どこに頼んでも同じだと思っていませんか?
【2025年】車一括査定サイトのおすすめ人気ランキング トップ10

2025.09.02
【2025年】車一括査定サイトのおすすめ人気ランキング  トップ10
クルマを高く売るには、少ない手続きで多くの買取業者に査定してもらえる「車一括査定サイト」が便利です。では、サービスとしてはどんな特徴があり、どのような点に注意すべきなのか? カーライフ・ジャーナリスト 渡辺陽一郎さんの解説を交えつつ、ランキング形式でリポートします。

車一括査定サイト
人気ランキングを見る

執筆:渡辺陽一郎(カーライフ・ジャーナリスト)
執筆・編集:webCG編集部
※アフィリエイト広告を含みます。

1.車一括査定はやめたほうがいいって本当? メリットとデメリット

車一括査定とは

「車一括査定サイト」では、一度の査定依頼手続きで、多くの買取店から見積もり額を得ることができます

オンライン経由なので気軽にオーダーすることができますし、個別に一社ずつ査定の依頼をする必要がないので、時間も手間も省けるのというのが大きな魅力です。

<車一括査定サイトの仕組み>
車一括査定サイトの仕組み

メリット:クルマがより高い価格で売れる

車一括査定サイトを利用することの最大のメリットは、クルマの売却金額のアップです。複数の買取店による査定が行われるため、結果的に、売却額が上がる可能性が高くなります

また、時間的なコストがかからないというのも大きな魅力といえます。まずは、査定に必要なマイカーの情報(メーカー名/車名/年式/走行距離など)をオンラインで入力し、買取店からの連絡を待つだけ。査定の作業も自宅に近い場所で実施してもらえます。

自らの足で複数の買取店を回って査定してもらうことを考えると、はるかに効率的に売却手続きを進めることができるのです。

デメリット:多くの買取店に対応を求められる

一度のオンライン手続きで複数の車買取店から見積もりが得られるというのは、メリットである反面、デメリットもあります

例えば、ちまたでよくいわれる“電話攻撃”。一括査定の後、クルマの買取店から頻繁に電話連絡がくるようになるというのは事実です。1社2社ならまだしも、10社以上ともなると、申し込んだ側にとって大きなストレスにつながります。

だから買取店を決める手もアリ

※webCG読者が選んだ「車買取店 おすすめ人気ランキング トップ10」より

車一括査定のサービスは変わりつつある!

このようなデメリットを解消するため、新しい取り組みをはじめたサービスがあります。

例えばユーカーパックは、査定が1回で、かつ連絡先もユーカーパックのみ。何社もやりとりせずに済むといったメリットがあるといいます。いわゆるwebオークション方式です。

 

ユーカーパック
公式サイトへ



 

またMOTAは、査定額の高かった上位3社のみがユーザーと電話で交渉できる仕組みとすることでユーザーが対応する負担を減らしました。その点、サービス利用者の「電話対応が少なくて済むことに満足できた」というクチコミが見られます。

MOTA概要

MOTAのクチコミ・評判

以前、一括査定サービスを利用した際は1週間以上電話がなり続けたのだが、そのようなこともなくとても使いやすかった。査定額にも満足できたので、次回があれば次回もMOTAを利用したいと思った。 ※MOTA口コミより引用。

 

このように、買取金額だけでなく取引のスムーズさも重要な要素となってきています。

MOTA(モータ)
公式サイトへ

2.車一括査定サイトを選ぶ際のポイントは?

さまざまな車一括査定サイトがあるなかで、どのサイトを選べば最も満足できるのか? 以下の点をチェックしたうえで、まずは一括査定を行う“ベストなサイト”を決めましょう

  • どのような査定方法なのか?
  • 査定店舗の数は十分か?
  • 同時に査定してもらえる件数は?
  • 利用上の便利さ・快適性は?
  • 安心・信頼して使えるか?

ここからは特徴の異なる車一括査定サイトを比較しながら説明していきます。

  カーセンサー MOTA ナビクル
査定方法 一括問い合わせ
webオークション
どちらか選択
事前査定方式 一括問い合わせ
査定店舗数 738店 1572店 2591店
最大査定数 30社 20社 10社
査定申込後 - 最短3時間で
金額提示
すぐに
買取相場がわかる
査定会社選択
最大3社
連絡手段 電話
メール
電話
オンライン
電話
メール
JPUC加盟
利用実績 非公開 月間4.9万件 540万件以上
詳しく見る 公式サイト 公式サイト 公式サイト

※1 買取店舗一覧ページ(カーセンサー/MOTA/ナビクル)にて2025年5月に確認
※2 利用実績は2025年5月時点で公式サイトに記載されている情報を掲載

 

車一括査定サイト
人気ランキングを見る

その1.どのような査定方法なのか?

「一括問い合わせ」か、「webオークション」か、あるいはその両方に対応している「事前査定方式」を選ぶのか。事前に検討が必要になります。ここでは、それぞれの特徴について解説していきます。

  カーセンサー MOTA ナビクル
査定方法 一括問い合わせ
webオークション
どちらか選択
事前査定方式 一括問い合わせ
詳しく見る 公式サイト 公式サイト 公式サイト
 

一括問い合わせ

一括で見積もりを取る方法には、「複数の買取業者から同時に電話がかかってくる」というデメリットがあります。しかし、アピールポイントがある場合は、直接買取業者に説明することで先方の理解が得られ、査定アップにつながる可能性もあります。

例:カーセンサーナビクル

webオークション

複数の買取業者の入札において最高値をつけた業者を教えてくれます。複数の買取業者からの電話・交渉がないので、手間をかけずに売れるのが大きなメリットです。

例:カーセンサーユーカーパック

事前査定方式(一括問い合わせ&webオークション)

「一括問い合わせ」と「webオークション」の両方にまたがるサービスです。まずはwebオークションをかけることで高額査定の買取業者を絞り込み、その後は本人が交渉できる点がメリットです。例えば、MOTAでは、査定額の高かった3社を紹介し、利用者は買取業者と直接交渉できるようになります。

例:MOTA

その2.査定店舗の数は?

  カーセンサー MOTA ナビクル
査定店舗数 738店 1532店 2591店
利用実績 非公開 月間4.9万件 540万件以上
詳しく見る 公式サイト 公式サイト 公式サイト
 

競争の原理からいって、提携する買取店の数が多いサイトほど、クルマの買取価格は高くなる傾向があります。それにともない、売買の成約件数も多くなる。それだけにこの数字には注目する必要があるのです。

表を見てのとおり、カーセンサーやMOTA、ナビクルは査定する店舗数が多く、なかでもナビクルの数字が目を引きます。またこの3社は、ユーザー側が査定してほしい会社を選べる「業者選択」機能を用意しています。

その3.同時に査定できる件数は?

  カーセンサー MOTA ナビクル
最大査定数 30社 20社 10社
査定会社選択
(最大3社)
詳しく見る 公式サイト 公式サイト 公式サイト
 

「クルマの一括査定」とはいうものの、それぞれのサービスにおいて同時に査定できる事業者数には限りがあります。当然、その数が多いほど比較・検討の幅が広がりより高い査定額で売却できる可能性も高まるため、“同時査定可能件数”はチェックしておくに越したことはないのです。

その4.サービス利用上の便利さ・快適性

  カーセンサー MOTA ナビクル
査定会社選択
最大3社
連絡手段 電話
メール
電話
オンライン
電話
メール
査定申込後 - 最短3時間で
金額提示
すぐに
買取相場がわかる
詳しく見る 公式サイト 公式サイト 公式サイト
 

「ネットでクルマの買取・一括査定を申し込んだら、営業の電話がやまなくなった」など、サービスの利用により思いがけず不快な思いをしたり疲れたりということは、極力避けたいものです。そのためにも、各社の具体的な連絡手段や、ユーザーのクチコミもしっかりチェックしておきましょう。

その5.安心・信頼して使えるかどうか

  カーセンサー MOTA ナビクル
JPUC加盟
詳しく見る 公式サイト 公式サイト 公式サイト

皆さまのなかには、初めて一括査定サイトを使われる方もいらっしゃるでしょう。そもそも利用しようとしている会社やサービスが信用に足るものなのか、不安を覚えるのも無理はありません。その点、「JPUC(日本自動車購入協会)」に加入しているかどうかは、ひとつの判断材料になることでしょう。

同協会は、「顧客への不当な勧誘を防止し、一般消費者による自主的かつ合理的な選択、および一般消費者が安心かつ安全に契約できる環境を提供することで、自動車の取引の公正化を図る」ことを目的に、2014年に設立された組織です。

3.車一括査定サイトおすすめランキング

【1位】カーセンサー

1位:カーセンサー
カーセンサーの特徴
  • 最大30社に査定の依頼が可能。つまり、少ない手間で多くの査定額が得られる
  • 多数の査定会社の同時査定により、価格の比較がしやすい。結果的に、より高い買取価格の提示が期待できる。
  • 平日以外(土・日)も査定日として指定できる。

カーセンサー
公式サイトへ

カーライフ・ジャーナリスト 渡辺陽一郎

カーライフ・ジャーナリスト 渡辺陽一郎さんからのコメント

カーセンサーの一括査定サービスのメリットは、最大査定数が30社に達することです。今はさまざまな買取店があり、それぞれが異なるニーズと基準に基づいて査定しています。そうなると、売却したい車両のカテゴリーや車種に強い魅力を感じてくれる買取店の査定が受けられた場合には、査定額も高まります。なるべく多くの査定を受けられることが、高値で売却するためのコツなのです。

またカーセンサーであれば、提携している買取店のなかから、実際に査定してほしい相手を選べる選択機能も備わっています。好みの買取店がある場合は、積極的に選択することも可能です。これは効率を追求した一括査定サイトと、自分で売却する買取店を見つける方法の「いいとこ取り」ともいえるでしょう。つまりカーセンサーは、いろいろな売却方法を自分で選択したいユーザーにも適しています。

このほかカーセンサーでは、連絡方法について電話とメールを選ぶことができ、なおかつ連絡時間を指定できることも特徴です。多忙なユーザーにもピッタリなサービスを提供しています。

カーセンサー
公式サイトへ

【2位】MOTA(モータ)

2位:MOTA(モータ)
MOTA(モータ)の特徴
  • 一括査定のオンライン申し込みは「所要時間45秒」をうたう簡単手続き
  • 査定額は、現車確認後ではなく、一括査定申し込みの翌日18時に提示される。
  • 査定額は最大20社の競い合いの結果、開示される。このうち、査定額の高かった上位3社のみがユーザーと電話で交渉できる仕組みであるため、利用者の個人情報伝達や電話対応が少なくて済む。

MOTA(モータ)
公式サイトへ

カーライフ・ジャーナリスト 渡辺陽一郎

カーライフ・ジャーナリスト 渡辺陽一郎さんからのコメント

MOTAの車買取サービスは、最大査定数を20社としています。そして買取店を「高額査定を行った3社」に絞るため、商談回数も少なく抑えられます。ユーザーにとって煩わしさが解消され、時間の節約にもなります。つまりMOTAは、高額で買い取る会社だけを相手にして、短時間で効率の良い商談をしたいユーザーにも適しています。

基本的には買取店を高額査定の3社に絞りますが、4社目を追加することも可能です。必ずしも3社に限定するわけではありません。ユーザーの希望に合わせる自由度も持たせています。

またMOTAのサービスでは、提携している査定店舗数が1404店と多く、さまざまな買取店から、好条件の査定を受けることが可能です。連絡手段は、電話とウェブサイトで行われ、申し込んだ翌日の18時には査定額がわかります。ウェブサイトを使って査定額を確認することも可能ですから、夜間などの空いた時間に査定額のチェックや検討をしたいユーザーにも適しています、MOTAは多忙なユーザーを含めて、効率を重視する売却にも適しています。

MOTA(モータ)
公式サイトへ

【3位】carview(カービュー)

3位:carview(カービュー)
carview(カービュー)の特徴
  • 一度のオンライン申し込みで最大10社の買取店に査定を申し込むことができる。まずは多くの会社からオンライン査定をもらったうえで、その結果をもとに2~3社に絞り込んで直接査定を受ける流れが推奨されている。
  • オンラインでの申し込み後、すぐに買取額の相場がわかる
  • 2024年4月からは、MOTAとの連携がスタート。同社の「事前査定方式による一括査定サービス」を活用し、ユーザーの簡単・安心な車買取をサポートする。

カービュー
公式サイトへ

カーライフ・ジャーナリスト 渡辺陽一郎

カーライフ・ジャーナリスト 渡辺陽一郎さんからのコメント

カービューの一番の特徴は、最大10社の査定額を無料で比較して、売却したい愛車の“最高査定額”がわかるという点です。最低額との比較も行えるため、平均的な査定額がどの程度で、最高額がどのくらい上乗せされているのか、といったことも把握できます。10社の選定については、ユーザーが自分の希望に合った業者を選ぶことが可能です。

査定を気軽に受けられるということもカービューの特徴のひとつです。カービューのインターネットサイトで、メーカー名/モデル名/年式/走行距離などの情報を入力すると、45秒で査定額の概算を知ることができます。業者を自分で選び、迅速に査定を受けたいユーザーに適しています。

その後、登録したメールアドレス宛てに確認メールが送られ、買取業者から2日以内に電話またはメールでの連絡があります。そして愛車の相場情報が伝えられ、出張査定などの案内が行われるという流れです。

カービューについては、売買の実績も注目すべきポイント。累計500万人以上のユーザーがカービューを利用しています。買取実績が多ければ、流通コストが低減され、買取額の上乗せに充当されます。つまり、買取額がさらに高まることが期待できるのです。

カービュー
公式サイトへ

【4位】ナビクル

4位:ナビクル
ナビクルの特徴
  • 一括査定の申し込み後、すぐに買取相場の情報が通知されるため、車買取店の査定額と比較したうえで売却を検討できる。
  • 過去のサービス利用者の口コミを確認したうえで、全国の買取店のうち自宅近くの買取店に依頼できる
  • 故障して処分したいクルマや不動車などの査定も、一括査定と同時に行える。

ナビクル
公式サイトへ

カーライフ・ジャーナリスト 渡辺陽一郎

カーライフ・ジャーナリスト 渡辺陽一郎さんからのコメント

ナビクルでは、申し込みを行った後で、すぐに買い取りの概算価格がわかります。この金額は、一定の幅を持たせた相場になりますから、その後で通知される個別の買取店による自分の車両の査定額と照合できます。つまり、自分の車両の価値が、相場のなかで、どのあたりに位置づけられるかが客観的にわかるのです。従ってナビクルは、相場と自車の価値を多角的かつ正確に知りたいユーザーに適しているといえます。

また査定業者としての利用実績は、業界でトップとされています。JPUC(一般社団法人日本自動車購入協会)にも加盟しているため、安心感も高いです。ナビクルでは、JPUCによるウェブサイトの監修も受けています。

このようにナビクルは、一般的な相場を把握したうえで所有車の買取価格がわかるということも含めて、安心感を持ちながら売却したいユーザーにピッタリでしょう。

ナビクル
公式サイトへ

【5位】ズバット車買取

5位:ズバット車買取
ズバット車買取の特徴
  • 一括査定のオンライン申し込みは「所要時間32秒」をうたう簡単手続き。
  • 中古車の査定相場と買取トレンドを専門家が解説してくれる。
  • 最大4社の査定を無料で受けられる

ズバット車買取
公式サイトへ

カーライフ・ジャーナリスト 渡辺陽一郎

カーライフ・ジャーナリスト 渡辺陽一郎さんからのコメント

ズバット車買取で注目すべきは、査定を簡単に受けられることです。うたわれている最短時間は32秒。ごく短時間で査定の概算を知ることができます。査定額の算出は、中古車のオークションデータをベースに、ズバット車買取が独自に行っています。そのために査定相場を正確に把握できます。

全国302社が参加しているというのもポイントのひとつ。大手から地元密着型で商売をしている買取業者まで、大規模のネットワークがあるのです。業者が買い取る車両に対するニーズはそれぞれ異なるため、ネットワークの規模が大きければ、高額での査定も受けやすくなります。

このような方法で高額査定を実施しているズバット車買取には、累計300万人以上の利用実績があります。困った時に相談できるカスタマーサポートチームもあり、好条件の売却を安心して行いたいユーザーに適しています。

ズバット車買取
公式サイトへ

【6位】ユーカーパック

6位:ユーカーパック
ユーカーパックの特徴
  • クルマの査定は1回だけ8000店以上が参加するオークション形式で買取価格が決まるため、高値が期待できる
  • 査定後の連絡相手はユーカーパックのみ買取店と直接やりとりする必要がないため、安心感が得られる。
  • 売却決定後の手続きまで、すべて“おまかせ”にできる

ユーカーパック
公式サイトへ

カーライフ・ジャーナリスト 渡辺陽一郎

カーライフ・ジャーナリスト 渡辺陽一郎さんからのコメント

ユーカーパックの特徴は、提携している業者が8000店にも達することです。多くの業者が参加していれば、愛車の購入を希望する業者も増えます。結果的に競争が激しくなり、高い金額による売却も可能になります。

ユーザーがインターネットを使って申し込むと、愛車の買取額の相場も速やかにわかります。またユーカーパックのホームページには、主力車種の相場表も掲載されており、申し込みをしなくても愛車の売却額の概算をチェックできます。

このようにユーカーパックは、複数の買取業者を相手にする手間を省きたい多忙なユーザーにピッタリです。万一、最低売却価格に達しなかった場合でもキャンセル料は発生しません。出費を抑えたいユーザーにも適しているといえるでしょう。さらに個人情報保護の観点から、複数の買取業者に自分の連絡先を知らせたくないユーザーにも向いています。

ユーカーパックでは、ユーザーへの連絡方法も特徴的です。ユーザーへの連絡を個々の査定業者が個別に行うのではなく、ユーカーパックが一度だけ伝えるからです。ユーザーがさまざまな買取店と連絡を取り合う必要がないため、商談をシンプルに行うことができ、手間を要しません。

このようにユーカーパックは、複数の買取業者を相手にする手間を省きたい多忙なユーザーにピッタリです。万一、最低売却価格に達しなかった場合でもキャンセル料は発生しません。出費を抑えたいユーザーにも適しているといえるでしょう。さらに個人情報保護の観点から、複数の買取業者に自分の連絡先を知らせたくないユーザーにも向いています。

ユーカーパック
公式サイトへ

【7位】楽天Car車買取

7位:楽天Car車買取
楽天Car車買取の特徴
  • 2000社以上におよぶ全国の業者の競り合い(ネットオークション)により買取価格が決定。競りの様子はリアルタイムで確認できる
  • ネットオークションが買取にいたるまでの中間コストをカット。「他社価格に対する査定額の平均25万円アップ」をうたう。
  • 中古車販売店や陸送会社など複数の業者とのやりとりは楽天が対応してくれる

楽天Car車買取
公式サイトへ

カーライフ・ジャーナリスト 渡辺陽一郎

カーライフ・ジャーナリスト 渡辺陽一郎さんからのコメント

楽天Car車買取は、楽天グループが運営するクルマの買取サービスです。楽天ブランドとあって、参加する中古車販売店は2000社以上にもおよびます。全国の販売店が競い合うため売却額も上がりやすくなっており、楽天Car車買取では「他社の価格よりも平均25万円アップ」の査定額をうたっています(2021年9月において売却額200万円台の場合)。累計出品台数も、4万台を超えています。

ユニークなサービスとしては、インターネットを使ったライブオークションのサービスが挙げられます。これは「愛車の査定額が買取業者の競り合いによって高まる様子をリアルタイムで確認できる」というもので、“愛車の競売”の臨場感を味わえるほか、その場で買取額を把握できるため安心感が得られるというメリットがあります。

なお、オークションの出品手数料、車両の陸送費用、名義変更の手数料、ローン残債の支払代行手数料などは無料ですから、諸費用も抑えられます。手間を掛けず、ライブオークションなどをチェックしながら愛車を売却したいユーザーにはおすすめです。

楽天Car車買取
公式サイトへ

【8位】セルカ

8位:セルカ
セルカの特徴
  • 8,000社以上のバイヤーが登録するオークションサービス。連絡もセルカのみなので、しつこい営業はナシ
  • 中間業者を省くから高く売れる可能性がある。
  • 書類提出のサポートやローン残債の清算などをセルカが行う。
カーライフ・ジャーナリスト 渡辺陽一郎

カーライフ・ジャーナリスト 渡辺陽一郎さんからのコメント

セルカの特徴は、無料の査定を受けた後で、車両をオークション(クルマのセリ市)に出品することです。オークションでは、バイヤーが競り合うことになり、その登録社数は8000社に達します。クルマを買い取る業者が豊富であるがゆえに、売却額も大きくつり上がる可能性が高いのです。そして愛車は最終的に、オークションで最高額を提示したバイヤーに売却されます。

セルカでは、豊富なバイヤーのネットワークがある一方で、一括査定などを行う中間業者はカットされています。オークションに直接出品することで、売却額も高くなる。いわば、産地直送の野菜がお得に買えるのと同じ理由で、利益をユーザーに還元しているのです。

また書類提出のサポート、ローンの残債があった時の精算などもセルカが行うため、安心感も高くなっています。気軽に利用できる業者といえるでしょう。

セルカ 公式サイトへ

【9位】CTN車一括査定

9位:CTN車一括査定
CTN車一括査定の特徴
  • 600社以上の提携業者があり、査定に際しては10社以上の参加が得られる。
  • 査定の結果、紹介されるのは上位3社のみ。そのため利用者は電話ラッシュに悩まされずに済む
  • 独自の審査基準を設け業者を厳選。買取トラブルの防止に努めている。

CTN車一括査定
公式サイトへ

カーライフ・ジャーナリスト 渡辺陽一郎

カーライフ・ジャーナリスト 渡辺陽一郎さんからのコメント

CTN車一括査定では、インターネットによる1回の情報入力で、最大15社の査定を受けられます。この内の上位3社が、ユーザーが売却する車両の査定競争に加わり、互いに競い合いながら買取額を高めていきます。最終的に競争するのは上位3社に限られるため、業者から頻繁に連絡が入って煩わしく感じてしまうなどという心配はありません。

さまざまなクルマの買取ルートがあることもCTN車一括査定の特徴です。処分するのにコストが掛かるような廃車、事故車などの査定も受けられます。ネットワークは全国規模で、提携する業者も600社以上と多いため、大半のユーザーが充実した査定を受けられます。そして自動車業界で15年以上の実績を持つことも、CTN車一括査定の強みといえます。

提携する買取店については、CTN車一括査定が独自の基準を設けており、高価での買い取りとトラブルの発生を防止しています。優良店舗の表彰などを行っているのもポイント。事故車なども含め所有車両を有利な条件で売却して、なおかつ安心感の高いサービスを受けたいユーザーに最適です。

CTN車一括査定
公式サイトへ

【10位】セルトレ

10位:セルトレ
セルトレの特徴
  • クルマの状態を独自機能で診断。国内小売向け・海外輸出向け・廃車の最適な判定を自動で行う。
  • 査定依頼は「29秒で入力完了」をうたう手間要らず。すぐに相場額がわかる。
  • 多種多様な各買取店舗・引取業者と連携。その結果、高値での買い取りが期待できる。
カーライフ・ジャーナリスト 渡辺陽一郎

カーライフ・ジャーナリスト 渡辺陽一郎さんからのコメント

セルトレは、国内における売却に加えて、海外への輸出も行っています。そのために海外市場で人気の高い車種は、国内専門の業者よりも、高く買い取ることが可能です。また流通のネットワークが多岐にわたるため、いわゆる事故車や、洪水などで水没した車両、動かない車両についても引き取ることができます。

なお査定は無料で、希望者は気軽に依頼できます。ウェブサイトにおけるユーザーの入力も簡単で、29秒で完了するといわれています。

入力した後は、相場の金額がすぐにわかるため、仕事などで多忙なユーザーも利用しやすいはずです。売却する相手が見つけにくい時は、セルトレに頼んでみると良いでしょう。

セルトレ 公式サイトへ

4.車一括査定サイトの利用手順

一括査定を依頼してみたいサイトが決まったら、実際にサービスを利用してみましょう。ここでは、その実際の流れを紹介します。

その1.車一括査定サイトで査定を申し込む

車一括査定サイトで必要事項を入力し、査定を申し込みます。以下で紹介しているカーセンサーに限らず、情報は最低限でプルダウン形式のメニューも多いため、容易な作業といえます

カーセンサー申し込み方法

カーセンサー
公式サイトへ

その2.買取店からの連絡を受けて査定スケジュールを決める

オンラインの手続き完了後からさほど間を空けず、買取店からの電話連絡が入るようになります。査定を行う日時や場所を決めるための問い合わせです。

査定については、申込者側で希望する日時・場所を指定できるのが一般的です。一括査定の申し込みに際しては、あらかじめ日時と場所を考えておくと、その後の流れがスムーズになります。

その3.都合のいい時間と場所で査定してもらう

車両の査定は、申込者が希望する日時、および指定する場所に買取店のスタッフが出向いたうえで行われるのが一般的です。査定そのものの所要時間はだいだい1時間程度といわれています。

引っ越しの一括見積もりを依頼したことのある方ならご存じのとおり、競合する複数の買取店に、同じ場所で同時に所有車の査定をしてもらうことも可能です。相見積もりをとり最終的な買取価格を上げるという意味で、有効な手立てといえるでしょう。

その4.それぞれの買取店の査定額を比較

査定額が出そろったら、あとは金額を比較し売却先を決めるだけです。ただ、トラブルを避けよりよい契約を実現するためにも、金額だけでなく、買取店・買取スタッフの対応なども吟味すべきなのは、言うまでもありません。

買取店選びに迷った場合は、webCG読者が選んだ「車買取店 おすすめ人気ランキング トップ10」をご覧ください。

車一括査定サイト
人気ランキングを見る

5.車一括査定で注意すべきこと

買取店からの電話応対が大変

これまでたびたび触れているとおり、車一括査定サイトでオンライン申し込みをすると、ほどなく買取店からのアプローチが始まり、その頻度が多いというのが一般的です。複数の車買取店から多くの査定・見積もりが得られるというメリットがある一方で、それだけ多くの電話問い合わせに応じることになるという、苦労をともなう面もあります

その点、MOTAは満足度が高い傾向にあります。

以前、一括査定サービスを利用した際は1週間以上電話がなり続けたのだが、そのようなこともなくとても使いやすかった。査定額にも満足できたので、次回があれば次回もMOTAを利用したいと思った。(MOTA公式サイトより)

MOTA(モータ)
公式サイトへ

複数の車買取店とのスケジュール調整

実車を前に車買取店に査定してもらうにあたり、その日程を相手側と調整する必要があります。複数の買取店が相手となると、やや面倒な作業になるかもしれません。その点、複数の買取店に対して同じ時刻・場所を指定して同時に査定してもらうというのもひとつの手です。買取価格の競り合いも期待できます。

買取店のクチコミ・評判が気になる場合は、webCG読者が選んだ「車買取店 おすすめ人気ランキング トップ10 |クチコミ・評判の良い店を厳選」をご覧ください。

査定できる車買取店が少ない地域もある

一括査定サービスの目的は、一度の申し込みで多くの車買取店から見積もりがもらえるようになることですが、 地域によってはサイトの提携会社が少なく、結果的に目的が果たせない、という展開もあり得ます。

<参考:地方別 車の買取店舗数>
地域 カーセンサー ナビクル
北海道・東北地方 102 380
関東地方 231 693
中部地方 137 578
近畿地方 160 455
中国・四国地方 47 196
九州・沖縄地方 61 289
詳しく見る 公式サイト 公式サイト

※1 買取店舗一覧ページ(カーセンサー/ナビクル)にて2025年5月に確認

車一括査定サイト
人気ランキングを見る

6.車一括査定についてのよくある質問

ここまでで、車一括査定への理解が深まったでしょうか? あるいは、まだわからないことや不安に思われる点があるかもしれません。ここでは、車一括査定について、一般に多く寄せられる疑問・質問をピックアップしお答えします。

Q.クルマの売却に際しては、どんな書類が必要なのか?

車検や保険の加入などでさまざまな書類が求められるように、車一括査定による車両の売却にも必要な書類があります。具体的には「車検証」「自賠責保険証」「印鑑証明書」などです。先々の手続きをより円滑に進めるためにも、あらかじめ相手の会社に必要書類の確認をしておくことをおすすめします。

必要書類について詳しく知りたい場合は、「5.クルマの買取に必要な書類|車買取店 おすすめ人気ランキング トップ10」をご覧ください。

Q.クルマはきれいにしておいたほうがいい?

査定を受ける車両は、きれいな状態にしておくのがベターです。純粋に「大切に扱われているクルマだ」という印象を与え、査定者の先入観を左右するということもありますが、汚れた状態のクルマですと、傷の見落としによる損害を避けるべく、あらかじめ低い金額で見積もられる恐れもあります。外装・内装ともに、クリーニングしておくに越したことはありません。

Q.クルマに関する話の仕方で査定額は変わってくる?

もちろん、アピール次第で評価額のアップは期待できます。もちろん、実情と異なる過剰アピール、つまりウソは禁物ですが、車両に価値を見いだせる情報があるならば、買取店に積極的に伝えるべきです。整備の状況や修理歴も、「余計なことは言わないほうが……」などということはありません。確かな整備の記録・報告は、多くの場合、信頼=車両の状態の高評価につながることでしょう。

査定額を高くするポイントについて詳しく知りたい場合は、「3.クルマを高く売るには? 高額査定のポイント|車買取店 おすすめ人気ランキング トップ10」をご覧ください。

車一括査定サイト
人気ランキングを見る

7.まとめ

  • 車一括査定サイトを利用し、複数の買取店による査定を受けることにより、売却にかける時間の効率化と、売却額のアップが期待できる
  • 車一括査定にはデメリットもある。一般的には、多くの買取店(の頻繁な電話連絡)への対応を求められることが挙げられる。
  • 査定サイトの選定においては、提携事業者数や同時査定件数のほか、サービス利用上の快適性や信頼性もチェックすることが重要。信頼という点では、「日本自動車購入協会」に加入しているかどうかも、ひとつの判断材料となる。

以上、車一括査定の全体像がおわかりいただけたでしょうか。

オンラインを介した現代的かつ効率的なサービスではありますが、一方で、実際に査定会社からの電話連絡があったり、査定スタッフによる車両のチェックがあったりと、アナログ的な側面もあります。

上記のメリット・デメリット、そして注意点をよく理解したうえで、より満足のいく査定と売却を実現させましょう。

車一括査定サイト ランキング アンケート実施概要

調査対象
webCGのメルマガ会員3万人に対して、ウェブ投票形式でのアンケートを実施(webCG調べ)

調査期間
2025年5月9日~2025年6月5日

回答者数
延べ133人

調査対象サービス
カーセンサー、MOTA(モータ)、ナビクル車査定、ズバット車買取、carview(カービュー)、CTN車一括査定、セルトレ、ユーカーパック、楽天Car車買取、SellCa(セルカ)
※掲載している情報の正確性については万全を期していますが、その内容を保証するものではありません。

車一括査定サイト
人気ランキングを見る

渡辺 陽一郎
渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年間務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向した。「読者の皆さまにけがを負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。特にクルマには、交通事故を発生させる甚大な欠点がある。今はボディーが大きく、後方視界の悪い車種も増えており、必ずしも安全性が向上したとは限らない。常にメーカーや行政と対峙(たいじ)する心を忘れず、お客さまの不利益になることは、迅速かつ正確に報道せねばならない。 従って執筆の対象も、試乗記をはじめとする車両の紹介、メカニズムや装備の解説、価格やグレード構成、買い得な車種やグレードの見分け方、リセールバリュー、値引き、保険、税金、取り締まりなど、カーライフに関する全般の事柄に及ぶ。クルマ好きの視点から、ヒストリー関連の執筆も手がけている。

webCG 編集部
webCG 編集部

1962年創刊の自動車専門誌『CAR GRAPHIC』のインターネットサイトとして、1998年6月にオープンした『webCG』。ニューモデル情報はもちろん、プロフェッショナルによる試乗記やクルマにまつわる読み物など、クルマ好きに向けて日々情報を発信中です。