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ゴリラにドライブカメラが付いた!
地図がクルマを変える
この冬注目の「使える」ナビ4機種
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パナソニック「ストラーダ」CN-R300WD






ルート探索

おまかせ、有料優先、一般優先、距離優先、ecoの5ルートを同時に探索可能。ひとつの地図でそれぞれのルートを色分けして同時表示してくれるので、それを見比べて好みのルートを選ぶことができるし、全行程一覧で、距離や料金等を見比べながら好みのルートを選ぶこともできる。出発地や経由地、目的地の近くでは、道幅5.5m以下の細街路でもルート探索するから、道が入り組んだ住宅街に目的地があっても、家の目の前まで案内。過去の渋滞情報を統計データ化した渋滞データバンクを収録しているので、それを加味した渋滞考慮ルート探索できるのもありがたい。


道案内





画面に表示されるルート案内は、通常の交差点拡大図のほか、都市高速の入り口を立体的なイラストで表現するハイウェイ入り口案内、高速のジャンクションや出口などを3D表示するハイウェイ分岐図、複雑な交差点をイラストで案内する難交差点拡大図など多彩。通常の交差点拡大図は地図をデジタルズームして表示したような俯瞰(ふかん)のタイプだが、曲がる角の近くにコンビニなどの施設がある場合は拡大図上に施設アイコンを表示するし、右左折専用レーンがあったり車線が複数だったりするとレーンガイドも表示する。合流案内、カーブ案内、事故多発地点など、注意を喚起する案内表示も充実。音声でも注意するよう呼びかけてくれるので安心感がある。。


DSRCで安心ドライブ





R300シリーズはDSRCに対応しており、試乗車にはオプションのDSRC車載機を装備。これがあるとドライブ中にさまざまなインフォメーションが受けられる。合成音声で読み上げる渋滞情報はロボット的で聞き取りにくいのは否めないが、前方に見通しの悪い交差点があると事前に教えてくれたり、これから進む先に渋滞、事故車、落下物、工事等があると事前にわかったりするので安心感がある。ITSスポットのインフラ整備も着実に進んでおり、新東名をはじめ新しい高速道路にはこれまでのVICS用電波ビーコンが設置されないこともあって、いずれはDSRC車載機を導入せざるを得ない状況になりそう。



渋滞データバンク利用のルート探索
けっこう賢いかも!?


スタート地点は東京・府中。土地勘がない方はGoogleマップ等で見て欲しいが、東京競馬場と味の素スタジアムを直線で結んだ中間点あたりがスタート地点である。僕は土地勘がないわけではないので、当然カーナビでルートを探索すると同時に自分なりに頭の中でルートを思い描く。ところが今回、カーナビが探索したルートは、僕が思い描いていたルートとまったく違う。頭で考えたのは、一度、高速で都内に向かい、横浜横須賀道路を通って江ノ島に向かうか、もしくはやはり都内に向かい第三京浜〜横浜新道を通って江ノ島へ向かうルート。いずれにせよ一度、高速を使って都内に戻ってから江ノ島を目指すルートである。帰ってからGoogleマップでルート検索してみても、やはり都内に戻り第三京浜〜横浜新道ルートを探索した。一方、カーナビが推奨ルートとして探索したのは、一般道をしばらく南下して川崎ICから第三京浜に乗るルートである。しかも、到着予想時刻が異常に早い。「ホント?」と思いつつ、カーナビのルートに従ってみた。

すると、なんと! 最初の到着予想時刻と5分も違わず、江ノ島に着いたのである。今回のR300搭載デモカーにはオプションのDSRC車載機を装着しており、DSRCスポットを通れば渋滞等の情報を拾うことができる。が、今回はDSRCで情報を取得する前に一発で的確なルートを引いた。これは過去の渋滞情報を統計データ化した渋滞データバンクが効いているのだろう。これには正直、驚いた。ストラーダ、やるなぁ、である。

DSRCだが、今回のドライブではさまざまな情報を提供してくれた。前方に見通しが悪い交差点があって、事故の危険性がある場合には、事前に図形情報で注意を喚起するし、これから進む先の状況を画像で教えてくれる箇所もある。また、SAやPAといった施設内の情報を表示する機能もある。もともとETCが付いていて、ナビがVICSに対応していれば、それほど必要性を感じないDSRCだが、目に見える情報量はVICSに比べて多いので、安全性を重視する人には便利なアイテムだろう。今回は近場のドライブだったから、渋滞回避に関してはそれほどDSRCの恩恵を受けていないが、DSRCには広域の渋滞情報を取得できるという強みがあり、長距離ドライブで渋滞を回避する能力は高い。DSRCが取得できる交通情報は、高速道路の合計距離が最大1000km。対してVICSは最大約200kmで、その先に事故が発生して大渋滞があっても事前に渋滞を回避することはしてくれないのだが、DSRCなら可能だ。ロングドライブが多い人なら、DSRCを手に入れておくと便利かもしれない。



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