新型スポーツサルーン、ジャガーXEが日本上陸

2015.06.02 自動車ニュース
「ジャガーXE」。写真は3リッターV6エンジンを搭載する最上級モデル「XE S」。
「ジャガーXE」。写真は3リッターV6エンジンを搭載する最上級モデル「XE S」。

ジャガーの新型スポーツサルーン「XE」が正式デビュー

ジャガー・ランドローバー・ジャパンは2015年6月2日、新型のスポーツサルーン「ジャガーXE」の日本導入を発表。同日に受注を開始した。デリバリーの開始時期は、同年9月以降になる見込み。

フロントまわりは、「XJ」や「XF」に似たデザインが採用されている。
フロントまわりは、「XJ」や「XF」に似たデザインが採用されている。

新型スポーツサルーン、ジャガーXEが日本上陸の画像
「XE」のインテリア。日本に導入されるモデルは全て右ハンドルとなる。
「XE」のインテリア。日本に導入されるモデルは全て右ハンドルとなる。

■「Cクラス」や「3シリーズ」と勝負

エキサイティングなエクステリア、ラグジュアリーなインテリア、そして卓越した乗り心地とハンドリングを兼ね備え、「スポーツサルーンの新定義」とうたったジャガーの新しい中級サルーン、XEの国内導入が正式発表された。
そもそもXEは、2014年春のジュネーブショーで、同年後半からの生産開始が告げられたモデル。同年秋に英本国で大がかりなワールドプレミアイベントを行った後、パリモーターショーで一般公開され、日本国内では早くも特別限定車「XE FIRST EDITION」の予約受注を開始。明けて2015年初頭には「XE ADVANTAGE EDITION」の予約受注を開始した後、ここに至ってようやく正式導入がアナウンスされたわけである。
これらの一連のジャガーの動きは、実質的に1年以上にわたるティーザーキャンペーンとも言える。「メルセデス・ベンツCクラス」や「BMW 3シリーズ」をはじめ強豪がひしめくプレミアムDセグメントに、フォード傘下時代の「Xタイプ」以来、久々の投入となるXEに懸けるジャガーの意気込みが、それだけ大きいということなのだろう。

「長いホイールベースと低いシートポジションによって、完璧なプロポーションとクーペのような流線型のシルエットを実現した」とうたわれるボディーのサイズは、全長4680mm、全幅1850mm、全高1415mmで、ホイールベースは2835mm。2シーターのスポーツカー「Fタイプ」にインスパイアされたフォルムにより、Cd値=0.26というジャガー史上最も優れた空気抵抗係数を誇る。
ジャガーは以前から車体のアルミ化に積極的だったが、XEの新しいモノコックは全体の75%以上がアルミ材で構成され、高剛性と軽量化を両立している。とはいうものの、車重自体はベーシックな「XE ピュア」で1600kgと、ライバルと比べ特に軽いわけではない。

ガソリン仕様の2リッター直4直噴ターボエンジン。
ガソリン仕様の2リッター直4直噴ターボエンジン。
新開発ディーゼルエンジン「インジニウム」。
新開発ディーゼルエンジン「インジニウム」。
エントリーモデル「ピュア」を除き、後席にもシートヒーターがオプション設定される。
エントリーモデル「ピュア」を除き、後席にもシートヒーターがオプション設定される。

新型スポーツサルーン、ジャガーXEが日本上陸の画像

新型スポーツサルーン、ジャガーXEが日本上陸の画像

■ディーゼル車もラインナップ

パワーユニットは、「XE S」が最高出力340psと最大トルク45.9kgmを発生する3リッターV6直噴スーパーチャージャーを搭載。2リッター直4直噴ターボには2種のチューンがあり、「XE ポートフォリオ」には240psと34.7kgm、「XE ピュア」および「XE プレステージ」には200psと32.6kgmをそれぞれ発生するユニットが積まれる。
これら2サイズ3チューンのガソリンエンジンに加えて、XE発表時からの目玉だった新開発の2リッター直4直噴ディーゼルターボも日本市場に導入されることになった。「インジニウム」と呼ばれるオールアルミ製ディーゼルエンジンは、軽量化と効率化を徹底的に追求し、ハイパフォーマンスと極めて高い環境性能(低燃費、CO2低排出量)を両立させたとのことだが、日本仕様のスペックは現時点では未公表。ちなみに欧州仕様では最高出力180ps、最大トルク43.8kgm、CO2排出量は109g/kmである。なお、組み合わされるトランスミッションはすべて8段AT、駆動方式はFRのみで4WDの設定はない。

サスペンションはフロントがダブルウィッシュボーン、リアがインテグラルリンク。ステアリングにはジャガー初となる車速感応式電動パワーステアリングを採用。またコーナリング時のアンダーステアの発生を後輪内側のブレーキ操作で抑えるトルクベクタリング・バイ・ブレーキングも導入された。

安全運転支援システムも充実しており、滑りやすい路面でもステアリング操作のみでドライバーが設定した一定速度(3.6km/h~30km/h)で走行可能なオールサーフェイス・プログレスコントロール(ASPC)、ステレオカメラによる衝突回避・被害軽減システムおよび車線逸脱警告システム、レーザー式ヘッドアップディスプレイ(HUD)などを標準装備。ブレーキとアクセルペダルを操作するだけで縦列駐車、並列駐車および出庫を自動で行うパークアシストもオプション設定されている。

外装色はオプションを含め全18色と豊富に用意されており、アロイホイールが17インチから20インチまで14種類もラインナップされている点も珍しい。

グレードおよび価格は以下の通り。納車はガソリンエンジン搭載モデルからで、2015年9月以降になる予定。

ガソリンエンジン搭載モデル
・XE ピュア:477万円
・XE プレステージ:515万円
・XE ポートフォリオ:642万円
・XE S:769万円

ディーゼルエンジン搭載モデル
・XE ディーゼル ピュア:497万円
・XE ディーゼル プレステージ:535万円
・XE ディーゼル Rスポーツ:549万円

(文=沼田 亨)

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