ケンウッドZ702シリーズ
彩速ナビZ702が可能とする「ハイレゾ再生」とはどんなもの?

2015.12.01 特集
200mmワイドボディーの「MDV-Z702W」
オープン価格(想定価格13万円前後)

ケンウッド「Z702」シリーズ

彩り鮮やかな映像とスマホ並みの操作レスポンスの速さで人気のケンウッド「彩速ナビ」。2015年春登場のモデルは最上位の「Type Z」がハイレゾ音源に対応し、さらに魅力を増した。そんなケンウッド彩速ナビType Zの音の部分を中心に解説する。

一般的な2DINサイズの「MDV-Z702」
オープン価格(想定価格13万円前後)
K2ビット拡張・周波数帯域拡張イメージ図

そもそも「ハイレゾ」って何だ?

とくにオーディオに興味がなくても最近「ハイレゾ」という言葉を耳にした人は多いと思う。オーディオの世界では、ハイレゾ=ハイレゾリューション(高解像度)音源を意味する。
デジタル音源は、サンプリング周波数と量子化ビット数が解像度を表す指標だが、サンプリング周波数44.1kHz・量子化ビット数16bitのCDに対して、ハイレゾ音源はそれ以上の数値で記録されたデジタル音源のことだ。JAITA(電子情報技術産業協会)が定めるハイレゾの定義と日本オーディオ協会の定義が異なるため若干まぎらわしいが、サンプリング周波数96kHz・量子化ビット数24bit以上のデジタル音源のことを「ハイレゾ」音源と考えればいい。

サンプリング周波数とはアナログの音楽振動を、どれくらいの間隔で区切って記録するかを表すもので、44.1kHzだと1秒間を4万4100回に区切って記録するという意味。96kHzだと1秒間を9万6000回に区切る。量子化ビット数は記録する細かさを表すもので、16bitだと2の16乗で約6万5000段階。対して24bitだと2の24乗で約1600万段階だ。当然、サンプリング周波数と量子化ビット数が大きいほど、より幅広い音域や微小な音を記録でき、なおかつ音の強弱も細かく表現できるわけだ。

ハイレゾ音源をイメージするには、JPEGの写真データを思い浮かべればわかりやすいと思う。72dpiなどの解像度が低い写真は、拡大していくとすぐに被写体のエッジがギザギザになってしまうが、同じサイズでも300dpiなら、同じ程度に拡大してもエッジが滑らかなままだったりする。それと同じように、音もサンプリング周波数と量子化ビット数の数字が大きければ、より密度が高く、細かく滑らかな音を記録&再生できるのだ。

ハイレゾを語るとき、20kHzの可聴帯域を超える超高域再生が強調されることが多いが、それはハイレゾのメリットの一部にすぎない。実は音の密度と滑らかさのほうがメリットが大きい。そして最大のメリットはレコーディングスタジオの音と同じクオリティーで楽しめること。実は、レコーディングスタジオではハイレゾで録音しており、CDにするときに44.1kHz/16bitに落としているのだ。ハイレゾなら、よりレコーディング時のクオリティーそのままを再現できるというわけだ。

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