加えて、2018年1月に発売予定の大阪府警パトカー(右)と東京消防庁の消防指令車(左)で、価格は2500円。
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7/28トミカリミテッドヴィンテージNEOの型式名EK9こと「ホンダ・シビック タイプR」。前期型(1997年/写真上)と後期型(1999年/下)があり、価格・発売時期ともに未定。
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8/28トミカリミテッドヴィンテージNEOの「マツダ787B」。レナウンチャージカラーの1991年ルマン優勝車(55号車)は発売中だが、これは総合6位となったマツダワークスカラーの18号車。価格・発売時期ともに未定。
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9/28トミカリミテッドヴィンテージNEOの4t積みトラック「日野レンジャーKL545」。価格・発売時期ともに未定。
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10/28テレビドラマ『西部警察』の劇用車である「SUPER Z」。トミーテックが新たに企画した1/43レジン製モデルで、価格・発売時期ともに未定。
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11/28同じく『西部警察』の劇用車である1/43レジン製の「日産ガゼール オープン仕様」。価格・発売時期ともに未定。
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12/281/43レジン製の テレビドラマ『あぶない刑事』の劇用車である「日産レパード アルティマ 港303号(金)」。トミーテックとイグニッションモデルのコラボレーションモデルで、価格は2万5000円。2017年11月発売予定。1/18スケール版や港302号(紺色)もラインナップされている。
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13/28これもトミーテックとイグニッションモデルのコラボレーションモデルである1/18レジン製「リーボック・スカイラインGTS-R」(R31)。2万8000円で2018年4月発売予定。
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14/28トミーテックの1/35「スズキ・キャリイ/日産クリッパー」。プラモデル(組み立てキット)で、価格・発売時期ともに未定。
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15/28超精密ダイキャストモデルをリリースしているドイツはCMC社の1/18「タルボ・ラーゴT150SS Figoni&Falaschi」。歴史に名を残す高級車だけに、モデルカーのつくりも、そして価格も7万9000円と立派。
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16/28京商のオリジナルであるサムライシリーズの1/18レジン製「マツダ・ロードスターRF」。予定価格1万8000円。
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17/28京商が取り扱うミニチャンプスの1/18レジン製「ポルシェ917/20 KAUHSEN/JOEST ルマン1971“ピンクピッグ”」。豚に見立てて精肉の部位の名称が描かれたカラーリングで知られるモデルは、ウェザリング(汚し塗装)が施されている。価格は2万6800円。
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18/28ミニチャンプスの1/18レジン製「アウディ・クワトロ」のラリーカー3連発。いずれも予定価格1万6000円。
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19/28京商が取り扱うオットーモービルの1/18レジン製「オペル・マンタ400グループB」。予定価格1万6500円。
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20/28ホンダ車を中心にマニアックな日本車のレジン製モデルを展開するonemodel(ワンモデル)。JTCC(全日本ツーリングカー選手権)仕様の1/18「ホンダ・アコードCD6」は、価格・発売時期ともに未定。
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21/28同じくonemodelの「ホンダ・シビック タイプR FD2」。右から価格3万2000円の1/18(無限バージョン)、そして1/24、1/43、1/64のプロトタイプと、4つのスケールがそろう予定。最小の1/64でも、室内はシフトレバーまで再現されている。
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22/28「これまでモデルに恵まれなかった日本車をモデル化する」をコンセプトに掲げた、1/43レジン製ハンドメイドミニカーのブランドであるハイ・ストーリー。ルートバンとバン、そしてそれぞれのカラーバリエーションをそろえた初代「マツダ・ボンゴ」の展示にシビれた。
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23/28ハイ・ストーリーの「マツダ・ボンゴ1000バン」。9800円で2017年10月発売予定。「なぜ初期型(800)ではなく、マイナーチェンジ後の1000をモデル化したのか?」との問いには、「取材した実車が1000だったから」とのこと。
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24/28ハイ・ストーリーの「三菱デリカスターワゴン4WD GLXエクシード」。こちらもカラーバリエーション(黒・緑・銀)をそろえ、9800円で2017年11月発売予定。
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25/28ハイ・ストーリーの「スバル・ブラットGL」。「レオーネ」をベースとする輸出専用ピックアップの2代目をモデル化したもので、荷台に設置されたサブシートにはアシストグリップも再現されている。9200円で2017年10月発売予定。
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26/28ハイ・ストーリーの「日産ローレル2000SGX」。型式名C130こと2代目ローレルのセダンだが、グリルの形状から俗に“ガメラ・ローレル”と呼ばれる後期型をモデル化したところがポイント。9800円で2017年11月発売予定。
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27/28ハイ・ストーリーの「プリンス・スカイライン デラックス」。1957年に誕生した初代スカイラインの初期型で、スタイリングの特徴であるテールフィンやエンブレム類なども的確に表現されている。9800円で2017年11月発売予定。
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28/28ハイ・ストーリーの「ホンダ・インテグラSiRII」。丸目4灯の2代目インテグラのクーペ。8800円で2018年発売予定。