■【コレはゼッタイ!】「アウディ・メトロプロジェクト クワトロ」:都市部に最適な1台
【車両概要】
東京モーターショーでワールドプレミアとなった3ドアハッチバック。1.4リッターのTFSIエンジンをフロントに、30kWのモーターをリアに積むハイブリッドシステムを持つ。名のとおり4WD。
■2年後が待ち遠しい
現行の「A3」よりも小さなモデル、いわゆる「A1」の投入が噂されるアウディが、幕張メッセに送り込んできた全長3910×全幅1750×全高1400mmの2ドア4シーターが「アウディ メトロプロジェクト クワトロ」だ。
都市向けのコンパクトカーという提案だが、単に小さくてスポーティなだけではなく、アウディ(フォルクスワーゲン?)自慢の1.4リッター直噴ターボと電気モーターがそれぞれ前後のタイヤを駆動するパラレルハイブリッドが高性能と低燃費を両立。それを新しいクワトロ(4WD)と位置づけているのも面白い。流行の“プラグインハイブリッド”であり、電気だけで100km走行できるというのは、まさに都会向きのクルマといえる。
2年後にアウディはこのコンセプトを活かしたモデルを市販化すると明言。サイズやデザインだけでなく、電気クワトロ=パラレルハイブリッドもぜひ実現してほしい。
(文=生方聡)
■レトロでないクールなデザインを支持
コンパクトな使い勝手のいいサイズに、フロントエンジン前輪駆動+電気モーターによる後輪駆動を組み合わせたハイブリッドのクワトロというパッケージングで、都市部に最適な1台を提案しているこのクルマ。
まず惹かれたのは、単なる縮小版ではなく新しさと、コンパクトカーならではの個性をしっかりイメージさせるスタイリングだ。本当の意味でプレミアムなコンパクトカーが出現しそうな気配とでもいうのだろうか。僕としては、安直なレトロデザインの復刻版よりも、断然クールなこの方向性こそ支持したい。
このテイストを反映させたコンパクトカー「A1」は2年後に登場の予定。ここからどんなふうに進化していくのか、とても楽しみになってきた。
(文=島下泰久)
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