トヨタ、2016年のニュルに新型HVで参戦【東京オートサロン2016】

2016.01.15 自動車ニュース
2016年のニュルブルクリンク24時間耐久レースに参戦する、豊田章男社長(写真中央)率いるTOYOTA GAZOO Racingの面々。

【東京オートサロン2016】トヨタ、2016年のニュルに「C-HRレーシング」で参戦

トヨタ自動車は2016年1月15日、「東京オートサロン2016」の会場でプレスカンファレンスを開催し、同年5月に開催されるニュルブルクリンク24時間耐久レースへの参戦体制を発表した。

オートサロン2016のTOYOTA GAZOO Racingブースに並んだ、歴代のニュル参戦マシン。
ニュルの思い出を語る、豊田社長(写真左)と勝又義信氏。「テストドライバーの成瀬 弘氏が亡くなってから、一段と責任感が増したのか、社長の走りは変わったと思います」とは勝又氏の弁。
2016年のニュル24時間参戦マシン「トヨタC-HRレーシング」のベースとなる、ハイブリッド車「C-HR」。目下開発の最終段階にあり、市販車両は同年3月のジュネーブモーターショーで披露される予定。
「S-FRレーシング コンセプト」。コンパクトなFRスポーツのコンセプトモデルだ。
こちらは「FT-1」。2014年1月のデトロイトモーターショーで初公開された。

■ニューマシン「C-HRレーシング」を投入

トヨタは今年も、オートサロン最大規模となる「TOYOTA GAZOO Racing」ブースを展開。「S-FRレーシング コンセプト」をはじめとするコンセプトモデルや、ラリーカーを含むレーシングカーを出展した。
スペースの多くを占めたのは、同社が2007年から2015年まで毎年参戦を続けてきた、ドイツのニュルブルクリンク24時間耐久レースに関する展示。メッセージボードとともに「LFA」や「86」といった各年の参戦マシンを一列に並べ、モータースポーツにチャレンジし続ける姿勢と、そこからフィードバックされるものづくりに対する情熱をアピールした。

プレスカンファレンスでは、“モリゾウ”のニックネームでレースに参戦してきた豊田章男社長と、社員ドライバーとしてニュルを走った勝又義信氏、いまやチームの顔となったレーシングドライバー木下隆之氏が登壇。
豊田社長が、社内のテストドライバーだった故・成瀬 弘氏の勧めでニュルに参戦した経緯や、初めてニュルを走ったときの興奮を語るなど、トークショーの形でこれまでのチャレンジを振り返った。

カンファレンスの後半では、第44回ニュルブルクリンク24時間耐久レース(2016年5月26日~29日)の参戦体制が発表された。
トヨタにとって10回目となるこのレースには、これまでTOYOTA GAZOO Racingの主力マシンとされてきた「LFA」は投入されず、「もっといいクルマづくり」にチャレンジするニューマシンとして「トヨタC-HRレーシング」が出走する。

これは、現在製品化の最終段階にあるハイブリッドのクロスオーバー「C-HR」を元に開発されたもので、パワーユニットも市販予定車がベース。チーフエンジニアの古場博之氏によれば、このチャレンジはC-HR開発テストの集大成であり、同モデルに採用されている次世代車両技術「TNGA(Toyota New Global Architecture)」の実力を確かめる意味もあるという。
C-HRレーシングのドライバーは、影山正彦氏と佐藤久実氏。このほかTOYOTA GAZOO Racingからは「レクサスRC」(ドライバー:木下隆之、蒲生尚弥)が、TOYOTA GAZOO Racing with TOM'Sのチーム名で「レクサスRC F」(ドライバー:土屋武士、大嶋和也、井口卓人、松井孝允)がエントリーする。

最後は、チーム代表を務める豊田社長があいさつに立ち、「中古車の『アルテッツァ』で初参戦してから、今回のニュルはちょうど10回目。応援、よろしくお願いいたします」と、会を締めくくった。

(webCG 関)

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